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キネシスからエネルゲイアへ

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2018年にキンドル、カクヨムで公開していたものに、少し手を加えたり加えなかったりして再公開していきます。
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記事一覧

力の美、生命の美③

先日、空港から在来線へ向かう電車での出来事だ。 旅から帰宅する途中の母親が、おそらく2歳…

アワポン
1年前
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力の美、生命の美②

①では、感情表現が滞っている様子が、ブスの語源ではないか、というような考察をしたのだけれ…

アワポン
1年前
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力の美、生命の美①

冒頭から不穏なキーワードで一気に読む気をなくさせるかもしれないが、まあ呆れずに最後まで読…

アワポン
1年前
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人生をかけてのシンボル解釈

生きるとは ストーリーを紡ぐこと    だけどあるひ ささやかれたんだ 紡ぎ終わった果実を…

アワポン
1年前
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一神教ではなく、二神教じゃないの?②

力の神と、力の圏外の神の対比、ということをもう少し続けていきたい。 もう少し言葉をずらす…

アワポン
1年前
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一神教ではなく、二神教じゃないの?①

禁断の果実が、たんぱく質のことであり、高たんぱく食にあやかることのメリットデメリットが、…

アワポン
1年前
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りんごを解けば③

②では、りんごの話に入る前にちょっと脱線気味になった。 キリスト教を他人事扱いする多くの人とかかわっていつももどかしく思うのは、そのカルチャーの産物にあやかり、日々ありがたく便利な暮らしができているのに、まったくその土台について知ろうともしないところだ。 キリスト教的なカルチャーの影の側面に困らされることがあるとすれば、それは必ず、無自覚に、あやかってきた面があるということだ。 呪いの基本的な法則として、その人に、共振する理由がなければ、呪った本人にそれは戻っていき、本

りんごを解けば①

ゴムの化学的性質は、そのまま煩悩の塊の象徴。 この世界観を、もう少し解像度をあげてみてい…

アワポン
1年前
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シフォンケーキとシオニズム③

シオニズムにおけるゴイムは、家畜であり、人間以下のように描写される。だからこれは選民思想…

アワポン
1年前
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シフォンケーキとシオニズム②

味覚と気質・体質の連携は、大人の事情もあるため、なかなか語られにくいテーマだと思う。ある…

アワポン
1年前
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シフォンケーキとシオニズム①

わたしは、ふわふわしたスイーツがあまり好きではない。 その理由は、口に入れた時のクリーム…

アワポン
1年前
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生きるか数えるか⑥

お粥をつくって食べる、という風景は、 物理的領域で行われる例、なのだけど、 これをエネルゲ…

アワポン
1年前
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生きるか数えるか⑤

そもそも、何かを数えるためには、 そのかたちが、周囲から独立して扱えないと不可能である。 …

アワポン
1年前
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生きるか数えるか④

生きるか数えるか、を別の言葉で対比させてみよう。 それは、 自然に結ばれていくのか、それとも意図してくっつけるのか、 という風景に現れる。 人の直感が正しく働いている時、どれだけ表面的にととのっていても「なんか変だなあ」と違和感を感じることがある。 そういうときに使う的確な言葉に「胡散臭い」があるけれど、この「胡」という漢字がまさに、後者の「意図してくっつけた」世界から漂う臭いに感じる違和感、を的確に象徴している。 昨今は、自分でとにかく目標を設定し、なんとか達成するよ