ちくりん

「心に余白のある暮らし」を目標に教育・環境・暮らし・手仕事などをテーマにします。体験を…

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「心に余白のある暮らし」を目標に教育・環境・暮らし・手仕事などをテーマにします。体験を通して感じたことを大切に。

マガジン

  • 父親の子育て記

    3歳の娘と0歳の息子を自宅で育てる父親の子育て記。その時感じたことや大切にしたいことを綴っていきます。

  • ゼロウェイストへの挑戦

    ゴミを出さない暮らしへの挑戦を綴っていきます。

最近の記事

とことん察しの悪い父親を目指す

ぼくは察しのいい人間ではない。人の心の中を想像して忖度するなんてこともできない。気が遣えないとも言うが。ただ、子育てにおいてはとことん察しの悪い父親になろうと思っている。 お父さんはお水じゃありません娘はよくしゃべる。女の子はしゃべるのが早いという話も聞くが、うちの娘も早い段階でしゃべり始めて、今ではかなり流暢に日本語を操る。 そんな娘だが、よく「お父さん、水」のような話し方をする。 そんな時は「お父さんは水じゃありません」とか、昔よく聞いたフレーズで返すようにしている。

    • 魔性の娘と転がされる父

      先日起きた3歳娘の魔性の女エピソード。3歳にしてこれは、親として心配になる。 寝かしつけの前のお話我が家では、寝る前のお話が恒例となっている。絵本などではなく、布団にもぐりこんだ後に始まるおしゃべりだけのお話。 その日も、いつも通り布団に入ると3歳の娘が「今日はお話3個!」とせがんできた。内容は、日本昔話だったり、イソップ物語だったり、グリム童話だったり、創作したお話だったりするが、その日何を話したかは記憶にない。 事件はお話が終わった後に起きた。 父の心をもてあそぶ

      • 第二子が感じていることを想像してみる

        我が家には3歳の娘と0歳の息子がいる。日々過ごしていると、どうしても3歳の娘に手がかかり、長男にスポットライトがあたることが少ない。なので、第二子であるうちの息子が感じていそうなことを想像してみた。 二人目の宿命「二人目はほっとかれる」とは、よく聞く話だ。一人目の時はあんなに撮っていた写真も減り、上の子のお世話が大変で、少し泣いたくらいじゃ親にかまってもらえない―――。 確かに、実際に二人目を育てている身として分からんこともない。ただ、これはある意味良いことでもあると思っ

        • 手作り納豆の魅力

          納豆を手作りしようと思ったことがある人はどれくらいいるだろうか。ぼくはだいぶ前から手作りしたいと思っていた。なかなか始められなかったけど、2023年初夏、遂に作り始めたのでその記録を発信する 納豆を手作りし始めたきっかけぼくが納豆を作りたいと思ったきっかけは「ゴミ問題」に関心をもったから。世界ではこのゴミ問題をどうするかが大きな課題で、日本も大量のごみを排出している国のひとつである。 なんとかしてパッケージフリーの納豆はないものかと探してみたものの、量り売りすら進んでいな

        とことん察しの悪い父親を目指す

        マガジン

        • 父親の子育て記
          6本
        • ゼロウェイストへの挑戦
          4本

        記事

          布おむつ実践から感じた「おむつ」のこと

          我が家は、0歳の息子と3歳の娘を布おむつで育てている。そんな布おむつ育児をする中で感じた環境のこと、育児について、自分で排泄できるようになるタイミングについてあれこれ考えてみた。 布おむつ育児の実践布おむつについて 布おむつとは、繰り返し洗って使える布製のおむつのこと。紙おむつが普及した現代では、使用している人は少ないと思うが一昔前まではどの家庭でも普通に使われていた日用品だったものだ。 布おむつの良さと大変さ そんな布おむつを始めたのは娘が2歳の頃。途中で紙おむつに

          布おむつ実践から感じた「おむつ」のこと

          「わがまま」と「自主性」の境目

          子供のわがままって何だろう?子供は同じことをしていても、親に余裕があるかないかで感じ方が変わることもある・・・。そんなわがままと自主性の境目を考えてみた。 子供のわがままって何?3歳の娘と日々生活していると子供の「わがまま」ってどれのことを言うのか分からなくなる時がある。 「あれが欲しい」「これが食べたい」「もっと遊びたい」「一緒にお風呂に入りたい」子供の欲求が尽きることはないけれど、全てを「わがまま」の一言で片づけたくはない。 例えば、外出先で「もう帰るよ」と声掛けし

          「わがまま」と「自主性」の境目

          献血について考える

          お互い様という考え方 献血は、日本赤十字社が行う「病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんの尊いいのちを救うために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティア」のことである。 僕は献血によく行く。 初めて献血をしたのは16歳の誕生日だったと記憶している。 元看護婦の母親に連れられて。 3歳上の兄も16歳の誕生日に献血していたのを見ていたからか、抵抗感は一切なかった。 一時期献血から離れていた時期もあったが、約14年間で21回の献血をしたことになる。 以前

          献血について考える

          我が子への贈り物

          贈り物 名前は「我が子に贈る最初のプレゼント」という話を聞いたことがある。 当時の僕は「なんともオシャレな言い回しをするな」と思っていた。 しかし、いざ名前を贈る側になった今、その言葉に深く共感している。 この年末に第二子が産まれる予定だ。 どんな人生を歩んでほしいか。 どんな子に育ってほしいか。 名前は、他の子と識別するために付けるのではなく、その子が産まれてきたことに感謝し、与えられた命を精一杯全うするための大切なものだ。 幸せになあれ 以前、こんなワークショッ

