ジョージ・オーウェルが1949年に発表したディストピアSF小説。 世界的に評価が高く、ストーリーとしては、全体主義を掲げる政府のもとを生きる主人公の恋とその顛末を描い…
上田早夕里さんのSF小説。 地殻変動の影響で地表の大部分が海に沈んだ後の地球での話。 変化を受け入れ海に生きる人々。わずかな陸にとどまり守りぬこうとする人々。2者…
目を刺す照明とずきずきとした頭の痛みにふと目が覚めた。 痛みと不快感がないまぜとなって体の中を暴れまわっていたので、起きたその場所が自室ではないことをしっかり意…
マイケル・サンデルさんの著作。 ファストパスや施設のネーミングライツ、またはCO2排出権まで様々なものが市場で売買されている現代に対して、その物事の意味や道徳まで…
宮島未奈さんの小説。 疑問や挑戦など思い立ったら自ら試さずにいられない「成瀬」を軸に話が展開していく。 帯に書いてある柚木麻子さんの「可能性に賭けなくていい。可…
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2023年8月1日 06:54
ジョージ・オーウェルが1949年に発表したディストピアSF小説。世界的に評価が高く、ストーリーとしては、全体主義を掲げる政府のもとを生きる主人公の恋とその顛末を描いた小説となります。正直読むのをためらっていたSF小説でした。SF小説好き(ガチ勢の方、見逃してください)としてはその知名度や評価の高さ、そして後世の作品への影響力などの側面から読んでおきたい一冊でありつつ、でも正直名作のSF小説
2023年6月27日 23:03
上田早夕里さんのSF小説。地殻変動の影響で地表の大部分が海に沈んだ後の地球での話。変化を受け入れ海に生きる人々。わずかな陸にとどまり守りぬこうとする人々。2者をつなげようとする人々。3人の主人公の視点で物語は進んでいきます。壮大で現実のように救いがなく無情なストーリー展開と、その中だからこそ切々と美しい海上で生きる人々の暮らしに引き込まれます。「華竜の宮」とは?人はどこまでして存続を目
2023年6月26日 18:58
目を刺す照明とずきずきとした頭の痛みにふと目が覚めた。痛みと不快感がないまぜとなって体の中を暴れまわっていたので、起きたその場所が自室ではないことをしっかり意識するまでに時間がかかってしまった。ベージュのつるっとした質感の床に(リノリウムっていうんだっけ?)どこまでも白く清められたシーツ。私を引き留めるように腕につながるいくつかのチューブと、体に機械が繋がれている違和感を希釈するように、いっ
2023年6月26日 17:09
マイケル・サンデルさんの著作。ファストパスや施設のネーミングライツ、またはCO2排出権まで様々なものが市場で売買されている現代に対して、その物事の意味や道徳までを市場は織り込んで動けているのか?どこかに歪みがあるのではないか?と問いかけている本。作中にある事例のピックアップをすると、イスラエルの保育園では、子供のお迎え時間に親が迎えにこれず遅刻となった場合に罰金を課したところ、その罰金を課
2023年6月26日 16:40
宮島未奈さんの小説。疑問や挑戦など思い立ったら自ら試さずにいられない「成瀬」を軸に話が展開していく。帯に書いてある柚木麻子さんの「可能性に賭けなくていい。可能性を楽しむだけで人生はこんなに豊かになるのか。」というコメントが印象深く感じました。自分で生計をたて生活をしていると、これっていつまで続くのかな?この先の何かにつながるのかな?そもそもニーズある?と疑問に思って手を出さないでいたこ