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写真というメディアを考える

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

ピューリツァー賞-写真部門:2014年-ゴールを超えて

ピューリツァー賞-写真部門:2014年-ゴールを超えて

ピューリツァー賞-写真部門:2014年-ゴールを超えて
アメリカのピューリッツァー賞(Pulitzer Prize)の「特集写真部門」の2014年に受賞。

ゴールの向こうへ(BEYOND THE FINISH LINE)by josh haner/ New York Times

ボストン・マラソンで両足を失った青年の一年後 (The New York Times)

Jeff Bauman r

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8月15日:そのイメージと文化の周辺を考える

8月15日:そのイメージと文化の周辺を考える

8月15日、そのイメージと文化の周辺を考える・・・

1945年8月15日は、終戦記念日だ。
まず、誰しもが、戦争をしたい訳がない・・・

戦況悪化の中の特攻手段としてのみに、人間魚雷-回天は製作された。
その人間魚雷-回天は、操縦兵の思想提示手段の自爆テロとは異なる。

Fig.人間魚雷 回天 記念館前 実物大模型

その時点での状況下で、人間魚雷-回天(かいてん)の操縦兵は、国を、国民を守るこ

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写真家ジョン・ゴールドスミスと哲学的側面

写真家ジョン・ゴールドスミスと哲学的側面

写真家ジョン・ゴールドスミス(John Goldsmith)と哲学的側面
ジョン・ゴールドスミス(John Goldsmith,デトロイト生まれ/カナダのドキュメンタリー写真家)
写真の芸術的、教育的、哲学的側面に興味を持つ写真家だ。
そして、コロンビア大学などで定期的に公開講演を行っている。

「ドキュメンタリー写真の人間的および哲学的側面を探求しています。私の写真は、構築された環境に住む人々の

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「焼き場に立つ少年」The Boy Standing by the Crematory

「焼き場に立つ少年」The Boy Standing by the Crematory

ジョー・オダネル(Joe O'Donnell, 1922-2007/米-フォトジャーナリスト)が撮影した「焼き場に立つ少年」(The Boy Standing by the Crematory)

(註)「焼き場に立つ少年」は、この向きが正しい(従来のものは裏焼き)と近年言われている。背中の赤児は、眠っている訳ではない。長崎に起きた事象を強烈にインパクトを与える写真だ。

1945年8月9日午前1

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21stのガーリーフォトの先駆者ヴァレリー・フィリップ

21stのガーリーフォトの先駆者ヴァレリー・フィリップ

21st形のガーリーフォトの先駆者ヴァレリー・フィリップ(Valerie Phillips)

ヴァレリー・フィリップ(Valerie Phillips/アメリカのファッション・フォトグラファー)
ニューヨーク生まれ、そして、現在はロンドンと NY を拠点に活躍するフォトグラファー。
女性同士の共感とともに、踏み込んだ、ティーンの奔放な日常と、健康的なセクシャルに捉えたファッション系のフォトグラフ

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(ART)ガーリーフォトの先駆者:エレイン・コンスタンティンの世界

(ART)ガーリーフォトの先駆者:エレイン・コンスタンティンの世界

ガーリーフォトの先駆者:エレイン・コンスタンティン(Elaine Constantine)の世界
エレイン・コンスタンティン(Elaine Constantine,1965- /イギリスの作家・映画監督・写真家)
若い女性のカラフルで明るいファッションイメージでグローバルに知られる。そして、1990年代に発生した、ガーリーフォトの先駆者とも言われる。

(註)*ガーリー・フォト(Girly pho

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