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【どうする家康】鷹狩と称して謀反人を捕えちゃう信長に萌える。保護者かよw小平太・平八郎コンビも可愛すぎか。第7回「わしの家」雑感

NHK大河ドラマ『どうする家康』第7回の雑感です。
前回の感想はこちら↓

(※以下、ネタバレ注意)

ついに「家康」へ改名!由来には武家の元祖「八幡太郎源義家」の名も

いやぁ、ついに今回、主人公が「家康」に改名しました!めでたいですね!何がめでたいって、これでようやく「元康(家康)」ってメンドクサイ表記をしなくて済むというのが(笑)。

ともかく、「この三河を一つの家だと考えて」が由来というのは(瀬名からのウケウリではありましたが)元康……もとい、家康らしいなぁとは思いましたが。左衛門尉(酒井忠次)からは「武家の元祖であらせられる八幡太郎源義家公の『家』でございますな?」なんてセリフも飛び出していました。

まさにこの源義家、平安時代後期の武将ではありますが、「鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏などの祖先」なんて言われていて……伝説が始まりすぎとるやろ!第1回の「源頼朝公が天から降ってこられた」にも通じるような一言に感じましたね。

この左衛門尉という男は、何かにつけてオーバーな表現をしてしまうフシがあるな……と思いつつ、実際に家康が江戸幕府を開くことになるわけですから。今後もまた「オーバーな表現」を続けて欲しいもんですな。全部、彼の言った通りになるから。もうここまできたら預言者ですね。

ちなみに他の候補には「泰康(やすやす)」なんてのもありましたが……それにならなくてよかったですね。これも瀬名から目をつけられて「やすやすと事をなせるから泰康!」なんて言ってましたけど。きっと「吾妻鏡」ガチ勢の家康としては「北条泰時」から取ろうとしてたんでしょうな……わかるよ、去年の『鎌倉殿の13人』ガチ勢だからね、ワシ(笑)。

三河領で“鷹狩”の信長。自ら謀反人を捕えてくれる過保護っぷりに全俺が萌えた

しかし、今回の物語、「三河をひとつの家」になるどころか、謀反人が次々に炙り出された回でもありました。木下藤吉郎(豊臣秀吉)から、唐突に信長からの鷹狩の誘いを伝えにきたかと思ったら、時は「今」、しかも場所は三河領の「西尾(現在の愛知県西尾市)」とか言っていました。

で、慌てて家康が狩場へ向かうと……「鷹狩」のハズが、信長が捕えていたのは謀反人ばかり。

「こやつは東条、吉良義昭家中のもん!こやつは、大草松平!そんで、上野の酒井忠尚」なんて……わぁい、謀反人のオンパレードだぁ、という感じでしたw

吉良義昭は、第3回で元康が、信長と和睦を結ぶために討った今川の家臣でしたし。大草松平と言えば、第2回で大高城から帰る途中の元康軍を裏切って攻撃してきた松平昌久が、まさにそれでした。

酒井忠尚は、ドラマでは登場していませんが……こちら、名前からして左衛門尉の縁者か?と思われるのですが、「酒井忠次の叔父にあたるといわれているが、関係などは諸説あって定かではない(Wikipedia調べ)」とのこと。

ちなみに今回ドラマで描かれた永禄6年という年には、「元康に対して挙兵し、6月には出陣した元康に対して上野城に籠城している」ということでした。まさに、戦ってる最中だったんですね……。

それにしてもよ。こんな謀反人をゴロゴロ捕まえてくれて、そりゃあ家康としては「対等の立場のはずなのに、勝手にウチの領地に入って勝手なことしてくれるなよ!」って腹立たしいところでしたでしょうけど。視聴者としては、「信長くん、過保護すぎん?」とかって思っちゃうんですよね。そんなに家康のこと好きなんじゃん……萌えるわ。けれど信長、

「わしの家だの、一つの家だの、よく、そんなことが言えたもんだな。こいつらが手を組んで立ち上がったらどうなる?あん?」

なんて。家康、言われちゃいましたね……。

戦場と立場逆転!「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」と言わんばかりの平八郎に大草原不可避

とにかく謀反は鎮圧するも、こんなことが続けば戦も政(まつりごと)もままならん、どっかに金は無いか?あっ、そういえば一向宗の寺って何も取ってないんでしょ?あそこから取ればいいじゃねぇか!というのが、今回の物語でした。

