見出し画像

好きなもので自分を語る回#2

こんにちは、どうしようもない24歳です。



人生で初めて何かにハマった。あの頃ほどの熱量は今はないけれど、好きな気持ちは変わらない。


高校1年生のとき、出会いはカラオケボックス。
友達が歌ったRPGという曲。

SEKAI NO OWARIというバンドだ。

曲もいいとは思ったけど、ぶっちゃけボーカルのFukaseの顔に惚れたのが最初だった。

なに!このかっこいいひと?!なんなの?誰なの?SEKAI NO OWARIってなに?初めて聞いた!

そこからのめり込むようにSEKAI NO OWARIの楽曲を沢山聞いたし、今まで出しているシングルやアルバムを買い集めた。




この頃の私は、学校に行けてなかった。
原因は人間関係。あれは多分イジメだったと思う。

同じクラスにも、隣のクラスにも、もはや
同じ学年には仲良くしてくれる人が誰もいない状態だった。

2人1組のペアを作るのってこんなに苦労したっけ?と思ったよね。

担任も副担任も大好きだったし、自分では仲がいいと思っていたけどこうなってからは見て見ぬふり。

なぜか同じ学校で同じ地元の友達からも避けられ、今までそんなことをされたことがなかった私の心が折れるのは早かった。



〇〇〇〇(←私の本名)撲滅の会
というLINEグループに招待されたときは
本当に死んでやろうかと思った。

同じ高校の制服を着た人を見かけるだけで過呼吸が
出てその場にうずくまってしまう情けない日々。

今思い返すと、もう少し頑張れたのかもしれないとか1人は悪いことじゃないことが分かっている今なら辛い気持ちは抱えどそこで生きていけたのかもしれない。

だけど、高校生にとってはクラスや学校が自分の世界の全てといっても過言ではない。

ここで1人になったら死ぬのと同じ。とあの頃思っていたし、学校に行けなくなってからは生きている意味も分からなかった。

死ぬ方法を考えるくせに、死ぬのは怖いし、痛いのは嫌だし、どっかでサクッと楽に殺してくれないかなと願う日々が確かにあった。

高校には行きたくない。だけど辞めたくない。きちんと卒業したい。行きたい短大もある。だけどどうしたらいいか分からない。いじめられたからって私が途中でやめてまた1年生からやり直しなんて納得がいかない。

死ぬのはダメだと思ったら溢れ出てくる言葉たち。


SEKAI NO OWARIにはそんなときに出会った。

RPGから始まった私とセカオワの物語は、曲だけに留まらず雑誌やテレビ、ラジオ、SNSなど追えるものはできるだけ追った。

もちろんファンクラブにも入った。S.N.O.W.Sは未だに入ったままで8年目だ。

あるインタビュー記事でFukaseの過去に触れた記事を読んだ。

そこには過去に経験した集団リンチ、アメリカンスクールのこと、閉鎖病棟に入った時のことなど想像してもしきれない壮絶な過去だった。

このことを元にした歌もある。2番終わりの踏切の音はnakajinが実際に撮りに行った話をラジオかなにかでしていたことを思い出す。

だって昨日も一昨日も変わろうとしてたけど
今日も僕は変われないまま

今日がまた終わってく

明日また起きたらなにか初めてみよう
だから今日はいつもより早く眠りにつこう

だけど眠れなくて朝日が昇るんだ
明日はもっと自分が嫌いになるのかなぁ

この曲を初めて聞いたとき、沢山泣いた。
ライブで歌ってくれた時も、沢山泣いた。
今でもこの曲を聞くと、高校1年生の自分を思い出してしまう。

あぁ、自分が好きだと思った人たちが同じ気持ちでいてくれたときがあったんだな。と安心した。

悩んで悩んで、朝が来るのが怖くて夜全く眠れなくなったのは私だけじゃないんだな。

だけどそんな自分を否定するわけじゃなく、最後には応援してくれるこの曲が大好きだ。

Fukaseの過去を知って、Fukaseはその過去を乗り越えた。

メンバーのnakajinやsaoriちゃん、DJLOVEがいたのももちろん大きいけど、やっぱり自分を変える時って絶対に自分の意思が必要だと思うから。

顔が好き!っていう人によってはよく思わない好きのなり方だけど色んな過去を知っていくことで、好きの深みが増したと思うし、メンバー4人皆のことが大好きになった。



そして私は死にたい気持ちと一度決別することにした。



結果的に高校は辞めたけれど、高校1年の途中から支援学校に通うことになった。そこで1年生分の単位を取得。

2年生からは友達の紹介で通信制高校に入ることを決意。通信には少し不安があったけど、私の行きたい短大の推薦枠があることが分かり、編入した。

短大へは無事に公募推薦で合格することができた。

この頃は通信制高校に対して偏見を持たれがちで、肩身が狭い思いをすることもあったけど合格したときは少しだけ自分に自信を持つことができた。

それもこれも私と仲良くしてくれていた少しの友達と私を変えるきっかけになったSEKAI NO OWARIのおかげだ。

少し話は変わって通信制に入ってからは沢山バイトをして、SEKAI NO OWARIのライブに行った。

初めてのライブは最前列だった。よく言う「目が合った!」という体験を初めて理解した。あれは目が合っているし、私のぐちゃぐちゃの泣き顔をきっとnakajinは見ていたと今でも信じている。

