まゆちん

#シングルマザー 未婚組。#ステップファミリー。 ハンドメイドも手仕事も好きで、いろい…

まゆちん

#シングルマザー 未婚組。#ステップファミリー。 ハンドメイドも手仕事も好きで、いろいろやってきた経験を綴ってゆきたい。 共依存に興味をもって十数年、カウンセリングの勉強も続行中。

記事一覧

お母さんと呼ぶこと、呼ばれること

金田一春彦先生の著書『日本語(岩波新書)』では、日本の家庭では、その家庭内の最年少者から見た関係性を、家族全員で呼称とする、といったことが書かれている。 『サザ…

100
まゆちん
1年前
1

栽培学習の延長戦にて

保育園の卒園時、チューリップの鉢植を貰った。1号のチューリップは、毎年植え替えていたのに、いつの間にか球根がなくなってしまった。2号のチューリップは、貰ってきた年…

まゆちん
1年前
2

ヨモギを食すその日まで

わたしが通っていた公立の幼稚園では、毎月絵本が配られた。配る前には、担任が読んでくれたものだった。帰宅してから母に読んでくれとせがむが、わたしの母という人は、こ…

まゆちん
2年前
3

訃報時におけるそれぞれの対応に思うこと

同じひとり親として知り合った方の訃報が届いた。それはほとんど活用されることのないメーリングリストに届いた。件名の「訃報」を見て、あの人ではないか、と思った。 数…

まゆちん
2年前
2

読書で文章力は上がるのか?

文章力って、どうやったら身につくのか、上げることができるのか。作文やら、読書感想文の宿題が出がちな小学生の保護者なら、気になることではある。 わたし自身は、「書…

100
まゆちん
2年前
4

初めて宅配ピザを食べた話

『E.T.』を観ていて、思いだしたことがある。冒頭での宅配ピザを注文するシーンだ。当時、日本では、宅配ピザがなかった。だから『E.T.』のこのシーンを観て、「アメリカで…

100
まゆちん
2年前
1

低学年の勉強は楽勝か

小学2年生の2号に、小学1年生の漢字の問題をやらせていた。2年生なんだから、もちろん2年生の漢字をしっかり覚えてほしいが、1年生の漢字をないがしろにしていいわけではな…

100
まゆちん
3年前
3

夏の終わりの休日に

新学期が始まり、2号が新しい教科書を持ち帰ってきた。「おてがみ」が載っていた。がまくんとかえるくんのお話。教科書には、がまくんとかえるくんの他のお話の本も紹介さ…

まゆちん
3年前
2

家庭学習を続ける工夫

日本でも新型コロナウイルス(COVID19)騒動が始まり、学校の休校が始まったのが3月。それ以降、1年も前に書いた「お金をかけない家庭学習」が多くの人に読まれているよう…

100
まゆちん
4年前
12

世界はコロナと戦っているが、わたしはGと戦っている

エレベーターのあるマンションから、外階段の建物に引っ越した。以前住んでいたマンションのほうが築年数は古いのだが、こちらの建物は手すりがサビだらけでボロボロで、一…

まゆちん
4年前
1

母から押しつけられた洋服

自分では使わない、いらないものだけれど、捨てるには惜しいからと、他者に押しつける人がいる。子どもが着ていた洋服などは、その際たるものかもしれない。中には掘り出し…

まゆちん
4年前
6

年パス、サイコー!

子どもが2歳くらいの頃から、頻繁に #動物園 、#水族館、#博物館 に連れて行っている。子どものためというより、親が好きだから行っているようなものだが、本当によく行って…

まゆちん
4年前
3

お金をかけない家庭学習

むかし #シングルマザー の先輩たちに「小学生が貯め時」ということをさんざん言われ、その意味が分かったのは、子どもが中学生になった頃だった。

100
まゆちん
5年前
3

『ファザーファッカー』と『ダンシング・マザー』

いつの頃からか #内田春菊 さんが好きだ。 1993年に出版された『ファザーファッカー』は、とても衝撃的な内容だった。これほど一気に読んだ本は、わたしの人生において、…

まゆちん
5年前
8

得をする、日用品から考える薬事法

仕事上、必要に迫られて、#薬事法 について調べたことがある。 薬事法とは「#医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」のこと。「医薬品、#医薬…

まゆちん
5年前
4

信田さよ子さん講演に行ってきた

#信田さよ子 先生の著書に出逢ったのは、もう16年も前のこと。なぜ手に取ったのか、すっかり忘れてしまったが、とても救われたことだけはよく覚えている。以来、ずっと何か…

