虎尾ありあ|福井在宅ライター

福井県坂井エリア在住のフリーライター。ソーシャルやローカルなテーマが得意です。note…

虎尾ありあ|福井在宅ライター

福井県坂井エリア在住のフリーライター。ソーシャルやローカルなテーマが得意です。noteにはエッセイを書いています。ライフワークは畑で野良作業。3歳♀5歳♂の育児中。

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ライター・虎尾ありあのポートフォリオ

ご覧いただきありがとうございます。 福井県坂井市在住のライター 虎尾ありあ(本名)と申します。 福井県を拠点に、インタビューライターとして活動しています。 現在まで450本以上の記事執筆、200件以上の取材をしてきました 「社会や地域を良くしたい」 「地球や環境に配慮したサービスを届けたい」 そんな活動やサービスの"根っこにある想い”を整理して言語化するインタビューを得意としております。 プロフィールや過去に執筆した記事やジャンルを記載します。 プロフィール1988

    • 使っているのは時間じゃなくて命だと思う

      Instagramのストーリーズに新小学1年生の子がいる友人たちの近況が続々アップされる。流れていく画面を指で止め、写真に添えられた母たちのメッセージを読んで逐一涙ぐむ。今週はそんな1週間だった。 大きなランドセルを背負って歩いて出ていく我が子を、友人たちはどんな気持ちで送り出しているんだろう。新しい生活をスタートさせた親子の奮闘記が脳裏に浮かんで、目が潤んでしまう。 わが家の5歳息子は、来年小学生。「小学生になったら、保育園より早く帰ってくるよ」と、母業の先輩たちは口を

      • ネクストゴール

        お手伝いしていたクラウドファンディングの目標達成まで80%を超えたころ、「ネクストゴール設定の準備をしましょう」の件名のメールが届いた。 初めて聞いた言葉だったが、言葉の意味はなんとなく理解できる。目標金額を達成したあとに、当初の設定よりも高い金額を次のゴールに設定できるシステムだ。 まだ支援募集を継続していることをアピールできる、さらなる支援が見込める、運営機関からのメッセージにはそんなメリットが説明されていた。 クラウドファンディングは、期間中に目標に届かなければプ

        • 頼む、話を聞かせてくれ

          「できれば直接話を聞きたいです。家に行ってもいいですか?」仕事のシーンでこんなメッセージを送るのは初めてだ。今日はそんなお話。 友人が新しくお店をオープンすることになり、そのホームページのコピーライティングを任せてもらった。大切な門出をお手伝いできてとてもうれしい。早速オンラインで打ち合わせと取材をしよう、ということになった。 迎えたヒアリング当日、zoomに見知った顔が写って笑顔で取材がスタートする。が、どうにもうまく話が聞き出せない。メモを取るために用意していた紙は白

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        ライター・虎尾ありあのポートフォリオ

          最後の赤字

          3カ月のさとゆみビジネスライティングゼミが、昨日最終講義を迎えた。ビジネスセンターの会議室に、毎週画面越しに見ていた馴染みの顔がずらりと並ぶ。 やっと会えるね。でも、会えたら、終わってしまうね。高揚感とさみしさが混ざって、10数年前に大学を卒業したときと同じような気持ちで仲間のSNSの投稿を見ていた。 桜の花がひとつふたつ咲き始める時期は、どうもセンチメンタルになりやすい。そんな季節に最後の講義があるのは偶然かしら、と思ってしまう。 最終講義では、ゼミ生全員が4分間のプレゼ

          9KBに込める【今日のgood&new】

          サイトのコピーライティングでも、インタビュー記事でも、フリーマガジンの紙面でも、納品するのはWordファイル数ページ。インタビューをして、何時間もコピーに向き合って、完成させたファイルの容量がほんの9KBだったりする。 Wordの文字たちが誰かの目に留まるまでは、デザイン、コーディング、印刷、そのほかのいろいろの工程を経る。何人もの手を通って、数カ月後にリリースされることもある。 色も線も形もない数KBの文字列に、価値を見出してもらえるのは本当にありがたい。画面上では色も

          9KBに込める【今日のgood&new】

          新幹線がやってきた【今日のgood&new】

          「新幹線がやって来る」と初めて聞いたのは前の職場で働いていたときだった。息子を出産して職場復帰したばかりのころで、4年先のおめでたいニュースは忙しい毎日に流れていった。 息子が2歳になるころ、彼はもれなくのりもの好きになり、母親のわたしも車や電車に詳しくなった。絵本やおかあさんといっしょの歌で、「ひかり」や「のぞみ」のほかに、「ドクターイエロー」や「こまち」「はやぶさ」なる車両の存在を初めて認知した。福井に来る新幹線の名が「かがやき」で、青とオレンジの色をしていることもその

          新幹線がやってきた【今日のgood&new】

          4月からのこと【今日のgood&new】

          1月にスタートしたさとゆみビジネスライティングゼミがもうすぐ終わる。カレンダーの〇印は、残り2つ。 先日お世話になっているコンサルタントの女性が「起業につまづく女性はお金の使い方が間違っている。自分の好きなことや不安解消ではなく、お客様のためにお金を使うべき」と話していた。 なるほど。今回のライティングゼミも、「上手く書けるようになりたい」と意気込んで自己投資しだが、それではたしかにベクトルがお客様に向いていない。 ライティングは翻訳だとさとゆみさんは言う。「この話を多く

