【ムナーリのことば】みんなにも小犬にも笑われたサザエさんに幸あれ。
家にランドセル忘れたことありますか。
わたしはあります。
うっかりのレベルを超えて、
もはや、怖い。
小学生にとっては、「パンツはき忘れて来ちゃった♪」
ぐらいのうっかりエピソード。(さすがにパンツはないか。)
お母さん、さぞ驚いたことでしょう。ごめんよ。
今でも覚えているということは、
自分自身にとっても衝撃的な出来事だったようで。
流石にランドセル忘れたのはこの一回だけ。
でも、
こういう”やばめ”の出来事、今でもわりとあるんですよね。
ご飯を食べ終わって、食器を洗おうとキッチンまで運んで
気付いたら間違えてゴミ箱に投げ入れていたり。
あ、ぼーっとしていたらテストで自分の名前を書き間違えて、しれっと提出していたこともある。(こわ、、、)
こんな日々の異常行動と、
奇想天外、理解不能な発言の数々(友人談)で、
以前ルームシェアをしていた友人から、
「宇宙人」
という、なんとも名誉なあだ名を付けられていたわけなんですけれども、
子どもの頃は人と違うことしてしまったり、合わせられなかったり、
そんな自分について、いっちょ前に悩む?というか考える時期もありましたが、
今では、友人はじめ周りの皆さんが寛大なこともあり、
「でも、ま、いいんじゃない。 」
と、何事にも思えるようになりました。
ただただ醜態をさらした感じになってしまいましたが、
一歩引いて、
「ま、そういうこともあるんじゃない。」
「それってそもそも、、、」
みたいな考え方をするのって、
結構大切だったりしますよね。
それが難しいのだけど。
そんな”気づき”をくれる、
今日の一冊。
たしか、今はなき青山のCOW BOOKSで購入した古本。
COW BOOKSと言えば中目黒ですが、
青山の店舗は隣にあったzuccaのカフェの閉店に伴って、いつの間にかなくなってしまったみたい。
残念。
20世紀イタリアを代表する美術家・デザイナーとして知られるムナーリさん。
絵画、グラフィックデザインから絵本、装丁デザインまで、
まあとにかく多才。
その数々の著書から
ムナーリ自らが選出した言葉を再編集し、出版された短文集です。
ムナーリの文章は、とってもシンプル。
それでいて、「そっか~。」と気付いたり、考えたり。
扉ページには、ムナーリによるデザイン画が使われていたり、
眺めるだけでも楽しめます。
東京在住、広告代理店勤務、本とピーマンと服が好きな27歳です。食べて、寝て、ぼーっとして、食べてを繰り返すどうしようもない日常や、小説から絵本、アートブック、漫画まで、定期的に雪崩を起こす本棚の中身を少しずつ記録します。