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この世で生きるって、こういうことなんだなぁ。

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人生いろいろありますね。自分の体験を通して自己対話を繰り返し、試行錯誤をする中で、人生の法則に少しずつ気付いてきました。キャリアコンサルタントの学びを深める中で、多くの裏付けされ… もっと読む
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#母

言わない「言霊」。

声に出した言葉は、魂が宿る「言霊」となる、と言われる。 「音」は空気を震わす振動。喉を震わせ、己の耳から入り、自分以外の誰か、何かに届く振動。届く先に何かしらの影響を与え、現象となって現れる、と言う。 「言霊」となる前はどうだろう。心で思ったこと、が先に在るはずだ。 では音とならない「言霊」は、「霊」=「魂」。 心で思ったことは、「魂」そのものではないだろうか。 先日、娘3が、こんなことを言った。厳密には、ピアノに行く道中に、メールで送ってきた。 「ピアノに行きたくな

「怒られる」を全力で避けてた。

子どものころ、全力で「怒られること」を回避してた。行動指針の半分は、そうだったかも。 怒られるのが嫌で、怒られそうなことをしてしまったら、隠すことに全力を尽くした。 幼児の頃、バスで遊園地に遊びに行った。楽しく遊んだ帰り、お土産屋さんでおもちゃをたくさん見た。キラキラ、ピカピカ、カラフルなおもちゃは、とても魅力的にわたしにアピールしてきた。 帰りのバスに乗ったとき、わたしは右手におもちゃを握ってた。それに気づいたとき、怖くて仕方がなかった。バレると怒られる!と咄嗟に思った

自分を愛する程度にしか他人を愛せない、を考えてみた。

先日の勉強会にて気になった言葉。 「自分を愛する程度にしか他人を愛せない」F・フロム-ライヒマンのこの言葉。自分を愛せない人は、他人を愛することができない、と。 そして、自分を愛せる人は同じ程度で人を愛せる、と。 こんな声が上がった。 「私の知ってる方で、自分大好きな人がいるんですが、自分のことばっかりで、他人を愛しているようにはとても見えないんですけど。この言葉で解釈すると、自分を愛する程度に比例して、人を愛する程度も大きくなるんですよね?どういうことでしょうか?」

通信制高校という選択⑤

「通信制高校という選択④」の続き。 平成31年4月4日。 N高等学校入学式が行われた。 奇しくも平成最後の4月。リスタートにふさわしい節目の年。 その日は家族で旅行をしていた。 入学式がその日だとは知らずに予定していた旅行だった。 ニコニコ動画でLIVE配信されたN高入学式。娘のスマホで移動時間に視聴した。2019年度の新入生は約4000人だとか。入学式にリアル参加しない生徒がニコニコ動画で視聴する入学式では、VRをつけてバーチャルの空間で入学式に参加する生徒たちが整然

才能の見つけ方。

得意なことなんてなーい! 才能なんて何もなーい! 分かんなーい! って思ってるあなた! こういう風に思ってること、無いかな? 「こんなの、みんな当たり前にやってることでしょ」 「こんなの別にできてフツーだし」 って。 その、「みんな」って誰よ? 子どもがおもちゃをねだるとき、「だってみんな持ってるもん!」って言ってるのと同じだからね。 その、あなたが思っている、 「みんな当たり前にやってること」とか、 「できてフツーなこと」が、あなたの才能です! それね、せっか

トラウマが、消えた日。

「トラウマ」。 ー大きな精神的ショックや恐怖が原因で起きる心の傷。精神的外傷。 自覚のあるトラウマ。 自覚のないトラウマ。 トラウマをトラウマとして認識するのは・・・・今。 ずっと、トラウマだと思っていたことがある。 それは、苦く、苦しく、どうしようもない、自分の失敗。 あの時間に戻って、そっくりそのままカットしてしまいたい。 あの時間に自分がやったことが、今の自分を苦しめてる。 大切な人を、たくさん、たくさん、苦しめてしまった。 そして今も、苦しめてる。 そう思ってた