しかし、鳥居忠吉ジジイをはじめ、家臣達に反対される家康。ならばと一向宗・野寺本證寺の寺内町に、部下を伴って向かったのですが。

その部下に選ばれたのが、また出た、平八郎(本多忠勝)と小平太(榊原康政)の若侍コンビ。そこ、家康の幼馴染の七之助(平岩親吉・役:岡部大)と彦右衛門(鳥居元忠・役:音尾琢真)コンビじゃねぇんだと意外でしたけど。

まぁ、でもこの平八郎・小平太コンビ推しの方々にはたまらん展開だったんじゃないかと思います。陽キャの小平太に、硬派の平八郎。戦場では平八郎の方がガンガン攻めて小平太はあっという間にピンチになってましたけど……こういう賑やかな街では完全に立場逆転。

「平八郎殿!あそこのおなごたち、声をかけてみないかい?」
「いや…いや、お、お、お…」
「行こうよ!」
「俺は…あっ、おい!おい、おい…」

しどろもどろの平八郎に、ワシは空耳アワーの「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」を思い出してしまったよ(※わかる人だけわかれ)。

しかし声をかけた相手が、まさか変装した於大の方と、左衛門尉の妻・登与(役:猫背椿)て……一瞬でバッと背中を向け、平八郎・小平太の2人が狂ったように踊り出すシーンは、『どうする家康』至上一番笑ったかもしれない……なんだあの平八郎の顔wwwwwwwww顔と動きが合っとらんてwwwwwwwwwwww思い出すだけでもニヤついてくるわ。

「生きている世界が違う」空誓上人の正しさと怪しさ。現代人にも問いかけるセリフが続々

一方、家康は千代(役:古川琴音)という巫女に案内されて空誓上人(役:市川右團次)と対面していましたが。なぜ年貢を納めないのかと問う家康に、上人、

「政(まつりごと)をしている連中があほうだからじゃ。あほうに銭を貢いでも、あほうは戦にしか使わん。死に金じゃ」

この言葉、スゲーわかるんですよね……現代でも、一般人の僕らからしたら、政治家の先生たちがやる政策や発言なんて、理解できないことの方が多いじゃないですか。毎回毎回政治家の方が失言やらスキャンダルやら起こしてたら、「こんなアホに税金何か納めたくねーよ!」と誰だって思っちゃうと思うんですよ。

しかし、時は戦国。対する家康も「戦をしたくてしているわけではない!……のだと存じます!」と反論しつつ、「戦をしてはならぬのなら、一体どうすればよいのですか?」と逆に問いかけます。

それに対し上人は、「知らん」の一言。そう……結局、庶民の味方をする上人だって、無責任なんですよ。そもそも彼らにはそんな責任はないですからね。もし「戦をしないで泰平の世を築く方法」がわかっているなら、上人だって武家の下についていろいろ進言しているハズです。しかし彼は、そっちの世界を選ばなかった。「生きとる世界が違う。苦しみを与える側と…救う側じゃ」。本当、この言葉に尽きるんですけど。

上人の言葉は正しい、確かに民を救う力がある。けれども、彼には根本の部分から変えていくような力はない。やはり戦国という世は武士たちが動かしていかねばならないものであり、それを確信したからこそ、家康も最終的に「一向宗から年貢を取り立てる」という道を選んだのだと思うんですけれど。

しかしこの家康、改名したのはいいが、まだまだ大名としては下の下の下。本領・三河を平定できるほどの力も持っていないわけです。この大きな決断こそが、自らも痛みを伴う残酷な未来へつながっていくわけですけど……本当、次回、どうなるよ???と、また楽しみになってきましたね。

新キャラ、渡辺半蔵守綱登場。それよりも土屋長吉重治の方がキャラ立ちしてた⁉

それにしても今回出てきた新キャラ、「槍半蔵」こと渡辺半蔵守綱(役:木村昴)がキャラ立ってるかと思ったんですけど、家康たちを寺内町に案内した土屋長吉重治(役:田村健太郎)の方が出番が多いとは意外でしたね……吃音のある下級武士とのことなんですけど。

またもや公式HPの登場人物一覧にはいませんが……最後に寺内町のチンピラたちに「芋侍さんよ!」なんて言われ、あわや斬られようとしたところで川にボチャーンって落ちたのも、長吉だったよね?あれ、別の武士?

ともかく、いつもの田村健太郎さんって、眼鏡かけられてるみたいなんですよ……また眼鏡なしキャラかよwとにかく顔が覚えられないですw

彼もきっとこのあとの物語で活躍してくれると思うので、ぜひ注目して見てみたいですね↓(※ネタバレ注意)

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