時には星の下に眠ると、ヤブカにエラい目にあわされる話
まぁ、誰しも1度は片岡義男にかぶれる時期があるものなのよ、私の年代なら。
ツーリングクラブに所属してはいたが、実のところ不定休なので予定を合わせるのは容易ではなかった。よってソロツーリングの経験値ばかりが上がっていった。
春先はシフトの終わりが近付くと、ウズウズとしてくる。職場の同僚にも、一人暮らしをしていたから家族にも何も言わず、夜勤明けの薄明の中を出発するのが常だった。
一人旅に出る支度は、常にパッキングされている。ソロキャンプに最低限の荷物に過ぎないが、旅先で足りない物