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#コーヒー
思いを交換することで、人は生きてきた。
思いのほか、濃い時間を過ごした青森を離れ岩手へ。
「東北はみんなシャイなんじゃないか説」は僕のなかではすっかり消滅した。盛岡に到着して駅前通りを流す。ずーっと続いていく商店街を抜けたそのさきにお堀があって、この石垣をバックにコーヒー淹れようとセッティング。さあどんな出会いが待っているだろうか。
・・・・・。
誰も止まってくれない。確かに人は行ったり来たりするんだ。
けど、挨拶してもこちらをチ
被災地で僕が見つめていたこと。
この夏の北海道胆振東部地震。
いまの自分だからできることはなんだろう。
停電のなか、被災地に向かいながら考えた。やっぱりコーヒーだった。
Facebookでの呼びかけに全国からコーヒー豆が集まった。
たくさんのお手紙とともに。
被災地に入ってからのイメージはまだない。
こんなにも空が青くて、日差しがまぶしい。
どこかまだ現実じゃないような、いのちの重みのようなものを想像することもできないまま被災
ひとと会わない日のお話。
ひとと全く会っていないわけじゃないんだけれど、なんだかそんな気持ちになったのでこのタイトルにした。なので写真や本文とは関係ないのかもしれない。
アイヌの家族とともに過ごした阿寒湖をあとにした僕は、今回の北海道地震の被災地に向かってルートをとる。そのあいだの写真たちだ。
どこかのレンガ倉庫。北海道にはこういった古い建物がたいして直されるわけでもなく、そのまま使われていたりして残っているのがどの町
アイヌと家族とコーヒーの物語。
旅というのは不思議なものだ。
そのときどきに見つけた小さなカケラをたどっていくうちに、いつの間にかおおきな一筋の物語が浮かび上がってくるような。
予定をたどること。
空白を埋めていくこと。
それが日常なら、旅はこうかもしれない。
心地よい空白を持ち。そこに入ってくるものを受け入れるもの。
どんな絵になるかは分からない。けどあとから振り返るそこに、自分の人生にとっての必然性のようなものが生まれ
避難所でのコーヒーが生み出すもの。
電気が無くなった。
信号はただ交差点に何もあかりを照らさず立つ。
ホームセンターやスーパーの前には行列ができ、ガソリンスタンドの前には車が並び、つなぎを着たスタッフが手押しポンプなのかハンドルのようなものをグルグルと回しながら給油をしていた。
コンビニはどこもドアに大きく「臨時閉店」と張り紙をしていて、セイコマートや少数のコンビニだけがお店を開いて、小さな端末を使ってレジを打ちながら営業してい