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読書

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読書を始めたころを思い出して

読書を始めたころを思い出して

本を読み始めたのは、学生時代の留学仲間の影響だった。
彼は数字を根拠に、魅力的で説得力のある話を多くするのだった。
年300冊の読書力は伊達ではなく、
「こういうことを知りたいのだけど」と言えば、
本屋でいくつかをぱっと見繕ってくれた。

仲間への憧れで本を読み始めたのではなかった。
彼の様子を見ていれば、
どれだけ本が人生に大きな影響を与えるか感じられたからだ。

単純に世界の見え方を変えるのが

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「何者かになって成功する」ことについて

「何者かになって成功する」ことについて

人生の進路で困っていた時をきっかけとして、
私は「何者かになる」ということに強い興味を抱いた。

「何者かになる」とは?
それは、他者から「こういう人だ」と呼びやすい社会的立場を手に入れて、
ほどほどに成功した状態になることだ。

当時の自分の場合、
英語のできるエンジニア、研究者、病気の克服者、システムトレーダー…に
なって情報発信できないだろうかと考えていた。

「何者かになる」ということは、

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『億男』から読み解くイメージと欲の違い

こんにちはAvoです。

読んでいる途中の本が山積みになる、いわゆる「積ん読」が多い私ですが、
やっと小説『億男』を読み終わりました。

この本の柱の一つは「お金と幸せ」。
「お金があれば幸せか?」という、シンプルな問いに、
こたえてくれる一冊だと思います。

これから書くことは、ストーリーのクライマックスに関することで、
核となるメッセージのひとつであるため、
あらかじめ読んでいただくことをオス

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