          我が子への贈り物

          キャンプに学ぶ

          キャンプはいい 最近、キャンプをしただろうか。 山奥などの大自然の中で、非日常体験を味わい、テントをたて、たき火を囲む。夜には満点の星空の下でゆっくり眠る。 今まで、こんなキャンプに幾度となく行ってきた。 キャンプはいい。 日常の煩わしさから一瞬でも解放され、心も体もリフレッシュできるから。 僕は子供のころからキャンプが好きだった。 アウトドア派だとは到底思えなかったが、両親は毎年家族をキャンプに連れて行ってくれた。 思いっきり自然の中で遊び、炭に火をおこして、夜は大富

          キャンプに学ぶ

          山に登る~意味なんて後で~

          久々の登山 今日は久しぶりに山に登った。 四国にある2,000m程度の山に一人で登り、縦走した。 登山で最もきついのは最初の100歩だと思う。 スタートして10歩で、ん?と感じ、 30歩であれ?と思う。 100歩目まで歩く間に、「思ったよりきつい」「これが最後まで続くのか?」「無理かもしれない···」とネガティブな感情が押し寄せてくる。 それを過ぎると案外頑張れるのだが、毎回はじめにつまづきそうになるのはなぜだろう? まあ、そんなことを考えつつも、今回は6時間10分で

          山に登る~意味なんて後で~

          特技はけん玉

          けん玉への目覚め けん玉との出会いは25年以上前になるだろう。 当時、少しだけけん玉が上手なおばさんと出会い「飛行機」という技に魅せられたのが始まりだったように思う。(飛行機とは玉を持ち、剣先の方を振って玉の穴に突き刺す技) 当然、出会ったばかりの僕は「大皿」という一番初歩的な技でさえ全然できなくて、何度も何度も挑戦した。 何度も何度も挑戦し、何度も何度も失敗した。 でも不思議と楽しかったのを覚えている。 失敗することよりも、少しずつできるようになるのが楽しくて、一時は

          特技はけん玉

          アニメーションに学ぶ

          ディズニー映画で大切なことを学ぶ 最近『ONE PIECE FILM RED』が話題になっているが、アニメーションは文化だ。 小さいころからアニメが好きだった僕は、ディズニー映画で、人にとって大切なことを学んだ気がする。 そんな僕が好きなディズニー映画は「ブラザーベア」である。 あんまり人とディズニー映画の話をすることがないので、この映画がどの程度知られているのかはわからないが「誰もが知る」ほどの人気ではないと思う。 簡単なあらすじは、主人公キナイがひょんなことから熊の

          アニメーションに学ぶ

          音楽のある暮らし

          合唱が好き 中学生の頃、合唱が好きだった。 通っていた中学校では、年に1回合唱コンクールが開催され、クラス対抗で順位がつけられた。 思春期真っ只中の男子中学生にとって「大きく口を開けて歌う」行為はなかなかハードルが高かったのだろう。ただでさえ、真面目に何かすることが恥ずかしい時期だ。友達の男子たちが合唱に一生懸命になれないことは当時の僕でも理解できた。 それでも僕は合唱が好きだった。 友達に「一緒に歌おうよ」とか、こっぱずかしいことを言うことはなかったが、僕自身は精一杯

          音楽のある暮らし

          釣りに教育の原点をみる

          何を釣りたいのか。 「さあ。釣りをしよう。」 そう思い立ったら、まず何をするべきか。 釣りの本を読む? YouTubeで釣りの動画を見る? 釣具店に行って道具を買いそろえる? 違う。 釣りを始めようと思ったら「何を釣りたいか」決める必要がある。 言葉にすると当たり前のことのように見えるが、この部分が抜けていることはよくある。 実際に釣りを始めてみるとわかるが、狙う魚によって使う釣り竿や仕掛け、餌にいたるまですべてが違う。 釣りを始めるときに何を釣りたいか決める必要がある

          釣りに教育の原点をみる

          眠るが勝ち

          寝ないとポンコツな自分 数年前働いていた部署では、睡眠の大切さを広める活動をしていた。 主に子供たちの成長にかかる睡眠が、いかに大切かということを広めていた。 そんな仕事をする前から、経験的に「睡眠が大事」とは感じていたが、科学的にも、やっぱり大切らしい。 僕自身も睡眠時間が足りていないと「ポンコツ」になることを実感する。 なんか色んなものにぶつかるし、物を落としたり、ひどい時には平らな道でつまづいたりする。 睡眠不足はそんな、注意力の低下を招くことになりかねない。

          眠るが勝ち

          令和昆虫合戦ゲジゲジ

          昆虫との闘い 僕たち家族と昆虫たちの戦いが始まったのは3年前。 関東の都会からいわゆる「田舎」へ引っ越しをしてきた頃。 今住んでいるのは築50年超の平屋で、彼らにとってみれば「ご自由にお入りください」状態のパラダイスだろう。 タイトルには「ゲジゲジ」さんの名前をあげさせてもらったが、彼の来訪はそれほど多くなく、よく来られるのは「クモ・アリ・ハエ・カ・ダンゴムシ・ナメクジ」さんあたりだろうか。 ふと目をやると、一生懸命歩いたり、飛んだりしているのを見つけ、そっと外に逃がし

          令和昆虫合戦ゲジゲジ