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「闇バイト」は犯罪!         


|「闇バイト」に巻き込まれないようにしよう~~

「闇バイト」・・最近ニュースなどでよく耳にしますね。
「闇(やみ)」というだけになんとなくヤバそうな気がするよね。
ニュース報道などでも話題になっているので聞いたことがあると思いますが・・。

なぜか闇バイトに引き込まれていく人が結構いるんです。
闇バイトに引き込まれないためにも、その実態を知ってください。

|学生だけではない

闇バイトに手を染めるのは学生だけじゃないんです。
たしかに若者が多いですが、実はいつの間にか闇バイトに関与しているということもあるんです。

|お金は誰も欲しい

物価の上昇、そして賃金UPに関するニュース報道はかなり流れていますが、賃金UPはうまくいっていないのが現実ですね。
そうなると、学生はもちろんですが就労している人でも実質的な経済(生活)水準は上がらず、生活が厳しくなっています

そういうときにアルバイトや副業をしたいと思うのは誰も同じです。
実は・・そこが狙い目で「手っ取り早く稼げるよ」網を張っているのが「闇バイト」という「悪い虫」・・。

(筆者撮影)

|「闇バイト」とは

闇バイトとは、SNSやインターネット掲示板、求人サイトなどを通じて、「高収入」、「高額報酬」、「簡単な仕事」などの甘い言葉に誘われて応募し、結果として犯罪行為や違法行為(以下「犯罪行為等」と記載します)を行ってしまうアルバイトのことをいいます。

|闇バイトの形態

闇バイトは大別するとその形態には二つのパターンがあるという。
1つは、あらかじめ犯罪行為等を行うことが推察できる、または具体的な犯罪行為等を示してバイトを募集する形態。
応募者は、応募の段階で窃盗や強盗などの犯罪行為等を行うであろうと認識できているというパターン。

2つめは、外形上は一般的なバイト募集の形態をとっているものの、実はその裏では犯罪行為等を実行させようとする形態。
こちらは応募してから犯罪行為等だと分かる場合や、いつの間にか犯罪の実行行為者などになっていたというパターン。

いずれの形態でも「闇バイト=犯罪」ということになるので注意しないと大きなリスクが・・・。

参照;警視庁_闇バイト防止啓発動画より

|どのように募集するのか?

募集方法は、SNSやインターネット掲示板、求人サイト、口コミ、知人の紹介など様々です。
「強盗募集」など犯罪行為等を明示しているもの
○強盗を「タタキ」、スマートフォンの転売を「飛ばし」などと隠語を使っているもの
などがあります。

例えば「タタキ、一山10万円以上!3名限定」という募集・・・・、この意味は「強盗する人を募集、ヒトヤマ(一件)行うと10万円上、3名限定」ということを意味します。

闇バイトの正体は、高い報酬をエサに犯罪行為等を行う人を募集しているのです。

|問い合わせだけでも、個人情報を収集される?

バイト募集のSNSやネット掲示板に表示されている電話番号に問い合わせしようと電話をする、メールアドレスに返信する、掲示板に表示されているリンク先URLやアクセスボタンをクリックすると、

・住所氏名等個人情報を確認する
・その場でオンライン面接をする
・運転免許証や学生証などの身分を証明する書類の画像をスマホで送付させる
専用アプリをインストールさせる
・バイト料の振込のためと称して「新しい口座・通帳」を作らせる

など、あなたの電話番号、メールアドレス、顔写真、身分証明書、履歴などの個人情報が相手方に抜けてしまう可能性があるんです。
闇バイトは提供・募集する「悪い虫」にとってはこの情報がとてもおいしいんです。

(ACフォト:イメージ)

|言葉巧みな甘言で勧誘

問い合わせに対しては、言葉巧みに「高額報酬」と「簡単な仕事」などというキーワードや甘言を用いながら闇バイトに引き込んでいきます。

問い合わせや募集の際の仕事内容の説明では、「お金を預かってくるだけ」とか、「ATMでお金下ろしてくるだけ」などと言葉巧みに誘われ、いつの間にか犯罪行為等を実行することに・・・。
このキーワードは絶対ヤバイですよね。

|無知でも犯罪は成立する

ちょっと手伝いのつもりでやったバイトだが・・・結果的に犯罪に加担した場合には、容疑者・被疑者として取り調べを受けたり逮捕されたりすることがあります。

本人がアルバイトの内容が犯罪であると認識せずに行った行為でも、詐欺罪や窃盗罪などに当たる可能性があります。
法令の無知やバイトの内容の詳細を承知しないで実行した場合でも犯罪は成立します。
つまり無知は免責事由にならないのです。

(筆者撮影)

|途中でやめられないの?

一旦応募するとそこから抜け出すのは結構難しいといわれています。
なぜなら、闇バイトに応募する際に、身分証明書などの細かい個人情報や家族の情報などが相手方に知られているからです。

バイトに応募したあと「なんとなくヤバそう」とか、指定の時間場所に行ったが「手伝ってと言われたことがヤバそう」などと不安になり、「バイトをやめたい」と告げると、応募したときの履歴書や学生証のコピーなどをもとに

学校や家族にばらす
・家族に危害を加える
・今から家に行く
・数人に取り囲まれた

など、脅かされて抜けられない状態になっていた・・という例が多いです。
アルバイトを探すのも良いのですが、入り口で誤ると抜き差しならない、大きなリスクを負うことになります。

長くなるのでその2に続きます。
その2では闇バイトの実態、闇バイトに引き込まれないための見極めのポイントなどを説明します。

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