マガジンのカバー画像

52歳の田舎のおばさん留学記

26
2017年頃に留学奨学制度を使って留学した経験を、生活面を中心に振り返っています。
運営しているクリエイター

記事一覧

2017年。アメリカ横断皆既日蝕。大学の授業は休み(52歳の田舎のおばさん留学記;番外編)

2017年。アメリカ横断皆既日蝕。大学の授業は休み(52歳の田舎のおばさん留学記;番外編)

今朝、テレビのニュースを見ていたら、昨日はアメリカで皆既日蝕が見られたとかで、嬉しそうに空を見上げるアメリカ国民が映し出されていた。
前回は7年前の2017年。私はアメリカにいた。
今回は2024年。次回は2045年だそうだ。
21年後。私、生きてるかなぁ・・・。
そう考えると、2017年の皆既日蝕をアメリカで見たことも、結構貴重な経験に思えてきた。
ニュースでは、皆既日蝕による経済効果は1兆円弱

もっとみる
軽い気持ちで参加したツアー。行きは良い良い帰りは・・・(52歳の田舎のおばさん留学記21)

軽い気持ちで参加したツアー。行きは良い良い帰りは・・・(52歳の田舎のおばさん留学記21)

アメリカ上陸2日目。アメリカに馴染むために(?)シカゴのホステルにあったボランティア「歴史博物館ツアー」に参加した話です。

午後1時半。
ホステルのインフォメーションセンターの前に集合する。
メンバーは、まず、メキシコから来た二人はキャンセル。
ドイツからの若い女性一人。アメリカユタ州からの高校卒業旅行というティーンの女性二人組(「大学には行かないの!」と言っていた)。それから、カリフォルニアの

もっとみる
アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20)

アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20)

私がシカゴで泊まったのは、Hi Chicago Hostelというところです。8人部屋や10人部屋で大丈夫な人なら、一泊3000円代でシカゴの中心に泊まれます(朝食付き!)。
私は、入院する時も「できれば大部屋」が良く、寝る時以外はカーテンを勢いよく開け放して、隣のベッドの人とも多少は交流したい、と思うタチでしたので、一人で1室のホテルより断然こっちの方が好みでした。

予約は、Booking.c

もっとみる
ここは日本の田舎町じゃないので・・・(52歳の田舎のおばさん留学記19)

ここは日本の田舎町じゃないので・・・(52歳の田舎のおばさん留学記19)

私が現在住んでいる所は、新幹線の通っていない城下町、というのも既に憚られる気がするくらい”簡素”になってしまった街です。「町はずれ」という言葉は子どもの頃読んだ児童書などで知っていましたが、ここ(夫の実家がある)に40歳頃に引っ越してきたときに、「町はずれ、って今の日本に本当にあるんだ!」と感動!しました。
「そこのケーキ屋に行きたいの? ちょっとわかりにくいかな。街は出る。そして県道から曲がって

もっとみる
留学記、再開します(52歳の田舎のおばさん留学記番外編)

留学記、再開します(52歳の田舎のおばさん留学記番外編)

留学記、約1年ぶりの更新です。

昨年、このシリーズを書いている時は、
ちょっと軽妙な雰囲気で書いておりましたが、
自分としては、トラウマになるかさぶたを「大丈夫か」「大丈夫か」と剥がしながら、こわごわ書いている感じでありました。
書きながら癒されているところもあり、
1年前の記事を書き終わったところで、かなりトラウマから解放され、
書き続けるエネルギーが途切れたのでした。

が、
最近、これらの

もっとみる
クレジットカードの洗礼(52歳の田舎のおばさん留学記18)

クレジットカードの洗礼(52歳の田舎のおばさん留学記18)

2017年当時、地元の田舎地域の「現場」では、金銭のやり取りにカードというものを使うことがほとんどなかった。

生活に電車が入り込んでこないので(車社会)、Suicaなどとも全く無縁である(当時)。
使われていたのは、せいぜい、店舗ごとにハンコを押す紙のカードぐらいである。

クレジットカードを使う機会も、もちろんなかった。
持ってはいた。ネットショッピングで使うし、某オンライン英会話スクールの支

もっとみる
劇的環境変化の緩衝材;アムトラックの利用(52歳の田舎のおばさん留学記17)

劇的環境変化の緩衝材;アムトラックの利用(52歳の田舎のおばさん留学記17)

自分では、歳のわりには「環境変化に強い」「馴染みやすい」と思っている。そう、心構えとしては、新しい環境は全くウェルカムなのである。が、繊細さと、やはり年齢?のゆえなのか、いやいや、新幹線も通っていないような陸の孤島的田舎で、しかも、子育てと介護と自宅敷地内の仕事だけしてきたような人が、単身外国に行くんだから当たり前でしょ?的な、新天地に対する「おそれ」が、現地到着前にあった。

この奨学財団が指定

もっとみる
成田空港行きの切符を間違えられる? (52歳の田舎のおばさん留学記16)

