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生まれて初めて受けた差別

メルボルンからこんばんは、Mikuです🇦🇺

海外生活5年目に突入して、これまでも3カ国で生活をしてきました。
海外で生活する中で、差別は意識してしまいます。
自分自身、何回か差別を感じたことがあります。

差別って人によって捉え方が違うので、難しいトピックですが、今回は自分自身が”これが差別なんだ”と、初めて気づいた時について話します!


差別体験

初めて受けのは、ニュージーランドに留学して1年近く経った頃です。その頃は、英語に耳も慣れて、周りが何を話しているのか分かるようになってました。
Yes/noリスポンスを卒業し、会話も弾むようになり毎日が楽しかったです笑

ある日英語の授業があり、授業内容が自由な日がありました。自由=本当に自由。なので、クラスでNetflixの流行りの恋愛映画を見ることに笑 
日本でも人気だったTo all the boys I've loved beforeを見ることに!(これでも立派な高校の授業です😅)

この映画は、洋画では珍しくアジア系の女の子の恋愛模様が映されています。

私は、なんとなく自分と重ねてみたりして、恋愛したいななんて思いながら静かに見ていました。
そんな中、たまたまクラスの子の会話が耳に入ってきました。


「この女の子が好かれるのがよく分からん〜」
「え〜、なんで?」
「だってこの子アジア人じゃん。」
「。。。」


”だってこの子アジア人じゃん”

皆んなラッキーと思いながら時間を過ごしていましたが、クラスメイトのこの一言で、ガラリと雰囲気が一変。


この一言で衝撃、混乱と焦りが走りどうすればいいのか分からず、とっさに映画を見ていて聞こえなかったフリをしました。
でも、クラス中が一瞬凍りつき、私の方を見てきたのが分かりました。


自分は英語に慣れて、周りに溶け込めていると思っていましが、この一言で、一気に疎外感を感じ悲しい気持ちになりました。
この頃の自分は、ただみんなと同じでいたくて、好きでもない流行りの映画やドラマを見たり、髪型や服の系統も合わせたり、必死に、変な留学生と思われないようにしていました。
でも、クラスメイトの一言や、周りのそれ禁句でしょと言わんばかりの視線は、あまりにもショックでした。


映画が終わってから、映画よかったね〜とニコニコしながら日常会話をしてその日を終えました。
当然、誰かに相談したり、クラスメイトに直接話したりすることもできました。
おおごとにしたくなかったのもあります。でも何より、この気持ちを早く忘れてたくて、逃げたくて、何事もなかったかのように振る舞うことを選びました。


最後に

今思えば、その子になんか言い返せればよかったかなと思います。
今は悲しみより怒りに近い感情が芽生えますが、当初の自分には初めてで、やっぱり傷つきました。
クラスメイトの何気ない一言ですが、一生忘れないし、自分が経験したからこそ、差別をする側には絶対になりたくないと思います。
That's all we have for you today. See you next week! Have a good night xx


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