その事件は、気が重くなるような雨の降る、とあるグズついた昼下がりに起きた。 多忙にしており、アパートに帰っている暇もなかった私は、数日ぶりにアパートに帰ろうとし…
はじめまして。早乙女 ぱぴ子です。 当ノートは、齢26になる女性が日本国内で実際に体験した、「毒親」と行政・警察・司法にまつわる実話で綴ってまいります。 2019年現…
早乙女 ぱぴ子
2019年7月1日 23:15
その事件は、気が重くなるような雨の降る、とあるグズついた昼下がりに起きた。多忙にしており、アパートに帰っている暇もなかった私は、数日ぶりにアパートに帰ろうとした。しかし、部屋の鍵を開けると、違和感があった。不穏な空気。玄関に、見慣れない靴がある。数秒、私の脳内がフリーズした。『母の靴だ』鍵は渡していないし、彼女の性質上、一度も来たことがないところには、自力で来られるわけ
2019年6月29日 23:17
はじめまして。早乙女 ぱぴ子です。当ノートは、齢26になる女性が日本国内で実際に体験した、「毒親」と行政・警察・司法にまつわる実話で綴ってまいります。2019年現在、「毒親」という言葉は独り歩きをしており、いずれの情報も「過去の事象に執着し糾弾するばかりで、現在と未来への対策が殆どない」というのが実際のところです。これは、精神科医の斎藤学(さとる)先生も『「毒親」の子どもたちへ』の出版