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松本市立博物館の無料エリアを見学

マツモト建築芸術祭を目当てに
久々に松本を訪れた3月16日

多くの作品が展示されていた
旧博物館を鑑賞し終わったあと
映像作品が展示されていた
新博物館の方にも立ち寄りました🙌

芸術祭の鑑賞記事は既に書いたけど
旧博物館の展示内容が濃すぎたため
新博物館に立ち寄った内容を書けず…

展示されてた映像作品は長編で
全て鑑賞することができなかったので
芸術祭作品としては追記ないけど
建物自体が魅力的だったので
記録として記事にしておきます😂


旧松本市立博物館

1906年に創立された松本記念館を前身とする松本市立博物館は、1967年に松本城二の丸に新築され日本民俗資料館として開館した。

1967年に開館した建物が
芸術祭メイン会場となっていた
《旧》松本市立博物館でした

《旧》松本市立博物館正面玄関からは
松本城と北アルプスが望めました

旧博物館は老朽化、狭隘化により建て替えが必要になり、二の丸から上級中級武士の屋敷があった三の丸への移転が決定。2021年に休館、芸術祭会場として利用されたのち、解体される予定。

旧博物館の吹抜け階段

古い建物にしかない雰囲気も
作品と共に楽しむことができました♪
建物としても多くの人に見てもらえる
芸術祭が有終の美でよかったのかも✨

松本市立博物館

新しい松本市立博物館は2022年竣工。資料を守るため、建築後は建材からガスや水分を放出させる(枯らし期間)を経て2023年10月に開館。

東側(大名町通り)
南側

松本市立博物館の建物概要
延床面積:7,774㎡
階数:地上3階建
構造:RC/S/RC/Pca
設計者:久米・伊藤・乃村共同企業体
施工者:戸田・ハシバ・松本土建特定建設工事共同企業体

案内図

建物のコンセプト
多くの市民と観光客が行き交う「まちなか」の博物館を計画し、
街並みに溶け込んだ、市民が常日ごろから利用できる、親しみのある建築を目指した。《中略》保存・展示空間となる2階3階は、機能の確実性を重視し、閉じたつくりとしながら、1階は入りやすさと自由な使い方を重視した、開いた空間を志向した。

久米設計HPより

空調や設備などについても
HPには書かれてますが
今回は表面的な部分のみを
抜粋して引用しました🙏

外観

東側(大名通り)
南側

二面がガラス張りの南東角
内部は吹抜けとなっている

南側の外壁

開口の無い真っ白な壁面は
和紙を折ったようなイメージで
ライトアップで表情が変わるそう
(次回は夜訪問して確認しよう♪)

格子状の天井が美しい軒下
ウィンドーギャラリーという
役割もあるようです

1階

通路に並ぶ椅子がおしゃれ

1階は講堂や会議室など
貸出可能な施設がいくつか並ぶ
ガラスでの仕切りも多く
また曲線も多用してるので
狭さ堅苦しさは一切感じなかった

東向きの階段スペース
半分は昇降用、半分は座れる

階段状の椅子に座ると
小さいながら画面があり
映像を視聴することができる

これが芸術祭映像作品でした😙
通常時は何が流れてるか不明…

2階

吹抜に面した2階
図書情報室も無料で入れる

3階へ続く階段

滑らかな曲線を描く階段
見た目の通り手触りも良く
無駄に触りながら上り下り😂

手摺腰壁下に照明があり
見た目だけでなく機能も優秀
この建物の中で一番の
お気に入りスポットになった🙌

3階

無料で入れる一番奥は
3階の北側にあるスペース
パノラミックラウンジという場所

北アルプスや松本城が望めるらしいが
山は雲に隠れて見れず城も微かなので
写真を撮るに至らず…🤔
それより建物内部に目がいったんやろな

吹抜けに面するエレベーターも
ほぼ囲いがなく開放的なもの

3階から下階を見下ろすと
南東角のガラス面から明かりが入る
開放的なパブリックスペースが一望🙌

コンセプトにあった
市民と観光客が行き交う…
親しみのある建築…
入りやすさと自由な使い方…を
感じることができた気がしました

写真は撮ってないけど1階にはさらに
ショップとカフェスペースもあり
こちらも博物館利用料は無しで
利用することができるようです

松本まるごと博物館

これまでの博物館は、収集した資料を学習の対象としてきましたが、松本まるごと博物館は松本市域を「屋根のない博物館」としてとらえ、施設内という限定された空間から環境そのものを博物館とする開かれた博物館活動を目指します。

松本まるごと博物館

市立博物館が開かれた博物館を
コンセプトとする前提には
松本市の構想があるようです

確かに松本市内を歩いてると
文化財や博物館や美術館などが
徒歩圏内に多くありました

それを個々の施設ではなく
屋根のない松本市全域博物館の
1エリアとするような構想


広範囲が会場となる
地方開催の芸術祭の様な感じか🙄

そういえば以前金沢を散策した時も
市内の複数の文化施設に入れる
チケットが販売されてたのを見た

多くの文化施設がある都市では
多くの施設を巡りたいと思う反面
逐一チケットを買うのは面倒なので
こういうパスはありがたい🙏

松本も同じようなパスあるのかと
調べてみたが一般向けは無いみたい…

検索で出てきたのは
・転入者に配布されるもの
・20歳の記念に配布されるもの

今後、金沢の様なパスが出ると
松本でも巡りやすくなるのにな…

アート好きなイチ観光客の想いを
呟いてみましたが
今回は無料で楽しんでしまったので
あまり大きな声では言えません😆

場所|長野県松本市大手三丁目2番21号
常設展示鑑賞料|大人500円・大学生250円・他
時間|9:00~17:00(1階は~21:00)
休館日|毎週火曜・年末年始他


その他の建築とアート関連は
こちらのマガジンでまとめてます

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