亜紗木

晴歌雨読。 会社員ののち、独立してしごとと遊びを探っています。 youtube「うたう…

亜紗木

晴歌雨読。 会社員ののち、独立してしごとと遊びを探っています。 youtube「うたう手紙」since2023 軽井沢拠点 since2022

最近の記事

ネコのまま人間社会で生きる

今日、2回目ましての方とランチをしていて言われたこと。 「佐藤さん(私)て猫なんですね」 そうですー! はい、そうです、猫です。 近しい人には何度と言われることはあっても、どちらかというと仕事寄りの知り合ったばかりの人に言われるのは初めて。 そして思った。 会ったばかりの人にそう思われるなら、始めから猫として生きていこう。 一生気ままに生きていくために、 色んな自立能力を鍛えてきたけど、出来ることが増えれば増えるほど、反比例して人と共存していくのが難しくなってきた気

    • お試しは、少量・ちいさく・短く

      同居人のパートナーに、それとなく料理を教えることがある。 チキンの火入れの目安、魚の焼き具合、調味料の足し方。 焼き具合なんかは食べてみて肌感覚を身につけるのが一番だけど、調味料は「小さじ1/3〜半分ずつぐらい」から足していくと伝えてみた。 とにかく少しずつ、少しずつ。 失敗しても良いように、初めてつくるものも少量でつくる。 何なら作り慣れたものも失敗してもいいように、大量には作りすぎない。 私の決断や判断は「突然」に見られることが多いし、 確かにそういう側面も多いけ

      • 遊牧民として生きる

        このところ著作を読んでいた軽井沢病院長の稲葉さんが退任されたらしい。 稲葉先生の「ことばのくすり」は自分の心・体・脳のバランスがどうなんだろう、というときに開く。 毎回新鮮な気持ちで読む。 本当にくすりのように、少しぐらついたときに開く本。 インスタの報告文には、どこかと行き来する生活になるのかも、とあった。 それをみて、今後の自分のことも考えた。 ちょうど昨日、パートナーと「次はどこかなぁ」という話をしていた。 3歳の頃から3-4年ごとに引越しを繰り返している身とし

        • パン屋をやるなら?

          知人がパン屋をやりたいらしく、ここ数日私もパンやパン屋のことを調べている。 確かに美味しかったし、シンプルに経営する側として興味がわいた。 いつか施設or店舗運営をして、併設で飲食も取り入れたいなと思っている。 色々見たところ、 米の消費量は減ってるいけどパンは伸びていて(市場としては最近は横ばい)、特に男女ともに60-70代がパン屋に通う率が高いらしい。 一人暮らしになったり、孤食が増えて、米だと食べるまでにタイムラグがある、そんな時に時間のあるシニアがパン屋に行く姿

        ネコのまま人間社会で生きる

          自分の中でブレないと、世間とはズレる

          ニットをブラッシングしていたら、そういえばそれはこだわりの強い同僚がおすすめしていたものだと思い出した(イギリスのKENT)。 彼は、至って真面目で、こだわりが強く、不器用で天然で、でもツッコミを受けながら一部には愛されるキャラだった。 どれだけ反発を受けようが突っ込まれようが、彼はブレない、気にしない。 数ヶ月に一度とても本質で大切なことを言う。 相方と彼のことを話していて、「むしろ自分に対してブレないから、世間とズレるんだね」となった。 そうかーーーー 確かに

          自分の中でブレないと、世間とはズレる

          人と時空が違うことに気づいた

          以前、人と暮らすのかどうか問題を書いた。 その後、ひょっこり?うっかり?共同生活が始まった。 1週間たって、見えないストレスが溜まっていることに気づいた。 楽しいは楽しい。でも何かが溜まっている。 いろいろ辿っていくと、ペースの違いが一番のストレスだと気づいた。 一番は食事について。 何を食べるか、どうやって作るか、いつ作り/食べ始めるか。 人の分を作るのは何の問題もない。 ただ相手に合わせて食事時間を変えるとか、のんびりした相手の料理を待つとか、私にはとても難しい。

          人と時空が違うことに気づいた

          自分に好かれる意思決定をする

          最近、少しずつ意思決定をしていくゾーンに入っている。 ついつい損得、いやいや好きかどうか。楽しそうか。熱中できそうか。 そもそも軸ってなんだっけ。 「自分に好かれる意思決定をする」 当たり前のことだけど、難しい。 ”自分”というのが脳・心・身体のどれを満たすかで、絶妙に変わる場合がある。 それぞれがそれぞれの主張を展開する。 脳内は、いけてそうな選択を後押ししたり、低リスクを好む。 心は意外と、未知のチャレンジに賭けたがったりする。 身体は、とにかくストレスを溜めな

          自分に好かれる意思決定をする

          30代前半という年齢

          近頃、年齢の話をするのが歓迎されないような気がする。 でも私は知り合うひとの年代を知りたいし、自分も開示する。 単純に、想像しやすくなるからだ。 この年数を経た考え方なんだな、とかこの年代にはこういう価値観があるんだな、とかとか。 先程ふと、早く40歳になりたいかも、と思った。 私はタイトル通り30代前半だ。もうすぐ中盤の、ぎり前半。 2社目に転職した時、私は28歳だった。 周りは30代前半が多く、活きの良い(?)会社の、活きの良い(?)世代。 子どもが生まれたばかり

