かーこ

子育て中の主婦です。 文章を書くのが好きです。 X(Twitter)では書ききれないエ…

かーこ

子育て中の主婦です。 文章を書くのが好きです。 X(Twitter)では書ききれないエンタメの感想や、ネタバレ有りのものなどを、すこし深掘りして書いています。映画、本、漫画など。

記事一覧

泣きたくなるような優しい音がする 〜炭治郎のこと〜

※原作ネタバレあります 鬼滅の刃の炭治郎が好きだ。 アニメの鬼滅の刃は国民的コンテンツであり、原作よりもエンタメに特化している印象があるので、ここでは原作の炭治…

かーこ
2か月前
3

いま鬼滅を読み返しているので、読み終わったら鬼滅の記事書きたいです。
炭治郎とは何者なのか。

かーこ
4か月前

首の冒頭7分ちょっとまでYouTubeで公開してるのすごーい
猿にハゲぇーって真似したくなるよね♪

かーこ
4か月前
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映画「首」 /秀吉の怒りと信長の孤独

「俺は悔しいんだよ」 映画「首」のなかでビートたけし演じる秀吉が言うセリフである。 弟の秀長にむけたセリフであるので、これは秀吉の紛れもない本音である。 主君であ…

かーこ
5か月前
18

キッズリターンと若林と春日

オードリーのオールナイトニッポンが好きです。 若林の話は面白いし、彼のナイーブで、シャイなところ、暴力性を秘めている部分にも共感する。 春日は春日で全然違う性質の…

かーこ
5か月前
45

アウトレイジ ビヨンド観た。私はPart1が好き

今日はアウトレイジ ビヨンドを観ました。3部作のPart2ですね。 Part1ではちゃんと悪い奴でチンピラだった大友と木村がいい人でかっこよくなってしまっていて、アレレ?と…

かーこ
5か月前
4

浅野忠信、演技うますぎ

「首」を2回観て色々書いたけど、後からじわじわと心を侵食してきたのは黒田官兵衛だった。 浅野忠信が演技うますぎなのか、黒田官兵衛というキャラクターのせいなのか、そ…

かーこ
5か月前
8

「首」2回目/魔性の男光秀たん

先日、「首」を見た感想を書きました。今日2回目を観てきて、前回の感想にはいくつか勘違いがあり、また、今回解釈が変わった部分が出てきたので、書いておこうと思います…

かーこ
5か月前
46

アウトレイジ観たよ!

大好きだった北野映画を観ることが苦しくなった2008年から十数年、「首」のお陰でまた北野映画に浸ろうと思えました。 今日は観ていなかったアウトレイジをレンタルで観ま…

かーこ
5か月前
7

つぶやき

「首」、加瀬亮の熱演が話題だよね。もちろん加瀬亮素晴らしいし、すごかった。 でも私としては西島秀俊も素晴らしいな!!と感じたので、西島秀俊にももっともっと注目し…

かーこ
5か月前
3

北野武監督「首」/美しい男・光秀

「首」の初見レビュー②です。 ①を読まなくてもわかる仕様になっています がっつりネタバレするので注意⚠️ ⚠️追記:今日(11月29日)、2回目を観てきました。初回の…

かーこ
5か月前
28

つぶやき

アウトレイジ三部作レンタルしてきた!! 観るぜ!! 北野武映画なんで配信ないの〜 dollsも座頭市もソナチネもキッズ・リターンも久々に観たいよ〜😭

かーこ
5か月前
1

ネタバレあり 映画「首」感想

北野武監督の映画が昔から大好きだ。 HANA-BIは人生で好きな映画トップ3に入るくらい好きだ。 ただ、2008年の「アキレスと亀」が当時の私にはしんどくて、落ち込んでしま…

かーこ
5か月前
30

はじめまして

こんにちは、かーこと申します。 子育てで何も考えられない日々が何年か続きましたが、少しそれも落ち着いて、映画、美術、本、マンガ等のアートやエンタメを鑑賞できるよ…

かーこ
5か月前
13
泣きたくなるような優しい音がする 〜炭治郎のこと〜

泣きたくなるような優しい音がする 〜炭治郎のこと〜

※原作ネタバレあります

鬼滅の刃の炭治郎が好きだ。

アニメの鬼滅の刃は国民的コンテンツであり、原作よりもエンタメに特化している印象があるので、ここでは原作の炭治郎について話をしたい。

炭治郎は心が美しいニューヒーローだ。今までの少年漫画に彼のような主人公はいなかった。
鬼のやったことは許さない彼だが、鬼退治の最後は鬼に寄り添い、その死を悼む。
彼の鬼退治の旅は、鎮魂の旅だ。
彼と関わった鬼だ

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いま鬼滅を読み返しているので、読み終わったら鬼滅の記事書きたいです。
炭治郎とは何者なのか。