まゆちん
5年前
9

お母さんと呼ぶこと、呼ばれること

金田一春彦先生の著書『日本語(岩波新書)』では、日本の家庭では、その家庭内の最年少者から見た関係性を、家族全員で呼称とする、といったことが書かれている。 『サザエさん』を例にとろう。磯野家では、最年少者がタラちゃんである。実際には『サザエさん』では、タラちゃんから見た関係性を家族全員で呼称しているわけではないのだが、例として分かりやすそうなので。タラちゃんから見たおじいちゃんである波平は、妻や娘や息子や婿からも「おじいちゃん」と呼ばれるのが、日本の家庭ということなのだ。 『ち

有料
100

栽培学習の延長戦にて

保育園の卒園時、チューリップの鉢植を貰った。1号のチューリップは、毎年植え替えていたのに、いつの間にか球根がなくなってしまった。2号のチューリップは、貰ってきた年から花が咲かなかった。蕾すらつかなかった。それでも諦めずに毎年植え替えていたら、4年めにして初めて花が咲いた。諦めずに続けてみるものだ。2号の同級生ママが、どうしたらいいか分からないというので引き取ったチューリップも同じように毎年植え替えて世話をしていたが、3年めを最後に球根がなくなってしまった。どういうことだろうか

ヨモギを食すその日まで

わたしが通っていた公立の幼稚園では、毎月絵本が配られた。配る前には、担任が読んでくれたものだった。帰宅してから母に読んでくれとせがむが、わたしの母という人は、これ以上ないほど音読のセンスがない人で、子どもながらにダメ出しをしていたことを覚えている。母がそんなだったから、自ら進んで本を読むようになったかというと、わたしの読書量は読書家というほど多くはなかった。ただ祖父だけは「本食い虫」と言って喜んでいたし、何度繰り返しせがんでも、同じ絵本を何度も繰り返し読んでくれた。 のちに

訃報時におけるそれぞれの対応に思うこと

同じひとり親として知り合った方の訃報が届いた。それはほとんど活用されることのないメーリングリストに届いた。件名の「訃報」を見て、あの人ではないか、と思った。 数年前のオフ会のときに、地元での規模の大きな開催だったにも関わらず、当然出席するだろうと思われるあの人は、欠席だった。出席した人の話によれば、どうも体調が良くなさそうである、とのことだった。詳細を知っていそうな人は皆、詳しく語ろうとしなかった。その話を聞いて、状態が良くないのだろうな、と思っていた。 数年前のことだか

読書で文章力は上がるのか?

文章力って、どうやったら身につくのか、上げることができるのか。作文やら、読書感想文の宿題が出がちな小学生の保護者なら、気になることではある。 わたし自身は、「書く」を仕事にしていたこともあるので、人並みには書くことができるのだろうと思う。その文章力をどこで身についたのかと言えば、よく分からない。 よく聞くのは、読書をさせることが良い、ということだ。本を読むくらいで文章力が上がるなら、こんな簡単なことはない。では、どのようにして子どもに本を読ませるか、である。

有料
100

初めて宅配ピザを食べた話

『E.T.』を観ていて、思いだしたことがある。冒頭での宅配ピザを注文するシーンだ。当時、日本では、宅配ピザがなかった。だから『E.T.』のこのシーンを観て、「アメリカではピザを配達してくれるのか!」と思う人が少なからずいたはずなのだ。 『E.T.』の上映から数年経っていただろうか。宅配ピザ屋ができた。わたしが住んでいた地域は、わりと早い段階で、宅配ピザ屋ができた地域のようだった。今のようなメニューとは違って、完全にオリジナルのピザを注文する仕様だった。

有料
100

低学年の勉強は楽勝か

小学2年生の2号に、小学1年生の漢字の問題をやらせていた。2年生なんだから、もちろん2年生の漢字をしっかり覚えてほしいが、1年生の漢字をないがしろにしていいわけではない。だから覚えていない漢字をあぶり出すために、やらせてみた。 2号の小学1年生の漢字の把握は、全体的には悪くない。以前にやったのに忘れていて書けなくなっているところや、促音や送り仮名が苦手なことがよく分かる。算数が苦手なことから、漢数字を使う語句も苦手なんだろうなぁということもよく分かった。 そんな中、「じっ

有料
100

夏の終わりの休日に

新学期が始まり、2号が新しい教科書を持ち帰ってきた。「おてがみ」が載っていた。がまくんとかえるくんのお話。教科書には、がまくんとかえるくんの他のお話の本も紹介されていたので、図書館で借りてきた。そうして2号と前後して、全4冊を読んだのだった。 『ふたりはいっしょ』にある「よていひょう」という話では、がまくんが「することがいっぱいあるんだ」と1枚の紙に書きだす。ひらがなで「きょうすること」と書かれた予定表の挿絵まである。最後は「おねんね」だ。訳者の言葉選びの妙を感じる。 2