成田空港行きの切符を間違えられる? (52歳の田舎のおばさん留学記16)

「成田空港行きの切符」
そうです。JRです。
JRの成田空港行きの切符を、思ったように買えなかった、という、アメリカ行きののっけから動揺しまくる(でも動揺しないようにコントロールした)出来事が起こった話です。ありえないのですが、田舎✖️おばさんという式の前には「あるかもしれない」出来事でした。

本当は、このnoteで、アメリカ渡航出発前の健康診断や、メンタルの整え、家族や知人の激励ぶり、顔合わせ

もっとみる
アメリカ大使館でのビザ取得はあまり”ハイカラ”な現場ではなかった。(52歳の田舎のおばさん留学記15)

アメリカ大使館でのビザ取得はあまり”ハイカラ”な現場ではなかった。(52歳の田舎のおばさん留学記15)

「こんにちは!
ビザ、ご自身で取られるんですね。それは一苦労です。。
アドバイスできれば良いのですが、私たちはビザのところは専門会社にお任せしているんです。
ですので、実際アプリケーションのサイトを見たことがなく。。
すみません、お力になれず、、」

これは、私が留学前に、個人的に付き合いのあった留学エージェントに勤める方にメールで質問した時のお返事メールである。ビザ申請サイトの操作がうまくいかず

もっとみる
いつまでも、オンライン英会話前にバクバクして何も手につかない状態、だった人(52歳の田舎のおばさん留学期;番外編かな?)

いつまでも、オンライン英会話前にバクバクして何も手につかない状態、だった人(52歳の田舎のおばさん留学期;番外編かな?)

オンライン英会話歴も2年以上過ぎたのに、レッスン予約をした途端、どこかバクバクする自分がいる。
「どうする? レッスンの日、時間まで、どうする? 何する? どこまで準備する?」
大体の準備内容は決めているのに、緊張で頭が真っ白になって、準備がおぼつかない。
レッスンの30分前から緊張で逃げたくなる。

これはいったいどういうことだろう。
私はこういう期間がかなり長かった。
アメリカ留学から帰ってき

もっとみる
塾生に自分の背中を見せる(つもり・・・)(52歳の田舎のおばさん留学記14)

塾生に自分の背中を見せる(つもり・・・)(52歳の田舎のおばさん留学記14)

(写真はo-danサイトより借用)
二つ前の記事で、不特定多数の前で自分のことを英語で話すのは初めて、と書いたが、そういえば、その1ヶ月ほど前に、自分が運営していた学習塾の生徒の前で、自分が留学するつもりである、というのを、易しい英語で説明していたことを思い出した。

私の塾は中学3年生専門塾という変わった形式で、毎年生徒が違っていた。3月の公立高校受験が終わった翌日が、「卒塾式」で、翌年度には全

もっとみる
同期のガールズの見分けがつかなかった件(52歳の田舎のおばさん留学記13)

同期のガールズの見分けがつかなかった件(52歳の田舎のおばさん留学記13)

(写真は、私がフリー素材を切り貼りして作ったものです)

消滅可能性都市とは、出産適齢期の女性の増減から考察して、30年以内に人口減少により税収が減り、破綻する可能性のある自治体のことだそうです。

私が住んでいる地域も、しっかりはっきり入っております。
人口10万人以上にもかかわらず、破綻する可能性のある都市として、全国ベスト10に入ったこともございます。

それは、つまり、若い女性が少ない(都

もっとみる
不特定多数の前で英語で自己紹介するのが初めてな、留学前の52歳(52歳の田舎のおばさん留学記12)

不特定多数の前で英語で自己紹介するのが初めてな、留学前の52歳(52歳の田舎のおばさん留学記12)

(写真は、Canvaからいただいたもので、実際の写真ではありません。でも、イメージはかなり近い)
4月上旬。
アメリカへの出発2ヶ月前。
奨学制度財団の最終合格者が東京に集められて、説明会が行われた。
日本人20数名である。
九州や北海道から来る人もあり、本当にご苦労なことだ。
と、
思っている場合ではないのだよ、私!
アメリカの保険屋とドタバタして、ようやく決着がついた朝、私は希望と、緊張で強ば

もっとみる
ドトールのミラノサンドAはアメリカへのドアノブ(52歳田舎のおばさん留学記;番外編)

ドトールのミラノサンドAはアメリカへのドアノブ(52歳田舎のおばさん留学記;番外編)

英語の学習や、アメリカがらみで、ちょっと元気をつけたいときは、ドトールコーヒーのミラノサンドAを食べに行く。
ミラノサンドAは、ニューヨークのWhole Foods Marketで買ったサンドイッチを思い出させるからだ(個人の感想です)。

アメリカ留学に行った時から遡ること7年。45歳。私は、某団体のNYイベントに「弁論大会」で入賞して、「交通費宿泊代は団体持ち」で参加した(もー、そんなことばか

もっとみる