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単なるサッカー好き。特に育成年代に興味あり。山口県出身の選手やフットボールチームを応援…

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単なるサッカー好き。特に育成年代に興味あり。山口県出身の選手やフットボールチームを応援してます。

最近の記事

西京高校サッカー部へ今後の期待をこめて(辛口メモ)

先日の新人戦決勝。 高川学園 - 西京の試合を改めてYou Tubeで観戦。 西京のサッカーについて少し辛口だが、今後の期待を込めて気付いたことを少々。 攻撃は高川のプレスの強度に大苦戦し、守備では自滅してしまったゲームだった。 先制点のシーン、西京8番のオブザボールの動きは良かった。何度も動き直していた。 しかし先制しながらも、その後の方がリズムは悪くなった印象。 高川のプレスに圧迫感を感じたのか、自陣ではボールを蹴り出すのが精一杯。 キックが雑に見えたのもそれが

    • 飯塚高校のサッカーを10倍楽しむ方法

      令和3年度のインターハイサッカーで台風の目となり得る飯塚高校。 中川(アミザージ)、村井(アミザージ)、藤井(セイザン)と山口県出身者が3名登録されており、飯塚スタイルについて書いてみることにした。 福岡県予選の準決勝で8連覇中だった東福岡を2-0で撃破、決勝も筑陽学園相手に2-0のクリーンシート。 インターハイ予選初優勝となった飯塚だが、現3年生は2019年開催のニューバランスチャンピオンシップU-16で静岡学園や前橋育英などを破って全国制覇した世代であり、元々選手たち

      • 高川学園と北海の独断と偏見レビュー

        第98回全国高校サッカー選手権、高川学園と北海の独断と偏見レビュー。 前半はセーフティサッカー試合の前半は完全に北海のペースだった。 北海はFW18番寒河江のフィジカルの強さ、FW14番湊のスピードを活かし、効果的なパスも使って攻撃を組み立てていた。 前半に放ったシュートは5本、一方の高川学園はゼロ。 決め手に欠けた北海に助けられた感は否めなかった。 ジェイ氏のツイートにもあるように、前半はセーフティにという印象が強かった。 相手ブロック内へのパスはほとんどなく

        • 第98回全国高校サッカー選手権山口県代表校は…

          11月10日、第98回全国高校サッカー選手権の山口県代表校が決定する。 ベスト4進出を決めたのは西京、聖光、小野田工、高川学園の4チーム。 注目していた3チームが順当に勝ち上がり、フォロワーの皆さんに協力していただいたアンケート結果からも3強ムードが漂う。 これほど実力の拮抗した選手権予選は、近年なかったように思う。 どのチームが優勝するか全く想像つかない。 だからこそ面白い試合が予想され、今からとても楽しみである。 ベスト4に進出した西京、聖光、高川学園の3強を

        西京高校サッカー部へ今後の期待をこめて(辛口メモ)

          桐光学園を苦しめた西京サッカーとはどんなサッカーだったのか?

          全国インターハイでベスト8入りを果たした西京サッカーを振り返る。 準々決勝でインターハイ優勝校の桐光学園を苦しめた西京サッカーとはどんなサッカーだったのか? 選手権予選の開幕も近づいてきたので、ここで西京のサッカーについて書き記しておきたい。 まずは攻撃から。 基本システムは4-4-2で2トップは縦関係の位置取り。 SBは目立った攻撃参加はせず、トップ目掛けて縦への展開を急ぐダイレクトなビルドアップ。 前半は、FW10番水津と3番井上が縦関係2トップのポジション。

          桐光学園を苦しめた西京サッカーとはどんなサッカーだったのか?

          第11回中国高等学校サッカー新人大会山口県大会決勝 高川学園VS聖光 レビュー

          第11回中国高等学校サッカー新人大会山口県大会は高川学園の優勝で幕を閉じた。 高川学園は1-0のクリーンシートで聖光を下して優勝。 新人戦5連覇達成という偉業を成し遂げ、今年も県内三冠タイトルの一つ目を手にした。 しかし、決勝戦は聖光のゲームだった。 聖光の攻撃を一言で表すと「縦に速く、ピッチの幅を広く使った攻撃」。 この攻撃が高川学園を苦しめた。 聖光は攻守の切り替えが早く、特に「守から攻」の切り替えの早さは、高川学園のそれを上回っていた。 ボールを回収した後

          第11回中国高等学校サッカー新人大会山口県大会決勝 高川学園VS聖光 レビュー

          聖光の中盤空洞化戦術

          平成30年度山口県高校サッカー新人戦2回戦、聖光VS豊北・下関北の試合を観戦。 10-0で初戦を快勝した聖光が、前評判通りの強さを見せた試合だった。 聖光の基本システムは4-4-2で攻撃の局面では選手の配置が変わり、3-1-4-2(に見えた)のシステムでトップを起点にサイドから展開していた。 序盤はセンターバックからトップ17番へのロングボール。 サイドと中盤はそれに絡む準備をし、セカンドボールの回収役に。 17番が競り勝てば直接ゴールを目指す。 また、中盤の14

