微熱の初期衝動

関東在住の20代/「微熱さん」と呼んでください/正と負の感情の起こりを短く綴っていきま…

微熱の初期衝動

関東在住の20代/「微熱さん」と呼んでください/正と負の感情の起こりを短く綴っていきますので、何卒。/Xではここには載せていないポエムも載せています

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  • 微熱のエッセイ

    ポエムにまとまりきらない、日々の想いを徒然なるままに書き溜めていきます。

  • 微熱のポエム

    私のポエムをかき集めたマガジンになっています。 過去作から一気に流したい人、フォローお願いします。

最近の記事

求められることを求める。そんな恋愛って。

私はいわゆる「メンヘラ」と呼ばれるようなタイプの女性と交際する機会が多かった。 彼女たちは、常に私に向けて100%、いやそれ以上の愛を注いでくれて、私という存在を求めてくれた。 そんな彼女から「もっと連絡が欲しい」「もっと会話したい」「もっと手を繋ぎたい」などなどの要求に応えていくうちに、私はいつしか「求められる」ということに慣れてしまった。 「求められる」のが当たり前の感覚になり、そこに自分の存在意義を見出すようになってしまったのだ。 彼女たちに「求められる」ことで

    • 健康で文化的な最低限度の生活について

      タイトルにもある通り、私は、私たちは「健康で文化的な最低限の生活」を送れているだろうか。 私は怪しい。 薬を飲んで、生活リズムを整えて、なんとか”健康そう”な暮らしはできているかもしれない。 文化的と言われても、どのような生活が文化的かよくわからない。 ただし、好きな漫画を読み、たまに映画に行き、こうして文章も書いているので文化的といえば文化的かもしれない。 そして苦悶なのが「最低限度」という言葉。 一体どのラインを越えれば「最低限度」なのだろうか。 個人的には、今

      • 「別れる」ということについての苦い思い出。

        高校3年生の時に、ひとつ年上のお姉さんと付き合っていました。 当時、私は第一志望が東大で、それに向かって猛勉強しており、その合間を縫っては、ひと足さきに女子大に入っていた彼女の元へ向かい、デートしていました。 その彼女は高校1年生の頃に付き合っていた彼氏に浮気されて、それ以来男性不信になり、やっと心を開けた男性が私だったようでした。 私もその事実が誇らしく、嬉しく思い、もっと頼ってもらえるように、なお一層、東大合格に向けて勉学に勤しみました。 そんな中、彼女の大学生生

        • 「別れる」ということについての身勝手な思い。

          社会人になりたての頃、お付き合いしていた人がいる。 そんな彼女に、特別大きな不満があったわけではなかったけれど、先を見据えるような相手ではないなと思ってしまったり、会うたびに、彼女が求める理想の「彼氏像」に応え切れていないのではないかと思ったりしてしまいました。 なので、付き合って8〜9ヶ月の頃に、「お別れしてください」と切り出しました。 そうしたら、何の引っかかりもなく「わかった、今までありがとね」と返ってきました。 そこで私は、こう思ってしまった。 「もっと引き留

        求められることを求める。そんな恋愛って。

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        • 微熱のエッセイ
          16本
        • 微熱のポエム
          13本

        記事

          微熱のポエム 013

          手段を目的化してきた人生なので、肩書きだけ人よりかは幾分かマシにはなったのですが、いかんせん、実践が伴わない。 学歴フィルターで面接は通っても、実際に仕事をしてみるとボロがたくさん出てくる感じ。 それならばいっそのこと、そんなハリボテは要らなかった。 ハリボテに助けられた回数よりも、ハリボテに悩まされた回数の方が多かった。 おかげで、無駄にプライドも高くなってしまったし、コンプレックスを抱くようにもなってしまった。 そんな私を裸で受け入れてくれるところはありますか。

          微熱のポエム 013

          「別れる」ということについて。

          去年、いきなり元恋人にXをフォローされ、ダイレクトメッセージが届きました。 お互いに全てのSNSをブロックして、もう交わることはないと思っていたのですが、何を思ったのか、その元恋人は連絡を取ってきたわけです。 付き合っていた期間は半年とちょっとくらい。 別れたのも3〜4年は前のことです。 お互いに大学生でした。 ダイレクトメッセージで少し世間話をしてから、改めてLINEを交換して、再開する約束をしました。 横浜駅で待っていると、そこには昔とあまり変わらない姿の彼女がい

          「別れる」ということについて。

          怠け者、此処に在り。

          この世にはどうしようもなく怠け者がいるものです。 かくいう私もそのうちの一人、いや、代名詞といっても良いかもしれません。 自堕落で生産性のない毎日を過ごしています。 仕事も業務委託で、毎日2時間くらい働くのがやっとなので、アルバイト並みの稼ぎしかないですし、仕事が終わった後や、休日は死んだように眠っています。 なんとまあ、勿体無い時間の使い方でしょうか、と自分でも思います。 けれど、真面目にエネルギッシュに働くことが私にはできない。 もちろん何度もチャレンジしてみま

