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おもしろい人のまわりにおもしろい人が集まる


2023年8月23日(水)朝の6:00になりました。

類は友を呼ぶ。同類相求む。目の寄るところへ玉も寄る。

どうも、高倉大希です。




吉本隆明が、好きです。

作家である吉本ばななさんのお父さんです。


きっかけは、過去に運営していたブログについたコメントでした。

「吉本隆明さんと似ているなと思いながら毎日読んでいます」


恥ずかしながら吉本さんのことはまったく知らなかったので、調べるところからはじまりました。

代表作でもある「共同幻想論」には、大きな衝撃を受けました。


「孤独」ということを、どこまで自分の中に呑み込んで、つきつめていけるか。そしてその上でどこまで風通しよく生きていけるか。それを目指していこう、と。

吉本隆明(2017)「ひきこもれ」大和書房


糸井重里が、好きです。

「ほぼ日」こと「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営している糸井さんです。


きっかけは、自分が毎日文章を書きはじめたことでした。

「糸井重里さんはかれこれ20年以上毎日文章を書いている」


恥ずかしながら糸井さんのことは名前を聞いたことがある程度だったので、調べるところからはじまりました。

代表作でもある「MOTHER2」には、大きな衝撃を受けました。


実は、情報はたくさん出した人のところにドッと集まってくるんだ、という法則があるのです。もらってばかりいる人は、いつまでたっても「少しもらう」ことを続けることになります。おすそわけをたくさんしている人や企業には、「これも、あなたが配ってください」とい新しい情報が集まる交差点のようになっていきます。

糸井重里(2014)「インターネット的」PHP研究所


このふたりに親交があったことを知ったのは、随分とあとになってからでした。

驚いた反面、やっぱりそうかと思ったことをいまでもはっきり覚えています。


夏目漱石と寺田寅彦でも、まったくおなじことが起こりました。

細野晴臣と横尾忠則でも、まったくおなじことが起こりました。


自分の中の好きと好きが、実際に繋がっていたのです。

感動したのはもちろんですが、きっとそういうものなのだろうなと思います。


そこから吉本さんのご自宅をしばしば訪ね、いわば門前の小僧のように話を聞きに行くようになりました。仰ぎ見るような「師」ではなく、「近所にいる、宝物のような普通のおじさん」として、話を聞いていたんです。

糸井重里、古賀史健(2018)「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」ほぼ日


情報は、たくさん出した人のところにドッと集まってきます。

それだけでも、毎日書くことの価値はあります。


おもしろい人のまわりに、おもしろい人が集まります。

発信のない人のもとには、集まりようがありません。






サポートしたあなたには幸せが訪れます。