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短編小説

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【超短編小説】宇宙人が地球に来ない理由

■1章 宇宙人の視点 「あいつら・・・」 「ああ、あいつらは・・・キモい」 「だよな。汚すぎ…

知識系漫才ネタ作家デビューの件。

今日、漫才ネタ作家としてデビューしました。松原靖樹です。 自称デビューです。 では早速参…

短編小説【覚醒後夜】

もともと田舎住まいだったから、中堅都市のメインステーション近くに引っ越したことで利便性は…

短編小説【覚醒前夜】

ある朝目を覚ますと、綺麗さっぱり、完全完璧に私は諦めていた。気持ちは明浄で爽やか、頭の中…

短編小説【心地よい檻】

離婚したその月に40になった。 多くの離婚した女性がそうであるように、私も働いて家賃を払う…

短編小説【コンビニの水】

ある朝、スクランブルエッグを食べながら、ポーチドエッグはなぜ白身が固まって黄身がトロトロ…

短編小説【「手記」えにし】​

その昔別れた彼女がこんな話をしてくれたことがある。​ 彼女の父親が病気で亡くなり葬式をした。葬式の前日に30代半ばの女性が訪れた。​ 母親はその女性のことを知っていたようで家に招き入れた。女性が彼女を目にすると、こちらを向いて少し涙ぐんだ目で頭を下げた。​ 女性は家の中に入り、そのときはじめて彼女も呼ばれて母親から紹介された。​ 3人の女性を取り囲む場所がリビングなのかダイニングなのか聞いてはいないが、ともあれ女性は一通りのお悔やみを言った後、彼女が初めて聞く話を語り出した。

短編小説【ゲーム理論】

3113年。量子コンピューターと進化型AIの発想によって科学的大発見が起こった。​ この発見に…

短編小説【幸福ファミリー】

ストック分2つ目。 ■父の目線私は俗に言うところの良い大学を出て良い会社に就職した。上場…

短編小説【食物連鎖】

​ ■1章 ハナコ ともかく広い世界、美味しい食事、のんびりとした性格に合ったのんびりと…

短編小説の書き方ーはじめて編

「一体何がどうしてこうなった?」と俺以外のみなさんは思ったであろう。 【本質思考トレーニ…