マガジンのカバー画像

ひとり叫ぶ無音の午前4時。

46
エッセイ日記雑記の記事中心。 映画の感想や好きなアイドルの話から、小さい頃の母と影踏みしながら父の仕事帰りを待った夕方の思い出や、絶望に溢れた地獄の景色とか、好きな人の話。つれづ… もっと読む
運営しているクリエイター

#小説

物語の中に、自分を見つけた時、それだけで馬鹿みたいに救われるのはどうしてかな。

物語の中に、自分を見つけた時、それだけで馬鹿みたいに救われるのはどうしてかな。

小説を読んでて、「ここに、私がいる」、と震えた事がある。思わず叫びだしそうになった。叫ぶ言葉は見つからなかった。ただ呆然としてしまうような、奇跡に思えた。

どこからか見てたの?
私を知ってるの?親にも親友にも、自分でも知らないふりしてるようなことを。もちろん話したことすら無い、見たことも無いような作家さんの物語に、確かに自分を見付けた事がある。

叫びだしそうだった。だけど自分でも何を叫べばいい

もっとみる
太宰の死を笑うな!

太宰の死を笑うな!

私は今、すごくしんどい。
かなしい。
耐えられないほどつらい。
何のきっかけも無く一日に何度も涙が零れる。
一日中ベッドの上で過ごしたのに心底つかれた、と思う。
何にって、
自分の人生に。
生きてることに。
何度も死を考え、時に死にたいとすら口にしてしまう。
本心は、本当に死ぬことが望みなのでなく、このまま眠りについて、もう目覚めたくないのだ。
傷付き夜中1人死にたいと涙するこの世界に再び目を覚ま

もっとみる