見出し画像

生の感想がクリエイターを飛躍させる。〜本屋さん企画の経験から〜


おはようございます。
ここ数日読書と睡眠が足りていないと感じる齋藤迅です。

本日は金曜、土曜と1時間程度ずつ在廊していた本屋さん企画についてお話ししたいと思います。

画像1

1,そもそも本屋さん企画とは。


さて、何度も作品づくりを一緒にしてきたデザイナーのtunaちゃんに誘われて始めた今回の企画は、何人もの作者さんが小説、詩集、画集、etc...とたくさんの本を販売しているものです。
簡単に本屋さん企画、と僕は呼ばせてもらっています。

これまで僕はこういった企画というものは、昨年5月に行なった映像作品『全き世界』の上映会だけでした。

こちらの上映会でも原作となった『全き世界』の他、掌編集である『あの夜は明けていく』を販売。たくさんの人に手に取っていただけたことは今も大切なものとして僕の記憶に刻まれています。

そんな上映会と今回の本屋さん企画では、大きく2つの違いがあると感じました。それは、

⑴沢山の人の作品が販売されている。
⑵お客さんは、僕の作品を見にきているとは限らない。


この2つの差が、僕に今回面白い体験をさせてくれました。


2,目の前で感想が述べられるということ。


僕がした体験とは一言で言えば、目前で僕の作品について、思い思いの感想が述べられていくということ。

画像2

お客さんは必ずしも僕のことを知っているわけではなく、というより寧ろ、知らない場合の方が多いですから、皆さん一緒に来た方々と様々な感想を述べられます。

無論、場所が場所だけに基本的に良いことを言ってくださりますが、本人がいるとは思っていない場所で述べられる感想は、とても興味深いものです。
僕はこれまで、明確に僕に向けられた僕の作品の感想しか聞いたことがありませんでした。

ほんの少しだけプロに近づけた感覚ですよね。笑

文学フリーマーケットなどにも出品したことのなかった僕にとって、多くの方々がいらっしゃる今回の企画は未知のモノ。
そんな未知の場所で沢山の「生の感想」を頂くことができて、本当に為になる時間だったと感じています。

クリエイターにとって、読んだ人がどのような感想を抱くのか、ということはどんなインプットにも勝るインプットであると考えています。
ですが、受け手にとって作り手本人に感想を伝えるのは難しいと感じる方も大勢いることでしょう。

この記事を読んだ方々には是非とも、SNSなどで気軽に、忌憚のない感想を発信していただければと思います。
どんな感想であれ、自身の作品が誰かに読まれているという感覚は、それだけでクリエイターを元気づけるものですから。


3,終わりに。


さて、今回は僕の誕生日から始まった企画ということで宣伝していました。
祝うついでに見に来てくれなんて言っていたのですが、予想していなかったことに何名かの方にプレゼントを頂いてしまいました!

画像3

本当にありがとうございます。
偶然にもコーヒーブレイクのセットが揃ったので、今日はこれらを楽しみながら、読書と執筆に勤しもうかと考えています。
本当にありがとうございます。

また、僕は今回の企画でこの本を購入しました。

画像4

藤田知穂さんの『重なっていく 重なっていく 身体を拡張していく 私と私の周りの見えない分子を ひとつずつ とりこぼさないように』という詩集。

既に2回も読んでしまいましたが、心の中にひっそりと佇む暗い街に満ちていく朝陽の様な。あるいは、春を告げる暖かな風の様な。
そんな、心がゆっくりと伸びていって、ふと気がつくとそこにある。
素敵な作品です。

紙質にもこだわっていらっしゃって、手から楽しめる本です。
こんな風に沢山の素敵な本がありますから、是非最終日である今日。吉祥寺までいらしてみてください。

きっと素敵な時間を過ごせると思いますよ。


さて、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
何かありましたら、気軽にTwitterの方に連絡をください。リプでもDMでも大歓迎です🙌


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?