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シネマ飛龍革命

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何を言ってるか分からない藤波辰爾の気分で映画について語ります。
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流れ者の暴力リゾートバイト『ロードハウス/孤独の街』

流れ者の暴力リゾートバイト『ロードハウス/孤独の街』

南の楽園は治安が悪ければ悪いほどいい。

そんな理想の暴力リゾートバイトを描いた映画『ロードハウス/孤独の街』がAmazon primeで配信された!

アンニュイな流れ者ファイター、ジェイク・ギレンホールが拳で地域貢献していくのが主なあらすじの本作。
最近は良い意味で「どうした!?ギレンホール!!」と予想外の役を演じる俳優になりつつある彼氏。
本作では素肌にシャツという飲み屋の用心棒を好演!!

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戦場の子連れ狼映画『ネイビーシールズ:ラスト・ソルジャー』

戦場の子連れ狼映画『ネイビーシールズ:ラスト・ソルジャー』

唐突だが、

君はジョニー・ストロングを知っているか?

そうか!!
知らないか!!!じゃあ、こんな駄文を読むのは一旦お辞めなさい!

今すぐ各自調べるように!!…と言いたいところだが、日本のwikipediaには項目がないんだな!!これが!!!

知らない人からしたら、

とりあえず名前が強そう。そんなイメージを持たれるかもしれん。
…という訳で、まずは米俳優ジョニー・ストロングの簡単な略歴をご

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はぐれ刑事剛腕派『犯罪都市 NO WAY OUT』

はぐれ刑事剛腕派『犯罪都市 NO WAY OUT』

あの『はぐれ刑事剛腕派』が帰ってきた!
マドソンクによるゲンコツ捜査数え歌の第三弾『犯罪都市NO WAY OUT』が遂に公開された!
(拳を)打ちも打ったりシリーズ第三弾なわけだが、サブタイトルから『逃げ場なし!』的な意味が伺える。
まあ、マ・ドンソクが追ってきたら逃げ場がなしと感じるのは

当然だな!

尻に火がついた連中が修羅場に全力で突入するのが韓国映画のお家芸。
もしも、このシチュエーショ

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シネマ飛龍革命『MEGザ・モンスターズ2』

シネマ飛龍革命『MEGザ・モンスターズ2』

生態系の頂点に立つのは、果たして誰か。
人間か、サメか。

どっちも違う!頂点に立つ者──それはステイサムだ!

…と、夏の青空のようにピーカンな正解を叩き出す映画が公開された!
それが『MEGザ・モンスターズ2』だ!

前作がステイサム醤油で召し上がる中落ち丼とすれば、今回は刺身以外にイクラも生シラスもつけちゃうよ!という魚市場ばりのサービス精神が炸裂している。
本作を言い表すなら、具材を盛りに

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シネマ飛龍革命『君たちはどう生きるか』

シネマ飛龍革命『君たちはどう生きるか』

皆さん。
ある日『君たちはどう生きるか』と、いきなり問われたら、どう返すだろう?
地元では、黙って拳で返事するのが一番正解なわけだが、まさかの俺のようなチンピラを煽るタイトルの映画が公開された!
シレっと!しかもジブリ作品で!
それが宮崎駿の最新作、タイトルもズバリ『君たちはどう生きるか』だ!!

どう生きるかは大体スタローンに学んだ俺だ。
今更説教されるいわれはねえよ!という気分だったのは正直否

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シネマ飛龍革命 海を渡るゲンコツ捜査『犯罪都市THE ROUND UP』

シネマ飛龍革命 海を渡るゲンコツ捜査『犯罪都市THE ROUND UP』

ああ…そろそろ肉密度の高い映画が劇場で観たいなあ!
…と嘆く、腹ペコなスタ丼的映画ファン待望の映画が公開された!
それがマ・ドンソク主演の『犯罪都市THE ROUND UP』だ!

