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「食べる」を考える。ベジタリアン、ヴィーガンであるかよりも大切なこと。



Diet ダイエット

というと日本では減量とか痩せる意味で捉えられていることが多いですが、実は英語では食生活、食習慣、食事療法全般のこともさします。
 
 

このDietについて、周りの人から「Rikaはベジタリアンなの?ヴィーガンなの?ペスカテリアンなの?」とよく聞かれるんですが、ぶっちゃけどれでもないんです。だから返答に困ります。
 
 

わたしが大切にしている軸


それは、ベジタリアンとかヴィーガンとか、そういったある種の「型」みたいなものに忠実に合わせていくことではなく、
 

自分本来の体質に合ったもの、
暮らす環境や体の状態に合わせて必要なもの選んでいく

ということです。なので、呼び名はあまり関係ありません。
基本はたしかに穀物やお野菜をメインとした食事ですが、お魚やお肉、卵も必要かなと感じた時には食べます。
   
 
意識をしていることは、過剰に加工されていない自然なもの、生き物たちが生きていた時に尊厳ある形で育てられたもの、できるだけ輸入ではなく地元のもの、そういうものを出来るだけ選ぶよう心がけています。


そして何より、感謝をして、無駄なく喜んで頂くこと。

 

「型」にしばられないこと


わたしが思うのは、どの「型」を選ぶかということよりもまず大切なことは、

「何を選ぶか」「どのように頂くのか」の大事さについて
わたしたちは意識をもっと高めるべき

なのではないか、ということです。
 


私も何年か前は、お肉もお魚もチーズも白いお米も卵も一切断ち切ってストイックな食生活をしていました。
  

 
最初は、そのお陰で体の中のお掃除ができ、どんどん快調になっっていきました。けれど、そのうち逆に消化がうまくでくなくなったり、砂糖が無性に食べたくなったり、、、など不調がまた現れてきました。 
 
 
 
なので、その後はやめていたものをたまに食べるようにしていったり、、また控えてみたり、、、
 
   
そうすると、だんだん「これを食べすぎたらここにニキビがでやすいんだなー」「これを食べると私はお腹が張りやすいなぁー」「これは合う/合わないなぁ」など、自分の体のパターンがだんだん分かってきて、
 
 
 
自分の体を観察しながら食べるものを選ぶ
ということが意識できるようになりました。
 

その結果、健康にいいからといって自分の体に合わないものを無理に摂取するということがなくなったし、何より心がもっと軽くなってきました
 
 

おそらく以前の私は、「型」から外れることに罪悪感のようなものを感じていたのだと思います。


「型」に完璧であることに縛られすぎて、それ以外は悪とジャッチしていたことに気がつきました。


つまり、食生活を整える本来の目的である「自分のとっての健康を見つけて、心地のよいこころとからだを目指す」というところからズレてしまっていたのです。


何を大切にしたいのかを考える。「選択の責任」


あなたは食べるとき、食材を選ぶとき、何を意識していますか?

食べるということは、暮らしの中で当たり前の習慣として、わたしたちは「食のいのち」の尊さや有難さをついつい忘れてしまいがちです。「どのように頂くのか」「何を選ぶか」に対してテキトーになってしまいがちです。


「知って、きちんと考えて、選ぶ」
それは、一人一人にとってとても大切なことなのです。

例えば、ファストフード店でハンバーガーを食べたりする。安くて、便利です。その安さを叶えているのは工業家畜産業。この工業畜産の恩恵を受ける一方で、その背景では、実は、環境破壊や貧困、動物福祉など、たくさんの問題が世界で引き起こされています。

そして、忘れてならないのは、こうした社会問題を産み出しているのは、他でもない、わたしたち一人一人の「消費」という「選択」なのです。

貧困、労働者の人権、生物多様性の喪失。。。なんだか日本にいると他人事のような、自分には関係のないような問題のように思われるかもしれませんが、そうではないということ



このことに気がついたときから、私は、

「むやみに消費する食べ方から、しっかりと選ぶ食べ方、しっかりと選ぶ生き方にしていきたい」
 

そういう想いで今のライフスタイルへを選んできました。そして、この生き方は結果的に、自分のカラダやココロも健やかにしてくれるということを実感してきました。


重要なのはベジタリアンかヴィーガンか、ということではない。


こうした工業畜産の背景を知って、ベジタリアンやヴィーガンというDietを選ぶ人が増えてきました。私も、そのうちの一人でした。自分のこれまでの食生活を見直す人が増えるのは素晴らしいこと。

ただ、一方で、ベジタリアンやヴィーガンをお洒落なトレンドとして捉えて、「とにかく野菜ならなんでも健康的」のように勘違いしている人も多いように思えあれます。それはちょっと注意した方がいいと個人的に思います。なぜなら、
 


自分の中の健康=自然な状態はひとりひとり違うはずから。
「型」が全ての人にハマるとは決して限りません。
 
 
 

どの野菜を、どのように調理すると自分の体は喜ぶのか
どこで、どのように、だれによって育てられたのか
どの季節に食べるのか
どのような気持ちやこころの在り方で料理するのか、頂くのか


 

こうした様々な要素が、食材の栄養価、体への消化のされ方、得られるエネルギー、波動、幸福感など目に見えないレベルで影響を与えます。
 
  

だから、ベジタリアン/ヴィーガンになることが重要なのではありません。わたしたちが「いのち」を頂くうえで意識をするべき大切なことは、もっと別のところにあると私は思います。


 
「型」に自分を合わせていくのではなく、

 
まず自分の体を知ること。
観察すること。
もっと興味をもってあげること。

 
 

TVやSNSの情報や、「肉は毎日食べなきゃだめ」「牛乳を飲まないと大きくなれない」とかそういう古い価値観に縛られてすぎて、自分の体の感覚を無視しない。周りからの情報やトレンド、他人の意見に流されて正解を見つけようとするのではない。


色々試して、トライアンドエラーをしたっていい。
大切なことは、その時に自分の「感覚」に素直になれるか
「自ら選ぶ」ことを放り出さないということ。

   

その意識を忘れず持ち続けていきたいものです。

  
 

#地球と自分にやさしく生きる
#食と健康
#心地のよいこころとからだを育む
#私は食べることが大好きだからこそ食べることに真剣なんだ




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