Cultbooks Tokyo
海外蚤の市を20年以上にわたってレンタカーで買い付けてきたCultBooksが、これから海外蚤の市買い付けをしてみたいあなたのため、誰でもできる海外買付旅行のノウハウを実際に買い付けしながら記録しました。
プラハ中心地の道路はほぼリザーブパーキング(決まった人のみ駐車できる)で埋め尽くされているのですが、パーキングメーターのマークのあるところにかぎって停められます。 ・パーキングメータの絵がある標識を見つける
古物の世界には90年代後半に革命が起こりました。 それはebay というオークションサイトができ、日本にいたまま面白い物が購入できるようになったのです。 ebayは開発者の奥さんがPets コレクターだったことに端を発しています。 僕もそのサイトを偶然見つけてからすぐ1998年からメンバーになり、20年以上利用しています。 さらにいうとebayの出品者には国内にしか発送しない人もいるので、そういう時のためにアメリカとイギリスに倉庫を借りており、購入した物がたまったら日
考えてみると、これまでずいぶん長い間飛行機に乗っていろいろな国の蚤の市を回ってきましたが、いわゆるパッケージツアーというものを利用して旅行したことは一度もありません。 かといってバックパッカーのような旅行もしたことはありません。 僕にとってはレンタカーで動く海外旅行が一番性に合っているようです。 海外でレンタカーを動かすのは、いろいろひやっとする場面もあり、自分の様々な対応能力が試されますが、帰国してみるとそれが毎回とても良い思い出に残ることになります。 僕自身は i
もしあなたもヨーロッパで、あるいはアメリカの田舎で開催される大きな蚤の市に、レンタカーを借りて行ってみようと思ったとします。 そうしたら日本を飛び立つために押さえていく順番は次の通りです。 なぜそうなのか、順番に説明します。
海外買い付けに行く時、僕が一番大切な作業だと思っているのは、目的地周辺のカルチャー的スポットを調べて、自分だけのGoogle mapを作っておくことです。 こうすることで予定外に体が開いた時、このマップを開いて近くにどんな書店、古着屋、骨董店があるか調べることができ旅の内容がより濃くなります。 それでは一つ一つやり方を解説します。
通常海外旅行に行く時、皆さんの中には空港でレンタルWiFi を利用しているという人も多いと思います。 ただこれを読んでいただいている方の中には、僕のようにレンタカーを使って10日間くらい、海外の田舎を飛び回るという行動形態を取る人も多いでしょう。 下図はApple Car Playを使って、iPhone, Apple watch,カーナビ画面連動のナビゲーションを実際に僕がさせているところです。
航空券の購入に比べれば、現地のホテルを個人で予約する手続きは比較的リラックスして進めていいと思います。 と言うのはウェブサービスを通じてのホテル予約は大概直前日までキャンセルが無料で可能ですので、時間いっぱいまでよりベターなホテルを探すことが可能になっています。 海外のホテルを押さえるといっても難しいことは何もなく、僕の場合は現在二つのサイトを利用するようにしています。 まずは老舗、hotels.comです。 hotels.com最大の特徴であり利点は、ここ経由で10
四国を訪れた時の話です。 空港からまず目指したのは憧れの地、セルフビルドの極北「沢田マンション」でした。 好きな人の間では有名なこの5階建ての巨大マンションは、更地の状態から素人の沢田さんと言う一人の男性が年若い奥さんとともに作り上げたものです。 沢マンについてはさまざまな書籍が出ており、僕も昔からある程度読み込んでいましたが、実際に行ってみるとその巨大さに圧倒されました。 そして設計図なしで作り上げられたそのデザインも、意外なことにあらゆる角度から驚くほど美的でした
もともとメルカリで購入した普通のテディベアを解体し、自分で裏表逆に縫い合わせたクマです。 購入時は普通に座っている態勢のクマでしたが、若干手足が長すぎるデザインだったため、解体して裏表にしたあと、手足を短くして普通の四つん這いに改造しました。 こちらお上品な購入時の写真です。すごく安価に譲ってもらいました。 海外の現代美術の作家でぬいぐるみを裏返しにして縫い直す人がいて、一度自分でもやってみたかったのです。 会社の休みの日に3時間かけて手縫いしました。 中身の綿は半
パリで購入したZINE、グウェン・トマホークのアポカリプス・ミュータントです。 グウェン・トマホークその人もパリ在在のイラストレーター。 世界のどの都市に行く時も、だいたい僕はYelpというiPhone Appで事前に"ZINE Bookstore"のようなキーワードで目ぼしそうな書店をGoogld Map内にマークしておきます。 この際見つけた書店名などでさらに画像検索をかけて店内の様子などを観察、本当に貴重な旅程の中に組み込む価値がありそうな書店かどうかを経験値を持
バルセロナのサグラダ・ファミリアを訪れた際スーベニアショップにて購入したガウディのデザインリソースに関する本です。 とても示唆に富んだ内容になっています。 こういう類の本はあまり日本語で提供されていないことが多いのですが、さすがサグラダファミリア、世界中から観光客が訪れる場所なのでとてもきれいな日本語で翻訳がなされています。 驚くべきことに日本人の翻訳者の名前の記載さえありません。 カタルーニャ語で原著をおさめた著者ジョルディ・アングレスもまたサグラダファ
1994年刊、前川誠郎によるデューラーの素描を集めた画集です。 アルブレヒト・デューラーはダビンチなどと同時代の銅版画家であり、当時の習わしに則ってあえて旅に出るなど画家としての研鑽を重ねましたが若い頃から著名であったと言います。 デューラーの素描を購入したのは、アメリカの女流画家ベティ・エドワーズの著作のなかで、デューラーのスケッチを逆さまに描き写すトレーニングが紹介されていたことがきっかけでした。 ベティ・エドワーズは対象物を逆さまにデッサンすることで人間を
これは6-7年前に世田谷ボロ市で手に入れた、おそらく1960年代の日本のぬいぐるみです。 売り手が箱からポンと出したそこにタイミングよく通りがかりました。 売り手の言い値が100円。 100円なら考えるまでもありません。きっと長い間売れずに困っていたのでしょう。 家にある主にヨーロッパのぬいぐるみ関係の中にある数少ない日本製です。 足がフェルト、体がチェック生地で覆われています。 頭にかぶっているのは当時の日本人が考えるインド周辺国のイメージの帽子でしょう。