ツアーをしてくれる時は福岡で行われる全日程は行くようにして、野外ライブがあった富士急には、1人で行った。

ここまで行動させるほどSEKAI NO OWARIは私を沢山好きな気持ちにさせてくれた。

SEKAI NO OWARIを好きになった頃ちょうど初めて富士急での野外ライブを行っていて私は行くことが出来なかった。

だから2回目の富士急での野外ライブを決行してくれたことは嬉しかった。

3daysある内の後半2日のチケットを取った。ライブ1日目はちょうど高校のテストで終わって東京へ向かった。

初めての1人東京なのに天気は最悪。なんと台風がきていた。

奇跡的に飛行機は飛んだけど、東京に着いてからはあまりの寒さにユニクロで上着を買った。

そこから高速で山梨まで行くけど外は大雨。8時間?位外でライブが始まるのを待ったと思う。下着までびちゃびちゃに濡れていた。

ホテルに帰ろうかな…って気持ちや雨で嫌な気持ちになったりしたのに、Fukaseが「待たせたな!」って言ってメンバー4人が登場した瞬間私は号泣した。

あ、待っててよかった。って簡単に思わせてくる。

その後沢山待ってくれていたお客さんを見てsaoriちゃんが泣いてまた泣いた。

メンバーも雨に濡れながら素敵なライブをしてくれた。

雨の中見るライブは、それはそれで新しいことで一生忘れられない景色だった。


3日目は中止になってしまったことがすごく悲しかったけど「幻の3日目はまたやろう!」という言葉が嬉しかったな。


短大に入ってからももちろんライブに行った。

ツアーには当時付き合っていた彼氏も連れて行った。
私の真剣な横顔に驚いていた。そりゃ集中して聞くに決まっている。

そして私が今まで行ったライブの中で大好きで忘れられないライブがある。

「僕はいまこの日本で一番大きいステージに立ってます!」今でもこの言葉、あの時見た景色を思い出す。そして涙する。

2015年7月、SEKAI NO OWARIが日産スタジアムでライブを行った。

2日合わせて14万人動員のライブ。富士急とは比べ物にならないくらいの大規模ライブで心はワクワクした。

2日とも行かせてもらったけど、楽曲ともかく演出が今までのどのライブよりもずば抜けて最高だった。

何かが終わることがこんなに悲しいことなんだって知らなくて、2日目の後半はずっと涙で顔がぐしゃぐしゃだった。

ずっとこの空間にいさせてくれって思った。

アンコールが始まって1曲目が終わったあと、「僕はいま…」のMCをFukaseがしてくれた。ちなみにこのときsaoriちゃんは泣いていて尚更私も泣いた。

(ここの場面は、ニュースにも取り上げられてあの日を思い出して泣いた)


話の前後には、バンドをバカにされた過去やコンテストでビリになったこと、だけどそれでも信じてずっとやってきたことを話してくれた。

MCを聞いていて4人が信じて頑張ってやってきてくれたから、私はSEKAI NO OWARIに出会うことができたし、苦しい時期から解放してもらえたし、頑張ることができたんだって思ったら本当に涙が止まらなかった。

Fukaseが諦めなかったから、バンドが出来上がって、4人が諦めなかったから、私のような人間が救われた。4人がいなかったら、私は今よりもっとダメになってたと思う。それにこんなに何かにハマれて好きになる気持ちを知ることが出来なかったと思う。

涙と感謝が止まらなくて、ライブが終わり4人が退場したあとも届くか分からない「ありがとう」を沢山叫んだ。


1ヶ月くらい余韻が止まらなかった。本当に素敵な時間だった。


SEKAI NO OWARIの存在は、私が何かを頑張るきっかけにいつもなっていた。

だから、ライブなどがあると分かったときは目標を立てて必ず達成してからライブに望んでいた。


2017年。初めてのドームツアー"タルカス"もその状態で4公演ライブに望む予定だった。


だけど私はこの時また挫折をしてしまう。完全に引きこもりになってしまい、こんな状態で頑張ってもないくせにSEKAI NO OWARIに会ってはいけない。と思ってライブに行かなかった。

というか行けなかった。本当に申し訳ないことをしたと思う。


最後に行ったライブは2016年。

そこから丸々5年が経ち、遂に今年の12月に5年振りに私はSEKAI NO OWARIのツアーを見に行けることが決定した。

(本当にコロナが落ち着くことを願うばかり)

もう今ではシングルやアルバムくらいしか追えてないし、あの頃ほどの熱量は持ち合わせていないけど楽しみな気持ちはあの頃と変わらない。

私の熱量が変わっても、SEKAI NO OWARIの楽曲は聞くとそばで寄り添ってくれているそんな気持ちになる。


ずっと好きと思ってもう10年近く。私にここまで長く好きと思わせるSEKAI NO OWARIって本当にすごい。


私を変えてくれて、頑張らせてくれて、好きな気持ちにさせてくれて、今でも好きと思わせてくれて、ありがとう。本当に素敵なバンド。

そして今でも当たり前のように活動してくれていることが本当に嬉しい。




もっともっとライブの演出とかラジオのこととかメンバーのこととか沢山語りたいけど、今日はここまで。

第2回の好きなもので自分を語る会でした。私の好きなものの原点と言っても過言ではないです。


長いし、拙い文章ですいません…。最後まで読んでくれた方がいたなら本当にありがとうございます🙇🏼‍♂️🙇🏼‍♂️🙇🏼‍♂️🙇🏼‍♂️






最後まで読んでくれてありがとうございます。
どうしようもない24歳です。
できるだけ、毎日書く。を目標にnoteを書いています。

スキしていただいた方の記事読ませてもらってます。スキして回っていますので、この記事でも他の記事でもいいなと思ったらスキしてくれると嬉しいです🙇🏼‍♂️💓

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?