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⭐️好きと文才と適性と


1ヶ月に1回、無人実家の片付けに行く
ほぼ片付けたから、もう金目のものはない(はず…)

こんな所で遊んでたんだなぁと
思いながら実家に向かう
左側黒っぽく見えてるのは川です
○○○中学校の桜の木
私が生まれた記念に
当時の自宅の庭に桜の苗を植えた
ここに引っ越してきたときに寄付
私と同い年の桜🌸
遊ぶ子どもが少ないのかな?
ブランコが草に埋もれてた
順番の取り合いをしたものだけど…



「ここは空っぽ」と思っていた物入れに、今どき目にすることがないような大きく頑丈な「國光」の空の木箱
ロングスカート履いてきちゃったしさ、エプロン忘れちゃったしさ、右膝は未だ痛いしさ、と自分に言い訳をしながらも結局は引き摺り出す
やめときゃ良かったよ
奥に何か見えてるし、しゃがまないと取り出せないし、スカートは絶対に埃まみれになるし…

はい、こんなん出ましたけど?


石鹸や歯ブラシやストッキング(何故?)に続き、色の変わった紙類
思わずゴミ袋に移す手が止まっちゃったわよ

⤵️

先生の頭
六年三組 ○○○○○(※私の名前)
先生がかみの毛をかったら、
見えた、見えた。
後ろを向くとよけいに、
見えた、見えた。

一つ二つ三つ……。
後ろに少々
横にも少々。

事実、現実、真実。
この際はっきり
「はげかしら?」
大きいのも、小さいのも。

でもこの方が、親しまれるよ。先生。

この際はっきり
「はげかしら?」

書いたことは全く覚えてないけど、担任のマメオ(遠藤だから)のこと
体育専攻で、教室にギターを持ってきて歌っちゃうような先生
卒業式の日にも歌ってくれたよ
私達が卒業した後、音楽教諭と結婚したんだよね
おい私、今ならルッキズムだよ‼︎
ハラスメントだよ‼︎


⤵️

自由
六年三組 ○○○○○
「詩を書いてもらう。
題は自由。」
だから
わたし、
自由、自由。

自由ってなに?
なに?
道徳でもやってたよ。
自由。
「自分かってなこと。」
わたしの半分が、
「そうだ、そうだ、まったくだ。」
もう半分が、
「ちがうことにちがいない。」
と言ってるみたい。
「人のめいわくも考える。」
わたしの半分が、
「まさか!」
もう半分が、
「そうだ、そうだ、まったくだ。」
とまた言ってるみたい。

わたしは考えた。
「自由はあやふやなほど、いつも、
考えさせられる。」
すると今度は、
半分が、
「そうだ、そうだ、まったくだ。」
もう半分が、
「あ、もっともだあ、
もっともだ。」
と言った。

私は何を書きたかったんだ、一体?
自由って自分勝手じゃだめなんだよ、自由ってあやふやだけど考えなくちゃだめなんだよって、自分の中で葛藤してるってことなのかな?
あ、もっともだあ、もっともだ


⤵️

水上記録会
六年三組 ○○○○○
「五十メートルの、平泳ぎに、出場する人は、小プールに集合して下さい。」
 ここは、○○○小学校のプール。九月六日。いよいよ来た水上記録会。
 私は、きんちょうの山の頂上をめざして登って行く。運動場で準備運動をする。
「あ、○○○小学校の児童だ!」きんちょうの山から、一生けん命降りようとがんばった。「降りたい。下りたい。」いつのまにか、もう、私は、小プールに、つかっていた。
 「ねえ、○○○小学校でしょ。Dさんっていう人知っている?」となりに、並んでいた人に、聞いて、○○○に住んでいる、友達の話をして、自分の気持ちをまぎらわそうとした。
「ドッキン ドッキン」「お願いだから、落ちついて。ねえ心臓(誤字)さん。お願い。」
 「ピーーーーッ」
スタート台に上がった。水中にある、黒線をじっと見つめる。
「用ーーーーー意」
「ドッキン ドッキン ドッキン ドッキン」
指をかけて、うでを後ろに引く。
「落ちつくのよ。さあ。」自己暗示をかける。
「ダーーン!」もうきんちょうはしていない。
 「ガンバレー!○小!フレーフレー!」
二十五メートルで両手タッチ。足を曲げて、「ポーン。バシャッ」「ガンバレー。ガンバレー!」あちらこちらから、声えんがとぶ。
 「あっ前の人が見えた。」私は、ピッチを上げた。だんだんあせってきた。息苦しい。しまった。水を飲んでしまった。
 「ガンバレーもう少しよーー!」
もう少しもう少しでぬける。どうしてもあせる。もっとピッチを上げた。
「ラストスパートーー!」みんなの声に乗って、力を入れた。スーッとからだが軽くなった。一人ぬいてゴールインしたのであった。
 私は泳いでいる間中ある人物のことを考えていた。

※担任評 A°
夏休みはよく練習しましたね。
泳いでいるときの心の中のようすがよく表わされています。
ある人物とは誰でしょう?