首の冒頭7分ちょっとまでYouTubeで公開してるのすごーい
猿にハゲぇーって真似したくなるよね♪

映画「首」 /秀吉の怒りと信長の孤独

映画「首」 /秀吉の怒りと信長の孤独

「俺は悔しいんだよ」

映画「首」のなかでビートたけし演じる秀吉が言うセリフである。
弟の秀長にむけたセリフであるので、これは秀吉の紛れもない本音である。
主君である信長が、出来の悪い息子にあてた手紙を秀長に読ませた際のセリフだ。
百姓出身の秀吉は文字が読めない。そのため弟に手紙を読んでもらうしかない。
映画の中で、秀吉の過去が描かれることはないし、秀吉本人が自身の過去を語るシーンはない。これは他

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キッズリターンと若林と春日

キッズリターンと若林と春日

オードリーのオールナイトニッポンが好きです。
若林の話は面白いし、彼のナイーブで、シャイなところ、暴力性を秘めている部分にも共感する。
春日は春日で全然違う性質の人で、そのマイペースさとキャラクターの良さがとても良く、でこぼこでちぐはぐな二人の出す空気が一種の快楽をもたらしてくれている。
個人的な理由としては、私がオードリーの2人と同い年、ということもあると思う。(年がばれる)

若林と春日は中学

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アウトレイジ ビヨンド観た。私はPart1が好き

アウトレイジ ビヨンド観た。私はPart1が好き

今日はアウトレイジ ビヨンドを観ました。3部作のPart2ですね。
Part1ではちゃんと悪い奴でチンピラだった大友と木村がいい人でかっこよくなってしまっていて、アレレ?となりました。
たぶん、あえてPart2はきれいなヤクザ映画、かっこいいヤクザ映画にしたんだろうな、と感じました。

しかし、それはわかるのだけれど、やはり圧倒的にPart1のほうが素晴らしかったのではないでしょうか。
理不尽な命

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浅野忠信、演技うますぎ

浅野忠信、演技うますぎ

「首」を2回観て色々書いたけど、後からじわじわと心を侵食してきたのは黒田官兵衛だった。
浅野忠信が演技うますぎなのか、黒田官兵衛というキャラクターのせいなのか、その両方なのか。
秀吉の言いつけ通りに策を巡らせ、泥くさく動きまわる黒田官兵衛。窮地に陥って足を駄目にした官兵衛。助けてくれなかった秀吉。助かったからにはこれからよくしてやるぞ、と優しく言う秀吉。優秀すぎる官兵衛。色々見えすぎて虚しい官兵衛

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「首」2回目/魔性の男光秀たん

「首」2回目/魔性の男光秀たん

先日、「首」を見た感想を書きました。今日2回目を観てきて、前回の感想にはいくつか勘違いがあり、また、今回解釈が変わった部分が出てきたので、書いておこうと思います。前回の感想は初回の感想ということでそのまま置いておきます。

また、前回の感想を読まなくてもわかる仕様になっているので、縁があれば読んでいただけたら嬉しいです。

「首」は信長、光秀、村重の3人の愛憎が描かれている。その愛とは性愛である。

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アウトレイジ観たよ!

アウトレイジ観たよ!

大好きだった北野映画を観ることが苦しくなった2008年から十数年、「首」のお陰でまた北野映画に浸ろうと思えました。
今日は観ていなかったアウトレイジをレンタルで観ました。私は北野映画のファンなのに残虐シーンが苦手なので、ところどころ目を背けてました😅

それでもとても良かった!!
やっぱり好きだー北野映画!!

最初はただのヤクザ映画じゃん、と思って観ていましたが、どんどん面白くなりました。ラス

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つぶやき

「首」、加瀬亮の熱演が話題だよね。もちろん加瀬亮素晴らしいし、すごかった。
でも私としては西島秀俊も素晴らしいな!!と感じたので、西島秀俊にももっともっと注目してほしい。すごくよかったです西島秀俊。

北野武監督「首」/美しい男・光秀

北野武監督「首」/美しい男・光秀

「首」の初見レビュー②です。
①を読まなくてもわかる仕様になっています
がっつりネタバレするので注意⚠️

⚠️追記:今日(11月29日)、2回目を観てきました。初回の感想は勘違いや記憶違いがいくつかあり、間違った部分だけ取り消し線を引いておきます。最後に2回目の感想のリンクを貼っておくので、よかったら読んでみてください。(追記ここまで)

さて、「首」は戦国武将たちの男色にもメスを入れていると聞

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つぶやき

アウトレイジ三部作レンタルしてきた!!
観るぜ!!
北野武映画なんで配信ないの〜
dollsも座頭市もソナチネもキッズ・リターンも久々に観たいよ〜😭

ネタバレあり 映画「首」感想

ネタバレあり 映画「首」感想

北野武監督の映画が昔から大好きだ。
HANA-BIは人生で好きな映画トップ3に入るくらい好きだ。
ただ、2008年の「アキレスと亀」が当時の私にはしんどくて、落ち込んでしまったのでそこで10年以上北野作品から離れてしまった。だから2010年の「アウトレイジ」は観ていない。思えば、映像的で抽象的だった北野映画がわかりやすいバイオレンス活劇に転換する過渡期だったのだと思う。脱落した当時の私のような人間

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はじめまして

こんにちは、かーこと申します。
子育てで何も考えられない日々が何年か続きましたが、少しそれも落ち着いて、映画、美術、本、マンガ等のアートやエンタメを鑑賞できるようになりました。
それらの感想など綴っていこうと考えています。