          4月からのこと【今日のgood&new】

          午前4時のおはよう【今日のgood&new】

          午前4時、顔の周りに生暖かい気配を感じて目を覚ます。目を開けると肌から2cmくらいの超至近距離に愛猫がいる。喉をごろごろ鳴らして、わたしの顔をくんくん嗅いでいる。最近の目覚めはこんな感じ。 愛猫ゆりは抱っこされるのも撫でられるのも好きではないようで、ボディータッチはNG。でも、名前を呼べばこちらに来てくれるし、子どもたちと程よい距離を保ちながら騒がしいリビングで過ごしている。絵に描いたようなツンデレな美猫、ゆり。 そのくせ、早朝にめちゃくちゃデレる。まだ暗いうちに顔のすぐ

          午前4時のおはよう【今日のgood&new】

          きれいな起業女性【今日のgood&new】

          雪予報の寒い日、福井で起業女性のセミナーが開かれた。セミナーに登壇した女性たちは自信に満ちていて、会場にいる多くの人の背中を押した。 自分を見つめて、仲間と鼓舞し合って、何度も失敗して、そのたびに自分をアップデートしてきた。そう話しながら、ステージに立つ女性たちは、うらやましいくらいにきれいだった。 人をうらやましく感じたのは、ひさしぶり。彼女たちとわたしの差分はどこにあるんだろう。新しい問いを抱えて、セミナー会場をあとにした。 起業は、個人がコンテンツになって、社会と

          きれいな起業女性【今日のgood&new】

          ともちゃんになりたい【今日のgood&new】

          今日はわたしのそばにいる素敵な「ともちゃん」の話。 ともちゃんはカメラマン。舞台で一緒に闘ってくれるプロフィールの写真や、ハレの日の思い出を残す1枚を託されている。 友人や仲間の写真もたくさん撮っていて、わたしのプロフィール写真も彼女にお願いした。この春には、新しいフォトスタジオのオープンを控えている。 そのうえグルメインスタグラマーだったり、LGBTQのイベントを主催していたり、いろんな色を持っている。 もうひとりのともちゃんは、畑のプロ。庭や畑にはいつも植物がわさわさ

          ともちゃんになりたい【今日のgood&new】

          あげる方の人生【今日のgood&new】

          まさか自分が「あげる方の人生」を送ることになるとは。ボディメイクがしたいと軽い気持ちで入会したトレーニングジムも3カ月目。 昨日、20キロのバーベルを持ち上げるトレーニングをした。 道具に初めて触れる緊張感と、今まで見る側だった行為をする側になる興奮が相まり、「書く方」の自分が出てきそうになる。 明日のエッセイに書こう、と脳内に収める。集中して。今は「あげる方」なんです。 種目はデッドリフト。床にあるバーベルを掴んで、ひじを後ろに回して、胸を張って、肩甲骨をよせて、前を見

          あげる方の人生【今日のgood&new】

          なごり雪【今日のgood&new】

          「なごり雪は降るときを知ったようです」とコメントが添えられた投稿に、いいね、を送る。3月に入ってもまだ雪がちらつく空を、あたたかいリビングから眺めていた。 窓ガラス越しにスマホのカメラを構えてみるけれど、いいねをしたような写真は撮れそうにもなく、またソファーに座り直す。 雪の写真を撮りたければ、寒さをこらえて外に出なければならない。そんな当たり前のことに気がつく。 白い息を吐きながら、かじかむ指でシャッターを押す人だけが、やわらかい雪の質感や冬特有の静かな風景をカメラにお

          なごり雪【今日のgood&new】

          どうやったら早く書けるか【今日のgood&new】

          「どうやったら早く書けるか」と質問をいただいたので、2年半書いてきた今の見解を書きます。 前提として、完成した原稿の「100点」を知っているのはクライアントさんや編集者さんであって、ライターではない場合がほとんどです。しかも、その「100点」の判断が正しかったかどうかは、文章が世に出てから、いや、おそらく世に出てからもわかりません。 なので、ライターが初稿で出せる点数は自己採点の「暫定80点」がMAX。模範解答がないままに自己採点を続けていても、あまり意味がない(とわたし

          どうやったら早く書けるか【今日のgood&new】

          バナナワニは今日もいる【今日のgood&new】

          「バナナワニは、バナナですか?ワニですか?」 大学1年時の最初の講義で、教授が学生に問いかける。謎掛けのような突然の問いに教室がしんとしたところで、「では、ワニバナナだと、どうでしょう?」と続く。 わたしたちは、隣に座っているまだ出会って数日の同級生と互いの解釈を話し合う。ワニか、バナナか。頭の中を緑や黄色の謎の生き物がウロウロしている。 そのあと教授がどんな話をしたかは忘れてしまったが、わたしは妙なうれしさを感じていた。今日からの4年間、ワニか?バナナか?のような問いを

          バナナワニは今日もいる【今日のgood&new】

          一生懸命寝る【今日のgood&new】

          どうしたら日々のパフォーマンスがあがるか、を改めて考えたところ、まわりまわって「よく寝る」に行きついた。 質の良い睡眠。野球の大谷選手も幼少期からたっぷり眠っているというのを聞いたことがある(情報の出どころは忘れました)。21時に寝て4時に起きれば、7時間眠れて、朝に3時間の猶予が作れる計算。いざ、よく眠らん。 「質の良い睡眠」を掲げて、オレンジ色のランプがつくアロマディフューザーを導入してみた。寝る30分くらい前にスイッチを入れる。部屋の輪郭がぼんやりして、いい雰囲気だ。

          一生懸命寝る【今日のgood&new】