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備前焼のこと

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釉薬を使用しない焼き物のひとつ【備前焼】職人と自然のコラボアート、日常の生活にささやかな豊かさを。
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備前焼のこと(四)美しさの意味

備前焼のこと(四)美しさの意味

備前で出逢った作家さんの工房へ。
今回もY様のお宅にお世話になります。
約束の時間にまだ余裕がありましたので、気になっておりました庶民に開かれた日本最古の学校『閑谷学校』へ寄り道してみました。

翌朝、Y様宅から向かいます。
お約束の山道迷子。
対向車が来ないことを願いつつ、なんとか到着したのは石井総さんの工房です。薪が山と積まれた古民家で、穏やかな空気が流れておりました。

沢山並べられた作品と

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備前焼のこと(三)備前焼の特性

備前焼のこと(三)備前焼の特性

備前から気になったものを種々持ち帰り、スタッフとシェアします。
好きなものを好きなだけ思い思いに取ってもらうと、プチマーケティングにもなりますね。

お部屋や食卓に備前焼をちょっと置くだけで、空間が豊かになります。
素朴で小さなものだけど、ひとつひとつ選びました。
そこからまた選ばれていく備前焼。スタッフひとりひとりの感性の違いに嬉しくなります。

予備知識なしで出掛けた備前です。
でも、現地でい

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備前焼のこと(二)出逢い

備前焼のこと(二)出逢い

民泊でお世話になっているY様が、お知り合いの窯元さんまで送ってくださいました。
 ゆっくりギャラリーなど見ていましたら、『珈琲いかがですか?』と
ご主人が備前焼のカップに淹れてくださいました。初備前焼カップです。
珈琲好きです。ワクワクしながらいただきました。
 深入りのいい香りとともに、澄ンとした透明感を感じます。
?豆の種類かな??と思いましたが、どちらかというと水の様な気がしました。色味と対

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備前焼のこと(一)初岡山

備前焼のこと(一)初岡山

感染症規制が終わったら訪問したいと待ちに待ったのが備前焼めぐりです。
強く惹かれる備前焼でしたが、焼き物については全くの素人で自身が何に惹かれているのかも表現できませんでした。

随分前に読みましたので内容の記憶がほぼ飛んでおりますが、
『里山資本主義:藻谷浩介・NHK広島取材班共著』と『腐る経済:渡邉 格著』の舞台(*今は移転された様です)が岡山の印象でした。
個人的に筆者が国産珈琲農園のメンバ

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