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都内某所の歯医者さん。法人所属のいちサラリーマンとして平日は10時まで診療してます。オ…

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都内某所の歯医者さん。法人所属のいちサラリーマンとして平日は10時まで診療してます。オペ出張は毎月の楽しみ。 帰宅後子供が寝たあとのリビングで、夜な夜なボードゲームの日々。ウヴェローゼンベルグのワカプレが大好きです。 休みは子供と軽いボドゲもします。たまに小説も書いてます。

最近の記事

万字炭山、という忘れ去られた町へ向かった。美談ではないけれど。

財政破綻で有名になった夕張から、北へ数キロの山深い谷間。ここに万字炭山という忘れ去られた町がある。名前の通りかつて炭鉱があった町だ。岩見沢の町から万字線という鉄道も通い、夕張と同じくかつては隆盛を極めた。 だが時代の流れには勝てず、炭鉱は閉山。人は去り、奇しくも俺が生まれた昭和60年3月に国鉄万字線も廃止された。  それから16年。高校2年の夏に俺は初めてここへ来た。1日4本しかないバスで岩見沢から1時間、廃線跡の探訪のためここへ降り立った。当時は自分でも良くわからなかっ

    • MFゴーストを見ていると青春時代の想いが蘇る。

      令和の今ならコンプラ的にアウトだが、私は若い頃走り屋だった。 大学に入り2年間必死にバイトして貯金をして、ハタチの誕生日に25万のボロボロのアルトワークスを買った。そして東京に出て就職して、中学生の頃から憧れていたHONDAプレリュードを買った。 プレリュードは思った以上に最高の車だった。最高すぎて今もHONDA車ばかり乗り継いでもう5台目になる。 多摩地区で歯科医をしていた20代の私は、仕事終わりに高速を飛ばして群馬や栃木に遠征した。 群馬といえば秋名山こと榛名山、イニ

      • MP5 〜マジでポチる5秒前で神回避できた話

        ボードゲーマーならみんな抱えている悩み、それは次から次へと欲しいゲームが出てきてポチが止まらなくなってしまうこと。 特にこの秋はひどい。 とんでもない猛暑だったこと、とは多分関係ないけど、もう意味が分かんないくらい豊作である。 個人的に言えばアルルの丘ビックボックスは必須、オタル予約済み、ダーウィンも欲しいし、テラミスティカももちろん気になる。ゲーマー歴が短いので過去ゲーも気になり、最近はティルトゥムを購入し、ハラータウをポチしてしまった。バラージもニュートンもあれもこれ

        • 本当の自由とは。

          大人とは本質的に自由なものである。   もちろん仕事の時間は拘束される。家族サービスに時間を取られる。しかしそれは自分が選択した結果であって、もともと選択しないことも、これから放棄することすら実は自由である。 自由とは自由と不自由とを選択できる自由があること、と定義したいくらいだ。 つらつら書いたが要は、10時まで仕事かつ子供が小さいかつ愛妻がいる私は、幸せなことにボードゲームをする時間がない!というしょーもないグチである。 そこで私がボードゲームをできる条件を上げてみ

        万字炭山、という忘れ去られた町へ向かった。美談ではないけれど。

          ボードゲームという趣味の立ち位置について

          今朝妻と話していたらこんなことを言われた。 ボードゲームって本来オタクのシュミだよね。 と。 断っておくが、妻は決してオタクやボドゲを卑下してこんなことをいっているのではない。なにせ彼女も自他ともに認めるオタク(ボードゲームではないけど)のひとりなのだから。 ボードゲームの世界に足を踏み入れて、今では出口もわからないくらい深いところに迷い込んでいる俺は、妻の言葉でハッとしたのだ。 令和5年の日本においてボードゲームという趣味は、周りからはオタクだと思われるのか、と。

          ボードゲームという趣味の立ち位置について

          ボドゲ好きなパパの子供たちは

          社会派重ゲーをこよなく愛する私ですが、軽ゲーのたぐいも子供がいるお陰でいろいろ手を出しております。 最近やったダイソーボドゲがなかなか優秀だったので、この前セリアにいったとき、もしかしてとおもちゃ売り場を覗きました。 そしてゲットしましたよ。 迷路アタック! 盤をつなぎ合わせられるらしいので、家族4人でできるように2セットかいました。それでも220円。。泣けるほど安いです。 ゲーム自体は縦横に猫ちゃんを動かして相手陣地に先についた方が勝ちというもので、6歳の息子、8

          ボドゲ好きなパパの子供たちは

          またまたボドゲが増える問題が勃発した話

          いや、これは。。 ムリでしょ。 どうしたって買うでしょうよ。。 ワーカープレイスメント、都市計画、ソロボット、そして美しいアートワーク。。 考えるだけで、プレイ時の幸せが想像できる。 もうこれたぶん私の好きなものしか入っていません。 これは素直に負けようと思います! 買うぞ! とはいえ11月はアルルの丘ビックボックスが多分出る。。これも必ず買う。。 ボードゲーム。 恐ろしい奴だ。。だけどいとおしすぎて離れる気にはなれないよ。 素晴らしい作品の発表はお手柔ら

          またまたボドゲが増える問題が勃発した話

          オラニエンブルグの開発に難渋した話

          昨日の夜な夜なボドゲはオラニエンブルガー運河。Fデッキのキャンペーンのうち1.2回目をプレイしました。 1回目は気持ちよく開発が進んで159点。市長もフムフム納得の出来でしょう。横断鉄道も完成させて橋も環状に並んで、資源にもあまり困ることなく終わりました。 俺上手くなったんじゃない? とかチョづきながら2回目開始。したのですが。。 ナニコレ! まず建築コスト高いのが出過ぎ。。 夜な夜なオラニエンブルガー運河でも書いた自分なりのコツを考えつつ、なんとかムダがないように建

