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お客様が神様なら私たちは天使になる。【仕事エッセイ】

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著書「それでもお客様は神様ですか?」のその後の未公開エッセイ。サービス業の仕事・接客・人間関係・その苦悩について書いたものです。
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2018年11月の記事一覧

そこへ行くまでのちょっとした旅。

これはもう昔のこと。その日はとてもいい天気だった。その頃も確か秋だったのに、暖かでとても…

青木詠一
5年前
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見えない言葉。

久しぶりに、クレームがあった。 それはお客様からの投書であり、それはとても長い文章であり…

青木詠一
5年前
13

言葉と心の正しさのありか。

確かにその人の言っているコトバと言うものは、正しいのだけれど、どこか違っているように感じ…

青木詠一
5年前
18

哀しいこと言わないで。

冗談とも取れるような、ちょっとした話の流れの中、あるちょっとした仕事の中で、しなくてもい…

青木詠一
5年前
13

幸せなクレーム。

「そういえばさ、こんなことがあったんだよ」 昔の仕事仲間だったA君の電話から聞こえてくる…

青木詠一
5年前
19

惣菜屋と彼女への怒鳴り声と。

昔、うちの奥さんが、小さなスーパーの惣菜屋のパートをしていたときのこと、こんな出来事があ…

青木詠一
5年前
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ヒトハ、コワイ。

これは、昔、書いたクレーム日記。あの頃、こんなふうにして私の心は壊れていった。それでも今は、懐かしくて、あの頃の私にいろいろと言いたくなります。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 大きなクレームを抱えていた。誠心誠意、その人のために私は尽くしていた。何度も電話をした。何度もお詫びをした。時には深刻になって、時には理解しあって。そのために私はどれだけの時間をかけたのだろう。 その人も私の対応に喜んでくださっていた。私もうれしかった。これで解決したと思っていた。でも、結局うま