○○市が水泳に力を入れていると知ったのは、大人になってから
同じ市民だったUAがそう言ってた
小学生のときは「これが普通」と思ってたからわからなかったけれど
夏休みはプールプールプール
記録を取って、距離を泳いで…
2学期の初めに近隣3小学校の6年生が集まって「水上記録会」という名のバトル
しかし読点が多いな
「降りたい。下りたい。」って漢字を変える意味がわからん
「ゴールインしたのであった」って、急にどうしたの?
「ゴールインした」で良くない?
かっこいいと思ったのかな?
最後の「ある人物」の件はどう考えても要らない
母が信仰していた新興宗教の教主のことなんじゃないかな?と思う
母に見られることを意識して、母にゴマを擦ったんじゃね?
担任に判るワケがないわね


くりまんじゅう
五年三組 ○○○○○
 パッと開いた箱の中。
 くりまんじゅうがぎっしり。

 たてにも横にもななめにも。
 白あん つぶあん 小倉あん
 それぞれの味を持っている。
 口の中に入れてトロリ。
 ああおいしい。
 お父さんやお母さんの
 おみやげだったら
 もっとおいしいくりまんじゅう

 今度は前より
 おいしく食べよう。
 白あん
 つぶあん
 小倉あんの
 くりまんじゅう

これは5年生の作品
字は小さいし薄いし字体も6年生のとは全然違うでしょ?
あんこは大嫌いだったから(食べられるようになったのは大人になってから)、栗饅頭が美味しいなんて真っ赤な嘘
作文を書くにも、親受けを意識してたんだね
実は6年生になってから、急に勉強が解るようになった
1科目解りだすと、次々と勉強が得意になった
字は大きく濃く書くと大人受けするということを発見した
球技や組体操などチームで行う運動が得意になった(徒競走は元々速かった)
ドッジボールも怖くなくなった
いつの間にか男子に交じってサッカーもするようになった
クラブはミニバスケットボールだし
児童会役員にも立候補した
私にとってのブレイクスルー
一所懸命頑張ったつもりなのに、母は全てを信仰のお陰にしてしまった
私は努力したんだよ、頑張ったんだよ


サムネは「くりまんじゅう」より更に小さな字だし字体が違う
加工して濃くはしたけれど
何年生のときに書いたのかな?
父の誕生日と父の日が重なった日曜日のことを、罫線もないB4にびっしりと(だらだらと?)書いてある
すっごく親に気を遣ってる様子が滲み出てて、読んでて苦しくなった
実の両親が揃っているのに、どうしてこんなに萎縮してるんだろう?


書くことが好きなのは子どものときから
稚拙だなぁとは思うけれど、今書くものより心が動いている気がする
「好きこそものの上手なれ」というけれど、何十年経っても何者にもなれてない
「上手になる」努力をしてこなかったんだから、仕方ないわね
書くのが苦にならないから、適性はあるんだろうね、きっと
文才があるかどうかは、残念ながらまた別の問題

わんこのお顔がよく見えないけれど
「膝わんこ」という商品名の可愛い子
抱いたり膝に載せると、程よい
重みがあって癒されるんだそうよ
あ、母です
カメラを向けると笑顔を作れるやーつー


マジかぁ、リアル店舗で3,250円(+税)だったわ
😭。色違い。いろんな種類があるようね⤵️


この後、長女と妹と待ち合わせてグループホームの母に面会に行った
私にとって、母はもう脅威なんかじゃない
「来てくれたの」と言って涙ぐんで喜び、和やかにお喋りをして「帰ってしまうの?」とまた涙ぐむ
有難う、アルツハイマー型認知症
寂しくないようにプードルちゃんをプレゼントしてきた
母は犬も猫もうさぎも飼ってたらしいからね
可愛がってあげて下さいな

帰りは関西風炭火焼きの鰻屋さん
そしてスタバでお喋り三昧
これくらいのご褒美は、母の年金からいただいちゃう(毎回、了承を得てます。覚えてないだろうけど、一応…)
疲れたけれど、まあまあ楽しい1日
思いがけない発見があって良かったよ
noteのネタにもなったしね


黒いのはデカい妹(171?172?cm)
ドーナツは意外と美味しかった
お芋のフラペチーノは1回だけで充分
帰り道のお月様
半月には見えないね



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オマケ⤵️

この日、財布なしで出かけてた。マジか‼︎
しかも床に置いた体組成計の上に‼︎何故?



似てるなぁ……ウチのはボタン電池⤵️


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