「ルール(約束)」の呪縛

「あなたが会社で活躍するためのルール」にフォーカスできる会社は、本当に強いと思う。 先に「枠」を作り、「枠」に入る人を選んでからのルール作りではなく、「個」にフォーカスし、「個」の活躍重視のルール作りができる会社。 最近、そういう経営者の理念に触れる機会が度々ある。 そしてそういう軸があり、かつ柔軟性のある会社が、折れずに、しなやかに、これから生き残っていくんだな、と感じる。 その考え方って、あらゆる人間関係において基本となることだなって思う。 家庭、学校、会社、社会

子どものチカラと呼吸法。

娘③が幼稚園に通ってた頃。 まだ身体機能が未熟で、 色々上手くいかないことが多かった。 思い通りにならないことがあったり、 悔しいことがあったり、 嫌なことがあったりすると、 すぐ泣くし、叫ぶ。暴れる。 地団駄を踏む。 幼児のエネルギーはすごいので、 そのイライラに大人はとにかく 影響されやすい。 そんな時にすることは。 まずは待つこと。 注目して欲しいだけの時もあるので、 まずはじっと、様子を見る。 娘③に注目する。 それだけで、少し感情が収まる時もある。 少し収

「子育て」の価値。

初めに言います。 子育ては、自分にとって、家族にとって、そして社会にとって、 非常に価値のある仕事です。 経済活動です。 人類に課せられた、任務です。 その価値をどうか、理解してください。 子育てに関わるすべての方へ。 そして子どもの一番身近にいる、「親」の役割を担う方へ。 あなたが日々子どもと接し、 日々子どもと共有する、 喜び、悲しみ、苦しみ、くやしさ、もどかしさ、うまくいかないジレンマ、 怒り・・・ あらゆる感情と、その感情の元となる現象、言動は、 全て次世代をつ

「保護者名」に、夫の名前を書く理由。

子どもが、学校から持ち帰る書類。 「保護者名」を書く欄が結構ある。 17年前、母親になってから、 かなりの年月、何の疑問もなく、 夫の名前を書いていた。 「専業主婦」で、夫に「扶養」されているわたしには、保護者としての責任能力はない、 何かあったら最終的には夫に言ってくれ、と。 そう思っていたのだろう。 いや、本当は、そんなに深く考えてもいなかった、というのが事実。 そんなもんだと思っていた。 なんなら、わたしは扶養されてるんだから、 わたしが何かやった時の責任さえ、夫

神様が欲しかったもの。

大昔、神さまは、自分が神様だって認識するために、 人間を作ったんだって。 全知全能、不老不死、何でも思い通りの神さまだったけど、宇宙にたった独りきりだったんだって。 だから、自分が全知全能不老不死、何でも思い通りにできることに、何の価値があるのか分からなかったんだって。 それで、自分にない能力を、人間に与えたの。 一人が持つ能力は限られてて、 命の長さも限られてて、 何でも思い通りにはならない。 それが、神さまが欲しくても持てなかった能力。 人間にその能力を託して、

魔法の子育て、なんてない。

期待を裏切るタイトル、なのかな。 でも、これ、本当に事実だと思うの。 厳密にいえば、 「これさえやれば、必ず~」ってやつ。 子育てに限らず、すべてにおいて、 そんなノウハウ、存在しませんから。 傾向はもちろんあるでしょう。 統計学ですよ。 今やAIが膨大なデータを分析してくれる時代ですよ。 行動心理を読んで、大多数がその予測通り動くのかもしれませんよ。 それを頼りに、「魔法の~」を試してみる価値はありますよ、もちろん。 でも、試してみる、のスタンスを忘れないでほしい。

「無償の愛」という幻想 ~わたしの始まり~

世の中に、「完璧」という現象は存在しない。 「例外」はいつも存在するし、例外を認めないことほど不幸なことはない。 誰が、「親はみな、我が子への無償の愛を持っている」、なんて言ったのだろう。 分からないけど。 もしかして、誰も言ってない? けど、完全に思い込んでた。 親になれば、自然発生的に芽生えるんだと思ってた。「無償の愛」が。 その呪縛は酷く重くて、 子を産み、母となっても「無償の愛」の湧き出る気配のない自分に嫌気がさした。 経験も知識も、情報さえ無かった当時のわたしが