『犯罪都市』続編の本作。2作目にしてマ・ドンソク扮するソクト刑事のゲンコツが海を渡る!
ポスターに『最狂VS最強』のキャッチコピーが躍っているが、どっちが最強かは小学生でも一目瞭然だ!
今回、ソクト刑事が追うのはソン・

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シネマ飛龍革命 おもてなしリベンジ映画『PIG/ピッグ』

シネマ飛龍革命 おもてなしリベンジ映画『PIG/ピッグ』

キアヌ・リーヴスは愛犬の為、悪党相手に銃を撃つ。

分かる。
めっちゃ分かる話である。

誰しもが異論を挟む余地はない。
じゃあ、ニコラス・ケイジはどうなのか?
ニコラス・ケイジは愛豚の為、悪党相手におもてなしをする。

え⁉︎
何て⁉︎

そんな一瞬誰しもが耳を疑ってしまうおもてなしリベンジ映画がニコラス・ケイジ主演の『PIG/ピッグ』だ‼︎

山奥で人を遠ざけ愛豚と暮らす、トリュフハンターのロ

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シネマ飛龍革命 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 』

シネマ飛龍革命 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 』

カタギとして真っ当に生きていても、何かにつけて揉め事を目にする機会が多い。
相手の目を見てタイマンをしたことがないシャバ僧ほど、回りくどい当てこすりやら味方の数で勝負をつけようとする。
まるで放課後の学級会じゃねえかと言いたくなるが、集団生活をしている以上、ある意味大人として正しい姿勢なのかもしれん。
だが、ストリートを生きる者としてはアウトだ。

例えば、目の前で繰り広げられる揉め事をドミニク・

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シネマ飛龍革命 『ダークグラス』

シネマ飛龍革命 『ダークグラス』



イタリアのブランドと言ったら、皆さん何を思い浮かべるだろうか?
グッチ、ブルガリ、ヴェルサーチ、プラダ、アルマーニ…
その辺りの名前に出るかもしれんが、あえて言わせてほしい。
大事なもんを忘れてないですか?と。

そう、ダリオ・アルジェントですね。
長年、ホラーやサスペンスで我々の尻子玉を抜いてきたアルジェント印の映画。
彼氏の10年ぶりの最新作が、遂に公開された!
それがスリラー映画『ダーク

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シネマ飛龍革命『マッシブ・タレント』

シネマ飛龍革命『マッシブ・タレント』

何事においても品行方正が求められる昨今、映画の中だろうが外だろうが破天荒な生き様で我々を魅了してきた俳優ニコラス・ケイジ。
一時期は巷から典型的お騒がせセレブとして扱われ、ファンとしては玉音放送を座して聞くような状況が続いていた。
確かにカタギとしてはどうかと思ったが、人に夢を与える姿勢としては間違ってはいなかった!決して!
それはそれとして、もはや生き様が映画そのものみたいな彼が、ズバリ本人を演

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シネマ飛龍革命『シン・仮面ライダー』

シネマ飛龍革命『シン・仮面ライダー』

唐突だが、皆さん日々人類の自由と平和の為に戦っているだろうか?
職場、学校、家庭とかで。
かくいう俺もショッカー(職場)に絶賛改造された結果、涙を隠し労働しているのだが、そんな社会の改造人間必見の映画が公開された!
それが『シン・仮面ライダー』だ!

どんな映画なのよ!?と問われたら、庵野秀明がサイクロン号に乗って向こうから爆走してきた!
時速400kmで!
と答えたくなる映画である。

おかげさ

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シネマ飛龍革命『仮面ライダーBLACK SUN』

シネマ飛龍革命『仮面ライダーBLACK SUN』

君は見たか!?
愛が真っ赤に燃えるのを!?

ああ!燃えていたさ!
色んな意味でな‼︎…というわけで、Amazonプライムにて『仮面ライダーBLACK SUN』が配信された。
あの仮面ライダーBLACKをリブートと聞いて、直撃世代の俺のキングストーンが久しぶりに光り輝いたのは言うまでもない。
ここ最近邦画でブイブイ言わせている白石和彌監督がリブートした本作。
邦画で汎用性の高い俳優=西島秀俊、白石

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シネマ飛龍革命 『蛇の道』

シネマ飛龍革命 『蛇の道』

いつもはビーパワーで洋画についてワーワー言っているのですが、noteでは主に邦画について書いてみようと思います。
まあ今思いついたのですが。
第一回はコレ。
黒沢清の「蛇の道」
初手から暗いじゃねえか、という声が聞こえてきそうですね。
娘を殺された香川照之が謎の塾講師・哀川翔と一緒に淡々とヤクザへ復讐する本作。
たしか見たのは中学位の時だったかと思います。
暴力というと、ギャーギャー騒ぎながら行使

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