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自立と自由|暮らすように旅してみるニューヨーク編

「今まで夫の指示に従って生きてきたので、これからどうやって生きていけば良いのかわかりません」

日本で告別式に参列したときに、喪主(故人の妻)の挨拶の一言をふと思い出した。
同じような内容をわたしは人生で2回聞いている。

本当に自分を殺して主人に依存して生きてきたのか、妻とはそう言うものという伝統を重んじてそう振る舞っているのかは、真意を確かめていないのでわからない。

さて、実際にニューヨークに訪れて感じた街の印象は2つある。

自立と自由だ

ニューヨークでは、夫婦であっても、個として立っている。
「○○さんの妻」「○○さんの娘さん」「○○ちゃんのお母さん」みたいな役割を演じ分けず、ファーストネームで生きている人たちでニューヨークはできている。
また、伝統を感じない街だから、暗黙のルールに縛られない自由がある。

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(↑「犬のふんはこちらに」と道路のあちこちにトランプ氏のイラスト書かれている)

女性だから政治の話をしないなんてこともない。
政治家の文句だってガンガンいう。自分の暮らす社会政策に関心があるのは当然なのだけれど、日本にいると、政治の話ができる人はそんなに居ない気がする。
アメリカのように、政局に影響を受けまくると言うのは、ある意味サバイバルだから、ここにいると一家言くらい持ちたくなるのかもしれない。
もし、ニューヨークで生まれ育ったら、他の地域なんて刺激がなさすぎて困るのではないかと、どうでもいい心配をしてみた。

冒頭の写真を撮りながら、群れて咲いてる花より、一人で自由に自立して咲いてる花に目を奪われるのは、自分がそうありたいと思ってるからなのか、ないものねだりなのか…と無駄に物思いにふけってみたニューヨークでのひと時。


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