小説家の才能 その本質
最初に書いた小説で文学賞を受賞、すごい、そういう人いますよね。
そういう人はこれまでに小説を全的に読んできたんだと思います。自分で書いているとわかるんです。
上村は 他の作家の小説をたくさん読んでいますが、基本的に語彙、意図の解釈、伏線、セリフ、物語、小道具、知識を愉しんできました。語尾や時制、句読点には注意を払っていました。
キャラクターの魅力にはそんなに注意を払わないし、「相好を崩しながら言った」のようなセリフの処理はほとんど無視、比喩の存在意義はつい最近、文学賞の選評を