          聖光の中盤空洞化戦術

          第97回全国高校サッカー選手権大会 1回戦 西京VS富山第一 レビュー

          第97回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が行われた12月19日、西京の対戦相手が富山第一に決まった。 「今年は厳しい」というのが率直な感想だった。 4年連続29回目の出場、全国高校サッカー選手権優勝経験あり。 プレミアリーグに所属し、夏のインターハイではベスト8の強豪校である。 実際に見たプレミアリーグでの富山第一。 強いフィジカルとセットプレーを得意とするチーム、加えてインターハイ得点王であるMF小森をはじめ、前線の決定力は脅威に感じた。 西京にとっ

          第97回全国高校サッカー選手権大会 1回戦 西京VS富山第一 レビュー

          第97回全国高校サッカー選手権大会 山口県大会 準決勝 高川学園VS聖光 レビュー

          高川学園が圧勝すると思っていた。 春のインターハイ予選準決勝でも高川学園と対戦していたが、これといってインパクトのあるチームではなかった。 しかし、今日の聖光は夏とは別のチームのように見えた。 FW山口らの勢いある前線からのハイプレス、2年生ながら大事な一戦でCBを任された中川らの堅い守備は、幾度となく高川学園の攻撃を跳ね返していた。 守備時に5バックの陣形を取り、サイドからの攻撃にも対応。 中盤に位置するMF濱口や品部には人数をかけた守備で、彼らに仕事をさせない。

          第97回全国高校サッカー選手権大会 山口県大会 準決勝 高川学園VS聖光 レビュー

          第97回全国高校サッカー選手権大会 山口県大会 準々決勝 レビュー

          高川学園VS山口と豊浦VS徳山を観戦。高川学園と豊浦が勝利を収めたが、高川学園は貫録勝ち、豊浦は激戦を何とか制した印象だった。 まずは高川学園VS山口のレビューから。 高川学園の基本システムは4-4-2、主に幅を使ったサイド攻撃を展開。スピードと運動量に長けたWGやSBが流動的にポジションを入れ替えながら、山口のサイドを切り崩す。DF田近やMF品部の精度の高いキックから繰り出されるサイドチェンジも有効だった。 そのサイドからの攻撃にMF濱口、FW鳥飼が絡んでハーフスペース

          第97回全国高校サッカー選手権大会 山口県大会 準々決勝 レビュー

          プロになるためのルート

          プロになるためには実に様々なルートがある。 Jクラブの下部組織に入るべきか、大学まで進学したほうがいいのか。 10年に1人の逸材選手であれば、勝手にプロ入りの話も舞い込んでくるので、プロになるためのルートを気にする必要はない。 しかし、実力の拮抗した競争の中でプロになるためには、そのルートを知っておくことが重要である。 より可能性の高い選択肢を選ぶことで、プロ入りを果たすことができるかもしれない。 ここにJ1リーグ所属日本人選手506名(2016年)のプロになるまで

          プロになるためのルート

          サッリのチェルシーが気になって仕方ない

          2018年7月23日、プレミアリーグのチェルシーはオーストラリアリーグ1部のパース・グローリーとの親善試合に挑んだ。 マウリツィオ・サッリ監督就任初戦は1ー0でチェルシーが勝利。 続く7月29日、決してベストとはいえないメンバーで挑んだICCのインテル戦も1ー1の引き分けからPK戦で勝利。 チェルシーはサッリ就任から2連勝と今ノリに乗っている。 サッリのチェルシーが気になって仕方ない。 サッリはセリエAナポリの前監督。 解任時に会長との軋轢でミソをつけたが、ナポリ

          サッリのチェルシーが気になって仕方ない

          ハリー・ケイン、心のあり方

          プレミアリーグ2015-2016、2016-2017と2年連続得点王。 28年ぶりにワールドカップベスト4へ進出したイングランド代表のエースストライカー、ハリー・ケイン。 8歳でアーセナルに見放され、その後ワトフォードからトッテナムユースへ。 トッテナムでトップデビューを果たすも、プレミア2部のクラブでレンタル移籍を繰り返す日々。 数年前までは2部の一選手に過ぎなかった。 そんな彼が市場価値191億円の男になるまで上り詰め、ワールドカップで活躍した要因は一体何だった

          ハリー・ケイン、心のあり方

          ワールドカップに戦い方の美学は必要ない

          日本代表がロシアワールドカップGL突破を決めた。 GL突破を決めたものの、最終戦のポーランド戦、後半残り10分の戦い方と西野監督の采配についてはSNSでも賛否両論。 他力本願だとか、育成上良くないとか、様々な意見が飛び交う中で、この最後の10分について「日本代表のミッションとは何か?」を改めて考えるべきではなかろうかと思った。 日本代表のミッションとは「ワールドカップで結果を残すこと」。 ワールドカップで結果を残すために選ばれたのが日本のA代表である。 この日本代表

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