家庭学習を続ける工夫

日本でも新型コロナウイルス(COVID19)騒動が始まり、学校の休校が始まったのが3月。それ以降、1年も前に書いた「お金をかけない家庭学習」が多くの人に読まれているようだ。 「お金をかけない家庭学習」では、あるサイトを紹介した。そこは本当に便利だ。苦手な単元だけをプリントアウトしてもいいし、先取り学習にも使える。幼児から中学生向けだけでなく、他企業とのコラボも多いので、プリントの作りも様々で、子どもの性格に合わせて選ぶこともできる。 家庭学習とは、教材だけ揃えて終わりではな

有料
100

世界はコロナと戦っているが、わたしはGと戦っている

エレベーターのあるマンションから、外階段の建物に引っ越した。以前住んでいたマンションのほうが築年数は古いのだが、こちらの建物は手すりがサビだらけでボロボロで、一見すると人が住んでいるとは思えないかもしれない。それでも人は住んでいる。ネズミも住んでいるかもしれない。 あるとき、窓ぎわに立っていたら、ベランダにネズミの姿を確認した。そのとき、わたしは確かにネズミと目が合った。「かわいい!」とすら思ってしまった。ドブネズミほどの大きさではなく、他の住民が飼っているネズミが散歩でも

母から押しつけられた洋服

自分では使わない、いらないものだけれど、捨てるには惜しいからと、他者に押しつける人がいる。子どもが着ていた洋服などは、その際たるものかもしれない。中には掘り出し物があったりするから、お下がり洋服などは、「捨てるかどうかはこちらで判断するから」と言って、なんでもかんでも引き受けてきた。お下がりを回してくださる家庭状況によるのか、状態がいいものばかりのときもあれば、そうでない場合のときもある。 お下がり品でなくても、趣味に合わないものをいただくことがある。そういうときは、二束三

年パス、サイコー!

子どもが2歳くらいの頃から、頻繁に #動物園、#水族館、#博物館 に連れて行っている。子どものためというより、親が好きだから行っているようなものだが、本当によく行っている。 今年の #夏休み は、#上野動物園 の「#真夏の夜の動物園」、#葛西臨海水族園 の「#夜の不思議の水族園」、#多摩動物公園 の「#サマーナイトTama Zoo 2019──フクロウがなく夜の動物園」に出掛けた。ふだんは閉園している夜の時間帯だが、夏の一時期だけ、開園時間を延長する #イベント だ。一年に

お金をかけない家庭学習

むかし #シングルマザー の先輩たちに「小学生が貯め時」ということをさんざん言われ、その意味が分かったのは、子どもが中学生になった頃だった。

有料
100

『ファザーファッカー』と『ダンシング・マザー』

いつの頃からか #内田春菊 さんが好きだ。 1993年に出版された『ファザーファッカー』は、とても衝撃的な内容だった。これほど一気に読んだ本は、わたしの人生において、いまのところ『ファザーファッカー』の他にない。読んでいる途中で一度トイレに行ったくらいで、本当に引き込まれて読んだものだ。 そして2018年に、『ダンシング・マザー』が出版された。 この2冊の本は、姉妹本である。内田春菊さん自身、#NHK の #あさイチ に出演されたときに、「わたしの視点で書いた物語を、母の

得をする、日用品から考える薬事法

仕事上、必要に迫られて、#薬事法 について調べたことがある。 薬事法とは「#医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」のこと。「医薬品、#医薬部外品、#化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保……」等が目的とされている。 では、医薬品と、医薬部外品と、化粧品って、何がどう違うの? 先日、クローズドな販売会があった。そこで、ある「#美白 効果のあるローション」が目についた。よくよく見ると「#薬用」と書いてある。「薬用」のわりには安

信田さよ子さん講演に行ってきた

#信田さよ子 先生の著書に出逢ったのは、もう16年も前のこと。なぜ手に取ったのか、すっかり忘れてしまったが、とても救われたことだけはよく覚えている。以来、ずっと何かと支えにしている方だ。 そんな信田先生の講演を聴く機会があったので、行ってきた。信田先生の講演を聴くのは、確か4年ぶりで、これで3回めだと思う。 長年、著書を読んできたので、信田先生のおっしゃることはいちいちうなずけることばかりなのに、行ってみると毎回、新たな発見や気づきが得られる。実際に会いに行くことの重みとは、