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再生紙から作ったエコハンガーでブランディング。100%再生可能なハンガーとは

先日、アムステルダムで開催されている展示会、「FASHION FOR GOOD」を見学してきました。「FASHION FOR GOOD」は「持続可能なファッション」をテーマにした展示スペースです。普段身につけている衣類がどのように生まれ、流通し、そして廃棄されていくかを知ることができます。

あなたが着ている服はどこから来たの?

Tシャツ1枚を作るのにどれだけの水やエネルギーが消費されているかご存知でしょうか。また、あなたが今身につけている衣類を、どこの国の、どんな人が、どんな環境で製造しているか、考えたことはあるでしょうか。
私はこの展示を見るまで考えたことがありませんでした。

「FASHION FOR GOOD」では、一つの衣類ができるまでの過程や衣料業界の歴史に関する無料のスタディーツアーを提供しています。地下はファッション業界の歴史、1階では環境や人権に配慮した商品を作っているファッションブランドの展示、2階ではファッションに関する新技術や理想的な未来について紹介しています。

再生紙から作った100%再生可能なハンガー

私がNORMN Hangers(ノーマン・ハンガーズ)に出会ったのは、この展示の2階、未来のファッションについて考えるための展示スペースです。

多くのハンガーはプラスチックでできています。身近なハンガーが再生可能な素材でできていたら、それだけで環境に優しいのでは?という問いかけから生まれたのがNORMN Hangers(ノーマン・ハンガーズ)です。

Hangers(ノーマン・ハンガーズ)は再生紙を利用して作られており、分解可能で環境にも優しいハンガーです。印刷に使われているインクは野菜由来なので、この点でもエコフレンドリーと言えるでしょう。

上記の画像は、NORMN Hangers(ノーマン・ハンガーズ)の公式サイトからキャプチャしたものなのですが、「Beautiful, strong, and sustainable hangers that communicate(美しくて、丈夫で、持続可能。コミュニケーションするハンガー)」とあります。ハンガーをお客さんとのコミュニケーションツールとしている点はとてもユニークです。ただ「環境に優しく」と正論をかざすだけではなく、楽しくいこうよ!と言われているような気がします。

実際にオフィスに足を運んでハンガーを手にとってみたのですが、丈夫でハンガーとしての機能は十分に果たしてくれると感じました。また、ブランドと相談してデザインを決めるらしいのですが、鮮やかなデザインは場をパッと華やかにしてくれます。

なかには白黒のシンプルなハンガーもあります。子供服のあるブランドは、購入した子供が自分自身で色をつけられるようにあえて色を載せなかったというところもあるようです。

環境に優しく、ブランディングも可能

Hangers(ノーマン・ハンガーズ)のユニークなところは、ただ「環境に優しい」というだけではなく、企業ブランディングもハンガーで行なっている点です。公式サイトには下記のようにあります。

「ブランドを際立たせることはすべてのメーカーの目標の一つ。しかし、多くのブランドはこれを達成するために多くの努力を強いられています。ブランド価値を高める、ブランドブースターとしてハンガーを使ってみませんか?ハンガーを単に衣服をぶら下げる道具にするのではなく、ブランドを選び出し、ストーリーを伝え、CSRイメージを向上させるツールにするのです。」

確かに、自宅ではハンガーに触れる機会が多いです。ハンガーには、ブランドのロゴだけではなく衣類の取り扱い方に関する注意書きやブランドコンセプトを載せることもできるそう。このため、ハンガー単体としては割高になりますが、マーケティング活動の一部として考え、クライアント企業は予算を組んでくれているそうです。

消費者である私たちは、デザインされた可愛いハンガーを手に取ることでブランドについて知ることができます。
さらに、環境について何から行動したらいいかわからない…という人でも、衣類を買うことで小さなアクションを起こせます。Hangers(ノーマン・ハンガーズ)のマーケティング担当の方は、「毎日ハンガーを手に取ることで実際に五感で感じることができます。ブランドも消費者も、ハンガーを通して環境やファッション業界の未来について考えることができるのです」と語ってくださいました。

アクションを起こそう

せっかくオランダにいて環境に対する意識が高まっているので、何か行動できないかなと思い、日本帰国時に日本のアパレルブランドにこのNORMN Hangers(ノーマン・ハンガーズ)をセールスできないかなと思っています。

前回書いた「100%リサイクル可能。ダンボールの家・Wikkelhouse(ウィッケルハウス)」でFiction Factoryを取材したときに気づいたのですが、私、「環境にいいことやんなきゃな」と思いつつ何も行動してなかったんです。Fiction Factoryの方には「マリコは記事を書けばいいじゃない」と言っていただいたのですが、記事書くだけで何か変わるかって言ったら変わらないと思うんです…。

なので、日本滞在中にファッション系の企業にハンガーを使ったマーケティングの提案をしようと思ってます。自分でもコンタクト取る予定なのですが、もしこの記事を読んでいる方でファッション関係、広告関係の会社にお勤めの方、ご興味ありましたらぜひご連絡ください。

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マリコ

オランダと日本2拠点で活動する海外リモートワーカー。オランダ移住や副業・複業・フリーランスの働き方について発信しています。雑誌「剣道時代」の英語版Webサイトの運営もしています。剣道五段、TOEIC880点。猫と犬が好きです。 http://1design.jp/

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