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レビューとレポートとおすすめ記事

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学芸出版社の本に寄せられたレビューや、著者の皆さんの文章、書籍関連イベントのレポートなどをざっくりまとめます。
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2020年2月の記事一覧

[レポート]”まちをおもしろくする総合格闘技”|



UMA / design farm展(2020/02/25~3/28|銀座)

[レポート]”まちをおもしろくする総合格闘技”| UMA / design farm展(2020/02/25~3/28|銀座)

学芸出版社も多くの本でお世話になっているUMA / design farm・原田祐馬さんの展覧会「Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」が銀座のギャラリーG8で開催されています。3月28日まで。

原田さんのクライアントワーク総覧会場に入るとまず、これまでUMAとして手掛けられてきたポスター、書籍や食品や化粧品パッケージ、文具や小物などプロダ

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クライアントの世界の言語を理解するー理想と現実が明らかになった時代に設計者が生き抜くための教科書『建築と経営のあいだ』

クライアントの世界の言語を理解するー理想と現実が明らかになった時代に設計者が生き抜くための教科書『建築と経営のあいだ』

創造系不動産の高橋寿太郎さんが執筆された『建築と経営のあいだ』拝読してるけど素晴らしい書籍だと思う。

僕が読んでいる感じでは、これは建築設計分野の人間に対し、ビジネスの世界の言語を分かりやすく伝える書籍のように思えた。

これは、ぼくも編集に関わっている書籍『“山"と“谷"を楽しむ建築家の人生』の中で、建築家の永山祐子さんとのやり取りの中でも語られているのだけど、自分の仕事を説明するときに、相手

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【Marche Interview #05】自分が活躍できる場所として/スペイン産カラスミの販売、槇村洋志さん(MARCOMAR JAPON)

【Marche Interview #05】自分が活躍できる場所として/スペイン産カラスミの販売、槇村洋志さん(MARCOMAR JAPON)

インタビュー5人目は、スペイン産のカラスミを軸にオリーブオイルなども輸入販売されている、MARCOMAR JAPON(マルコマールハポン)のお話です。マルシェにはたくさんの輸入食品・輸入雑貨を販売されるお店がありますが、現地へ足を運びつくり手としっかり繋がって仕入販売されているお店は少なく、マルコマールハポンさんはそんなスペインのつくり手と東京をつなぐ出店者の一人です。

最初の思惑とは違う事業展

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【Marche Interview #04】人との出会いを楽しむ場所として/富山県のお米農家、濱田律子さん(濱田ファーム)

【Marche Interview #04】人との出会いを楽しむ場所として/富山県のお米農家、濱田律子さん(濱田ファーム)

インタビュー4人目は、ヒルズマルシェに2011年から出店し続けてくれている、富山県黒部市でお米の生産をしている濱田ファームの濱田律子さんにお話を伺いました。
 濱田ファームさんは、稲作農家として新規就農し、消費者への直販がメインで販売。マルシェへは、稲の収穫後から田植え前の5か月間の間に月1回、土曜日のヒルズマルシェ、日曜日のFarmers Market @UNUへ出店されています。

販売が難し

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【Marche Interview #03】仕事と楽しみの間にある、4時間限りの私のお店/デザイナーMidoriさん(Andiamo al parco)

【Marche Interview #03】仕事と楽しみの間にある、4時間限りの私のお店/デザイナーMidoriさん(Andiamo al parco)

 マルシェインタビュー3人目は、雑貨の店舗です。書籍では雑貨店のインタビューは掲載していませんので、本当に最初のお一人目となります。21年前に今の事業を始められ、メイン商品となるポーチは、お客様はもちろんマルシェ出店者や事務局メンバーにも大人気!Andiamo al parcoのMidoriさんにお話を伺いました。

モノを売るのではなく、生活に関わる仕事をしたいー改めてですが、どのような経歴で今

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