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こどもの誕生と共にテレビが必要無くなって気付けば丸3年。/ 子どもから学ぶ毎日note#12

毎日note12日目。
幼稚園教諭、プレイワーカー、森のようちえん保育士を経て、今は3歳と0歳の息子と365日ともに暮らしている。

「こどもの遊びと育ち探検家」として、
我が子との暮らしの中での未知との遭遇を楽しみながら、世界中の子どもたちの幸せな暮らしと育ちについて日々ぐるぐると思考している。


週末は、北九州市小倉で行われた、子どもとメディアの古野陽一さんの講座に参加した。
テーマは、乳幼児期のメディアとの付き合い方。

WHOは、テレビは2歳までは一切見せない方が良いと提言している。

2歳までのテレビ視聴は、こどもの心身の発達においてメリットはひとつもなく、リスクしかない。

静かにしていてほしいからと、テレビを与えているのは、麻酔薬を与えるのと同じことだ。

子育ての大変さと、メディアの話は別問題と切り分けて考えた方が良い。


我が家は長男が生まれてから、テレビを見る暇が無くなって、気付けば3年経っていた。

こう聞くと、ものすごくストイックな暮らしをしているように聞こえるのかもしれない。

でも当事者としては、習慣になってしまえば、リビングにテレビの必要性をまったく感じなくなった。

大人の楽しみとして、YouTubeはパソコンで見られるし、最新のドラマはTVerで見られるし…


メディア刺激の中毒性はものすごいと感じる。
時々祖父母の家でYouTubeに出会うと、エンドレスで動画が湧いてくるのでそれこそ終わりを区切るのが難しい。

映像の刺激が強烈で、しばらくは遊びの中で真似っこしている。

ものすごく日常をかき乱されるなぁ、と思う。
彼自身の中から湧いてくるものではなく、ただただ真似っこしているだけ、と見て取れる。

彼の様子を見ていて、まだ彼には必要ないと思う。
だからこそ、我が家の日常には存在しない。
日常に存在しなければ、見たい、ダメ、いいかげんにしなさい、そんなやりとりは生まれず、かなりストレスがない。

メディアの刺激がなくったって、彼の日常には、まだまだ未知なるものがたくさんあり、初めて出会うこと、興味深いことに溢れている。

「人間は生まれた瞬間から、自然の摂理を知りたがっている。」

身の回りのものを五感を伴って感じる。
それを大切に、一緒に楽しみたい。

「2歳までは、テレビの映像は光刺激でしかない」
光刺激は強烈なので、子どもの興味は引くけれど、あまり意味を持たないとのこと。

ゆくゆくは我が子もメディアと出会っていく。それを排除する気も、禁止するつもりもない。
どう出会っていくか、どう付き合っていくかを、少しずつ考えていこう。

まずは目の前のその子の姿をよく観察すること。

何に興味を持っているか?
どうして見たいと思っているのか?
何を嫌がっているのか?
どうしていきたいか。

その子と、家族で、よく話し合いをすること。
それが一番大切だ、ということ。

気付きをもらいました。


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