          30代前半という年齢

          人と一緒に暮らすのかどうか問題

          最近自分ごとも含めて、人と一緒に暮らすことについてよく話している。 身の回りにいるAとB、そして私。 Aは、人と一緒に暮らしたい派。 Bは、完全別居派。 私は、彼らの中間で、年間のうち1人で暮らす時期も2人で暮らす時期もあればいいと思っている(3:2ぐらい)。 それぞれ、通ってきた道が違う。 Aは、長い間病気をしていたこともあり「自分は一人で暮らすのは難しい。たぶんそっちでない」派だ。 助け合いや支え合いを自然にして、他人の弱さも自分の弱さも許す。 Bは、不屈の精神

          人と一緒に暮らすのかどうか問題

          人に出会い続ける、営業の仕事

          Enterprise Salesという大手企業相手の営業をしていました。 営業の仕事を、私は「良さを伝える」仕事、そして「相手を見る」仕事だと捉えています。 勧めるものが良いものだと思っていないと(or思い込んでいないと)そもそも"媒介""伝達"の意味をなさないし、 相手の組織や人を捉えていないと(ニーズ/タイミング/社風)、サービスがハマらないからです。 そして売る以前に、営業はコミュニケーションおよび交渉のプロだとも思っています。 なので何かを売る、クロージングする

          人に出会い続ける、営業の仕事

          しあわせな仕事

          大学3年の時の就活の違和感から、「たのしく働く」ことについてずっと考えていた。 当時の違和感は、一連の就活の流れそのもの以上に、「どうして誰も"はたらくこと"について教えてくれないのだろう」ということだった。 親戚一同企業人で、周りも似たような環境の友人が多く、「大学に行って知名度のある企業に行く」価値観しかなかった。 就活センターの元企業人も、私が志望している業界について「斜陽だ」と一刀両断した。 指導教授は本当に素晴らしい先生で、人生については教えてくれたけど働くこ

          しあわせな仕事

          網をかけられ、かけにいく

          孤独について考えていた今日、 利害関係って意外と大事かもなと思いました。 3年前に組織を離れて以来、ステークホルダーは減り、自分の意思決定は100%自分で出来るようになり、好きな人に好きなタイミングで会いに行く日々。 ずっと煩わしく思っていた不自由から完全に解放され、一見自由を手に入れた気もするけどやっぱりなんか網(セーフティーネット的な)に引っかかっていない気がします。 不安定、とまではいかないけどバランスを取りにくい気がする。 日常的に自分を肉眼で見ているひと、また

          網をかけられ、かけにいく

          キャリアは「構築する」もの?

          友人から久々に連絡がきた。 子育てが落ち着いて、転職することになった。キャリアを再度構築しようかと。同世代で、2人の可愛いkidsのママ。 そうかそうかと思った。 こうやって人生の中で優先度を少しずつ変えていくのかと。 こっちを手当、次はあっち。 なるほどなるほど。 私はといえば、仕事一本の気持ちはなかったけど「バリキャリ」扱いされていた時期があって、「はたらく」を見直したくて会社員を辞めた。 結果見直したのは生き方だった。 今、一番興味があるのはフィンランドで1

          キャリアは「構築する」もの?

          発信は「出すこと」に意味がある

          youtubeのアナリティクスが面白い。 どの作品で登録者が増えたのか、男女比率、年代、平均視聴時間などが分かる。 自分の動画(累計50本)から分かったことは、 ・視聴回数はやはり有名曲のカバーが多い。goodボタンが多いのもそれ ・ただし、登録者がついたのは大体自分の曲か友人の歌のカバー。 ・コメントは弾き語りやシンガーソングライターの先輩的な人のコメントが多くて”応援”の色が強い。次に多いのは声に関するコメント、たまにオリジナル楽曲に対するコメント(嬉しい!!!

          発信は「出すこと」に意味がある

          パブリックなB面

          という何ともキャッチーな言葉に出会った。 人には光と影があって、素直になれる場所が必要だよね、みたいな話をしていた時。 さらけだすのは勇気がいるし相手も求めてない時もあるけど、 「作品」として世にだしたり、抽象・一般化したりするとするっと出せる。 隠してもない、全開でもない。 ワードを無理やり4象限したのこがこちら。 細かい”どうなの?”はぼやぼやさせてください。 つくってみて、人は評価されたり責任を追うことに疲れているのかもしれないと思った。 誰にも評価されな

          パブリックなB面

          「目標達成して意味あるんですか?」と言われたら

          20代の営業は普通にそう聞いてくるらしい。 自分だったら何て答えるかなと思った。 何でだと思う?と聞き返すパターン 株式会社は成長度合いを株主や社会に公表しているから、その指標を追って一緒に利益追求、社会貢献していく、そのための分解指標なんだよ、というパターン うーん?自社目線 継続投資をしてサービスの質を上げ顧客に還元するためには一定の利益が必要で、自分たちは良い商品を顧客に知ってもらうきっかけ作りにすぎない。 その活動量や結果としての指標があって、行動計画があって、

          「目標達成して意味あるんですか?」と言われたら