          オラニエンブルグの開発に難渋した話

          パパはこうして歯医者になったのだ

          歯科医といえば当然理系職だ。 なのに突然あるまじきことを言うが、私は理科が嫌いである。身も蓋もないが全く興味がない。 逆に1番好きで得意なのは地理で、高校時代は勉強しなくても偏差値80くらいあった。次が数学でこれも偏差値70を越えた。なのに他の教科は平均レベルというアンバランスだった。  今は変わったようだが、当時我が母校の某地方国立大学歯学部は変わった受験科目を課していた。英語か数学か物理か化学か生物、どれかひとつ選んでその1教科のみで勝負、要は変態を抽出するような試

          パパはこうして歯医者になったのだ

          とても大切なことに気がついた話 〜グラスロード篇

          今夜の夜な夜なボドゲはグラスロード。 これ軽い割に難しいんですよ。。 簡単に紹介すると、舞台は18世紀のドイツ。プレイヤーはバイエルンの森を切り拓き、ここに新たなガラス産業の村を作るというシブいテーマの中量級ゲームです。 今回はけっこう上手にできたかな。。 屋敷を囲む林を中心に、工房が並ぶ村。。 それに庭園をコンボさせて、さあどうか。 21点! 厳しい。。 林を屋敷の左と右下に置けていたら。。それでも26点か。 ルールブックには30点以上で記録的な得点と書かれてい

          とても大切なことに気がついた話 〜グラスロード篇

          1番好きなボードゲームの話

          今夜は久々に少し時間ができた。 よし、少し重たいのをやろう! オーディンか。。アグリコラか。。久々にスピリットアイランドでもあけるか。。 いや、アルルの丘でしょ! アルルの丘は、いちボードゲームプレイヤーとしての私のベストゲームなのです。 アルルの丘は運要素のほぼない、それでいてとても広い選択肢をもつワーカープレイスメント。1アクションを1ヶ月とし、4年半の間にアルル村をどこまで開発できるかというゲームです。 初期には沼地ばかりで馬が一頭しかいない寂しい土地ですが

          1番好きなボードゲームの話

          テンデイズゲームズで胸アツになった話

          たまたま家から近いのでちょこちょこ潜入するテンデイズゲームズでは、近日ロレンツォイルマニーフィコやテラミスティカ革新の時代、バラージの拡張が出るらしい。。 ああ、試したい!!なんでテンデイズゲームズはこんなに私の琴線にふれるゲームばかり出すんだ。。 そんなある日、私はまたここにやってきた。 そう、楽しみにしていたペーパーダンジョンズ拡張を買うために。。 奥様にペーパーダンジョンズの拡張を出してもらっているとき、ふと聞いてみた。 いまティルトゥムとダーウィンズジャーニー

          テンデイズゲームズで胸アツになった話

          There's nothing like this

          92年製のMINIは、ガリガリと年季の入った機械音を立てながら進む。 外環道が尽きる街で、首都高速へ乗り換えた。  環状2号から見る東京の夜景が好きだった。江戸川ごしにみるそれは、果てしない光の海。都会の現実はストレスの塊だけれど、こうして遠くから見るといつもより綺麗に見える。  小さな感動をしたくて、よく高速に乗った。どこに用があるわけでもなく、ただ心が求める方へ。ふたりの間でそれが一致していたか確かなことは言えないけれど、そんな風に人生も過ごしていけたらいいのにね、

          There's nothing like this

          オペ出張は楽しい。

          日帰りですが、新幹線で那須へ出張。帰りの新幹線がE5だとテンション20%くらいあがります。 例にもれずに学生時代は18切符していた鉄道ファンとしては、交通費を出してもらっての移動は至福でしかありません。本当にいいの?って思うくらいです。 雇われで歯科医をしている私の理想は、オペ担当で日替わりで色んな街へ行けることかと思っています。開業しちゃうとなかなかそうはいかないからね。 まあオペはやりたい人多いからそれがなかなか難しいのですが。出会う人と技術を大切にして、頑張りながら

          オペ出張は楽しい。

          今さらですが。。ボードゲームの沼の底から。

          今さら。。 ティルトゥムがほしい! 世界観、ソロプレイ用のオートマ、ジャケも含めて好きな要素モリモリじゃないか。 思えば7月末のテンデイズゲームズのセールに潜入したとき、ティルトゥム割引して売っていたな。。しかもプロモカード配ってたな。。 まだあれからなんと1ヶ月と少し。 こんなにも心が動くとは思わなかった。 ちなみにダーウィンズジャーニーも気になっていてほしいんだけど、私は歯科医のクセに理科嫌いなのでダーウィンさんにそんなに思い入れがないし、やっぱりヨーロッパ商人の

          今さらですが。。ボードゲームの沼の底から。

          負けたんじゃない、逃げるんじゃないさ

          たまにはこんな夜もある。 六角精児の呑み鉄本線日本旅を見ながら、日本酒を頂く。 日本酒はそんなに飲まないけれど、菊水酒造のお酒は何を飲んでも美味しい。他の日本酒だと甘口が好みだけど、菊水はなんでもいける。きっと菊水の杜氏さんと好みが合うのだろう。 そして六角さんの飲んでる顔はすごい。本当に本当にお酒が好きなろくでなしで、愛すべき人だなあと思う。 ♬海岸線は故郷へ向かう道 負けたんじゃない、逃げるんじゃないさ ほんの少し弱くなっただけ 明日は(たぶん)真面目にボドゲの

          負けたんじゃない、逃げるんじゃないさ