          怠け者、此処に在り。

          いつ死ぬかわからないならばいっそ。

          人というものは、本当にいつ死ぬかわからないな、と不幸なニュースが流れるたびに思います。 善人が道端でいきなり刺されたり、交通事故に巻き込まれたり、あるいは災害の犠牲になったり。 そんな中、先日、私の祖父が他界しました。 結果的には病死で、85歳まで生きてくれたので平均寿命をまっとうした人生を送ってくれました。 しかし、体調を崩し、入院するまで、快活で飄々としていてとても元気だったので、それが入院して1ヶ月程度で亡くなってしまうとは、心が追いつきませんでした。 それく

          いつ死ぬかわからないならばいっそ。

          微熱のポエム 012

          「彼女」というものについて。 連絡すればすぐ会える関係だったのに、いつの間にか会うことが叶わなくなってしまったし、連絡すら取れなくなってしまった。 あれは刹那だった。 それに気付けず、その時はこれが一生続くのだと思っていた。 誕生日には「おめでとう」のメッセージを送ってくれていたのに、もう送ってもらえなくなった。 自分から突き放した人もいれば、突き放された人もいる。 でも、糸は繋がっていたじゃないか。 こんなにもあっさりと、ぷつんと切れてしまうのね。

          微熱のポエム 012

          終電まで遊ぶ勇気がなくて。

          私は終電に乗ってみたい。 終電を気にかけなければいけないほど、友人との遊びに、会話に没頭したいし、ひとり旅で星空に夢中になっても良い。 とにかく「終電」という選択肢が自分の中に入り込んでくる非日常を体験してみたい。 多くの友人は、大学生時代に経験するようだけれど、私にはその勇気がなかった。 終電に乗って恋人のもとへ向かうとか、終電まで飲み明かすとか、そういったことを経験せずに20代も終わりに向かってしまった。 30代でできないことはないだろうけれど、確実に翌日に響く

          終電まで遊ぶ勇気がなくて。

          微熱のポエム 011

          言葉は少なくてもいけないし、多過ぎてもいけない。 言葉選びのレシピがあれば、どれだけ多くの人が幸せになれることでしょう。 でも、レシピがあると、皆その通りに言葉を選ぶようになって、言葉の面白みが消えてしまうのかしら。 そう思うと、今のまま、各々が自分で必死に懸命に選んだ言葉で生きている方が面白いのかもしれませんね。 そりゃ、時にはいざこざも生まれるでしょうけど。 そこも含めて言葉であり、人生なのだから、味わい深いのではないでしょうか。

          微熱のポエム 011

          心は枯れるものです。

          最近、心が枯れていると感じています。 ワクワクしない。 楽しめていたものに心が動かない。 笑顔も少なくなった。 このように、心が枯れるときは不定期でやってきます。 この文章も、心が枯れているので、目の前にある言葉を拾うように何とか形にしている感覚です。 それに、心の潤し方もイマイチわかっていないのです。 あれやこれや試してみるのですが、どれもピンとこない。 そもそも、色々なことする気にもならない。 そんな状態が、心が枯れている状態です。 わずかなことで落ち込んだ

          心は枯れるものです。

          微熱のポエム 010

          人生というものは難しいな、と感じた10代、20代を過ごしてきました。 どうやら私は全力疾走すると、盛大にコケるらしい。 受験にしたってそう。 仕事にしたってそう。 自分なりに全力で力を注いだものに限って上手くはいかないのです。 かといって、力を入れすぎないとただの”へぼい人”になってしまうので塩梅が難しいですが。 とかく、肩の力を抜くことを覚えていった20代でした。

          微熱のポエム 010

          微熱のポエム 009

          深夜、家でMacBookを開く。 冷やした天然水をコップに注ぎ、作業しながらくっと飲む。 そうすると、ひんやりとした感覚が、口の中で広がり、次に食道をつぅーっと進んでいくのがわかる。 そして最後には胃のあたりでじんわり水の冷たさを感じるのだ。 この瞬間、私は今ここに生きているのだな、と感じます。

          微熱のポエム 009

          微熱のポエム 008

          生きるということ。 それは、誰かを好きになるということ。 そして、好きな人になかなかメッセージを送れないでいること。 または、深夜の居酒屋で終電を逃すということ。 そして、タクシーを呼ぶか、とぼとぼ歩いて帰るということ。 あるいは、モノをつくるということ。 生み出す苦しみと、「いいね」を貰う悦びに浸るということ。 生きるということは実に多様。 どのように生きるかはあなたにしか決められないのです。 全身全霊で世界を堪能をしましょう。

          微熱のポエム 008

          微熱のポエム 007

          「もうどうにかなってしまえ!!」と大声で叫びたくなる瞬間が人生で幾度もある。 きっと皆さんにもあることでしょう。 でも、そこで本当に叫んで、本当に全てを放り投げて飛び出していける勇気を持っている人は、ほとんどいないと思います。 実際、私もそのうちのひとりだったのですが、以前、「もう無理だ」とプツンと糸が切れたかのように力が入らなくなってしまって、会社を勢いで辞めました。 結果、自由は得ましたが、経済的に困窮することになりました。 ですが、「もう無理」と思っていた日々よ

          微熱のポエム 007