見出し画像

【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】東洋医学からみるバラの世界

千葉市内、千葉駅すぐ、女性と子ども専門鍼灸院『鍼灸 あやかざり』です。いつも【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】の記事をお読みいただき、ありがとうございます。

バラは誰もが知っている花の一つで、今ではお花屋さんに一年中置かれており、花束やアレンジメントにも多く使われ、多くの人に愛される花の一つとなっています。
たった一輪であっても、バラの花を玄関先に飾ってみると、なぜか心がぱーっと明るくなり、お肌がつやつやとするような、穏やかで優しい気持ちになりますね。
また、ローズヒップティー、バラ茶など、食用としてのバラも多くの女性に人気があります。

今日は、このバラをテーマとして、東洋医学からみるバラの世界をご紹介していきます。

1.バラの由来

鍼灸 あやかざり 玄関のバラ

まずは、バラの語源のお話。
「バラ」は、日本古来の語彙(和語)で「いばら」が転じた呼び名であり、もともとは「トゲのある低木」を指す呼び名である、とされています。
漢字では「薔薇」という難しい漢字を用いますが、この字は中国語から伝わったもので、音読みでは「しょうび」、「そうび」と呼ばれることもあります。日本では、古くは「枕草子」や「古今和歌集」にも、バラに「そうび」という言葉が使われて登場しているようです。このことからも、バラが古くから多くの人に親しまれてきたことがわかります。

ノイバラ
エイジツ(ノイバラの果実)

2.東洋医学とバラ

次に、東洋医学的なお話。
東洋医学の漢方では、営実(エイジツ)、金桜子(キンオウシ)、郁李仁(イクリニン)、玫塊花(マイカイカ)といった生薬名でさまざまなバラの仲間が用いらています。
生薬として使用するのは花そのものではなく、その種や果実、花の蕾を乾燥させたものが使用されます。

マイカイマ

その中でも、今回とりあげるのは『玫瑰花(マイカイカ)』です。
玫塊花(マイカイカ)は、ハマナスという野ばらの蕾で、果実はローズヒップとして広く知られている植物です。
古代より女性の若さを保つために重用されてきており、薬膳茶として、お茶ののお店やハーブを取りそろえたお店でも入手可能で手に入りやすく、アレンジ次第でお料理に用いられることもあります。

【性質と味】 甘・微苦、温

【関連する臓腑経絡】 肝・脾

【生薬としての効能】 行気活血 体内循環を良くしてと血の巡りを整える

精神ストレス(イライラ)が関与する、胃痛・脇腹の痛み・ため息・食欲不振などの症状に対して他の生薬とあわせて用いられます。
また、血の巡りを整える作用を持つことから、生理不順や生理前のイライラ、打撲捻挫あとの改善に対しても効果があるとされています。

3.千葉のバラスポット

鍼灸治療では、普段の生活で気を付けること、つまり生活における養生をお伝えすることがあります。

なかでも、多くの方へおすすめしているのが、『散歩(さんぽ)』です。
『散歩(さんぽ)』でというのは特別な散歩ではなく、頭をからっぽにして空・木々・風などの自然の心地よさを感じながら、ぶらぶらと30分程度歩くことをいいます。
そうすることで、パソコンやスマートフォンの使いすぎによる心身の余分な緊張をとりのぞき、全身の気血のめぐりをよくすることができます。

そんな『散歩(さんぽ)』について、女性患者さんからおすすめのスポットを聞かれた時、この季節ならではの千葉のバラスポットをご紹介しています。

千葉市中央区、当院『鍼灸 あやかざり』の近くでは、『千葉市都市緑化植物園』がおすすめです。
また、千葉駅から公共交通機関を利用して、八千代市にある『京成バラ園』も有名です。

ぜひ、一度、バラの花が咲き誇る、この時期ならではの『散歩(さんぽ)』を楽しんでみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?東洋医学からみるバラの世界はお楽しみいただけましたでしょうか?

このように、身の回りにあるいろいろなものを東洋医学的にみていくと、鍼灸ほかにも、身近なところに自然治癒力を高めるヒントがたくさんあることに気づかされますね。

それでは、鍼灸でからだも心も元気になりましょう!

鍼灸 あやかざり
千葉駅5分 完全予約制 女性と子ども専門の鍼灸治療院
千葉県 千葉市中央区新町1−6 ラポール千葉新町202
TEL:070-8525-6132

画像の出典:https://www.photo-ac.com/

参考文献:『中医臨床のための中薬学』
参考:京成バラ園ホームページ、まるごとeちばホームページ

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?