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個人的にこの作品でSFにハマりました「ハイペリオン」

<SF(24歩目)>
究極のアメリカSF作品に酔ってみる。

ハイペリオン(上)
ダン・シモンズ (著), 酒井 昭伸 (著)
早川書房

ハイペリオン(下)
ダン・シモンズ (著), 酒井 昭伸 (著)
早川書房

「24歩目」は私が学校卒業後に、朝から晩までこき使われていた20代に出遭った想い出の作品。

極めて大がかりの世界観を「どーん」と押し出したもので、一つの「ハイペリオンの世界」を創り出しています。

著者のダン・シモンズさんは、教師出身の作家で、今では米国SF界の巨匠です。彼の出世作がこの作品です。

この作品は、20代の通勤時。30代の入院時と2度、「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」のシリーズを読みました。

同じSF作品を読むことは極めて少ない中で、それだけ印象的な作品です。20代の頃は、ただただ衝撃でしたが、二回目でこの構造(世界観)が理解できました。

内容は、7人の巡礼の物語なのですが、この7人が語る物語が、それぞれ独立しているところに特徴あり。7つのカテゴリーのSF作品を集約したものになっています。(1粒で、7つ美味しい)

それぞれの物語の好き好きがファンの中でも分かれるのですが、どれも高水準で驚きです。

私は、20代は「兵士の物語:戦場の恋人」が好きだったのが、30代の時は「司祭の物語:神の名を叫んだ男」になりました。

どうも老化ではなく、「家族構成」によると思います。
自分自身が未婚の頃、結婚していても子供がいない頃、二人の娘を育てていた頃と感受性がどんどん異なっているからの様です。
次の3回目のチャレンジが楽しみです。

最近感じる事は、「愛(love)」ある作品は普遍的に心に残ることです。ダン・シモンズさんの「ハイペリオン」には「愛(love)」が沢山注入されています。

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