「馬と自然 、事に仕えること」
雨がしとしとと降る、6月、新緑の遠野。少し湿った空気の中に立ちあがる土や緑の香りがからだを包みこんでくれる。四季折々どの季節も、ここに来ると自然と感覚がひらいていく。
新たなプログラム開発の着想を得るため、遠野クイーンズメドウ(QM)の馬と共にある日常に入り、この季節の馬事や畑仕事を行ってきた。やってきたことはシンプル。
「山の中に放している馬たちに、刈った青草をやる。」
「からだをブラッシングし、蹄につまった泥をかき出す。(これも馬との日々の大切なコミュニケーションの一