GATORELLA

GATORELLA (ガトレラ)とは「特攻野郎 A チーム」 シーズン4のエピソード中…

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GATORELLA (ガトレラ)とは「特攻野郎 A チーム」 シーズン4のエピソード中で、ジョン・ハンニバル・スミス大佐が演じる怪獣の名称である。 YOUTUBE https://www.youtube.com/channel/UCsJDOwBJZPGObj6xMH-ro6w

最近の記事

採石場か それとも

これはSNSで流れてきた話題で、日本の動画サイトなどでもあまり取り上げられていないようなので、この機に紹介したいと思う。 世界には奇岩とよばれるような奇妙な石が数多くあるが、アメリカ合衆国、モニュメントバレーの北に自然の景観とは思えないような場所がある。 完全な長方形と立方体のブロックがあり、その角度は正確に90度になっていて、すべてが正確な直線でカットされている。 つまり、ここが「かつての採石場」だったのではないか、ということで話題になっているのだ。 崖とブロックは砂

    • 不明の砦の詳細は?

      中国の山西省の「奇妙な城」のことをSNSの動画で知った。 この城については、現在のところ何もわからない、という状態だという。 現在判明していることは、ここがかつて山賊の襲撃から身をひそめるために使われていたこと。 第二次世界大戦、日本軍から逃れるためにも使用されていた。 昔はこのメサの両側に洞窟住居があり、人や動物が住んでいた。 (写真を見ると、確かに横腹に穴が開いていることがわかる) この洞窟住居は長年の風雨に曝されて完全に朽ちてしまった。 すぐ隣にも同様のメサがあるが、

      • シテ島に関する雑感

        シテ島よりもパリ、と言ったほうが通りは良いのかも知れないが、有名なノートルダム大聖堂のある島のことだ。 芸術の都と呼ばれることのあるこの近辺だが、いつの頃からそのように呼称されるようになったのだろうか。 シテ島はセーヌ川の中州の事であり、パリの中心部に位置している。 古代ローマ時代から人間が居住しており、中世には王朝や司法庁舎が建てられた。 革命の際にはバスティーユ牢獄襲撃の発端となった場所でもある。 そしてノートルダム大聖堂やサント・シャペル等の歴史的建造物もあり、中心部

        • 砂漠の遺物

          数百年前の地図にはサハラ砂漠が緑と生命と水に溢れる大地だったことが描かれている。 とはいえ、それが間違いであった、地図製作者の間にある地図を描く際の習わしであった、というのが定説である。 習慣や願望で水や緑を書き残すものかとも思うが、そういったことになっているので仕方ない。 そして今ではすっかり生命活動の維持を困難にさせる乾いた大地が広がっているが、そんな中にかつて人類が生きた痕跡が見られる。 今回はそのような古代人が残した遺物を見てみようと思う。 これらは間違いなく自然に

        採石場か それとも

          失われている所作

          アルノルドゥス・モンタヌスというオランダ人が描いた日本の情景を過去に幾つか紹介したことがあるが、前提としてモンタヌスは来日経験が無い、ということを忘れてはいけない。 これを踏まえて彼の遺したイラストを見ていこうと思う。 モンタヌスの描いた日本のイラストはどれも秀逸で、一見の価値があると思う。 勿論、来日経験が無いので伝えられた記録をもとにして描かれているにしてもだ。 何が凄いというと、その描き込みの緻密さではないかと思う。 正確さを欠いているとはいえ、細部まで細かく描かれ

          失われている所作

          神々が手にしていた道具

          勿論、こんな話をすると当然のように反対意見がでるものだが、今回はかつての地上には、あるひとつの統一された強固な文明が広がっており、人々はその「教え」のもとにいたのではないか、というものだ。 過去に存在していた文明が残したレリーフの神々は、片手にハンドバッグを持っていることがある。 非常に現実的な道具だが、神々がこれを所持しているということは、必ず何らかの意味があるに決まっている。 片手にはパインコーン(?)を持っていることが多く、普通に考えれば、この植物を入れておくための

          神々が手にしていた道具

          古いエジプトの姿

          ところでスーダン共和国にあるユネスコ世界遺産をご存じだろうか。 今でこそ重要な世界遺産となているが、かつては盗掘者等(等というのは、探検家なども混じっていたようだ)によって爆破、略奪などの蹂躙がなされたようだ。 このスーダンには、日本人にとってあまり馴染みのない景観が広がる一帯がある。 この「細長いピラミッド」に対する率直な違和感があるだろうと思う。 なぜならピラミッドは正四角錐でなければならない、という幼いころからの刷り込みがあるからだ。 現に正四角錐を調べると「ピラミッ

          古いエジプトの姿

          探検隊は何を見ていたのか

          今回、これまでアメリカ陸軍が発行した最も美しい地図の 1 つ、とされている出版部を見ていこうと思う。 1859年にマコーム大尉を中心として編成された探検隊は、アメリカ大陸南西部の地質地形の調査に赴いた。 そこにはあまり目にすることが出来ない、原初の風景が広がっていたようだ。 ただ、この時点で大陸は荒廃していたようなものだった。 上のイラストは100年ちょっと前のもので、現在でも存在しているブラックヒルズ国有林だ。 どうやってこれほどの俯瞰図を描いたのかはわからないものの、最

          探検隊は何を見ていたのか

          1450年 タルタリア

          過去の記事でイタリア人、ウルバーノ・モンテが描いた16世紀の世界平面地図に関するものを書いた。 今回はさらに遡り、1450年の地図に関連することを記事にしたいと思う。 この地図を一見すると、また平面地図かのように思ってしまうが、よく見るとただ輪郭が丸く切り取られているだけだと気づくだろう。 さらによく見ると、我々が知っている地図とは違い、上下が逆になっていることにも気づく。 北極が下、南極が上、というようにだ。 さらによく見ると、アメリカ大陸とオーストラリア大陸がないことに

          1450年 タルタリア

          権力者たちの棲家

          以前から気になっていた日本の姿、というものを例によって海外の方の手を借りて、少しでもいいから垣間見たいと考えた。 これはいつものことなのでご容赦していただきたいと思う。 まず最初にこのイラスト。 このイラストはオランダ人のアルノルドゥス・モンタヌスという人物の作品だ。 細かな年代は定かではないが、17世紀最初の頃と思う。 この頃、オランダ商館所属の人々が日本のあちこちに赴いていたらしいので、そうした記録から詳細なイラストを書き残したと思われる。 明暦の大火、通称振袖火事が

          権力者たちの棲家

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          世界平面地図を彩る色々なもの

          YOUTUBE版のGATORELLA WORKS用に映像を作製したました。 短く編集しましたので、片手間にご覧いただけたらと思います。 430年前、世界最大の平面地図が完成しました。 そこには当時信じられていたものが、活き活きとした表情で所狭しと鏤められています。 かつての地図製作者たちに敬意を表して、これらのものを簡素な編集ではありますが、見ていこうかと思います。 詳細は独立した動画、テキストで見ていただければ有難いです。

          世界平面地図を彩る色々なもの

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          先日投稿しました「最後の大陸 豪州大陸」の記事に関連するツイートがありました。 https://twitter.com/gatorellaworks/status/1560451956996333571

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          お陰様で当サイトのYOUTUBE版GATORELLA WORKSの登録者が200人くらいになりました。 フォロワーの皆様、及び読者の皆様のおかげです。 これからも宜しくお願い致します。 https://www.youtube.com/channel/UCsJDOwBJZPGObj6xMH-ro6w

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          最後の大陸 豪州大陸

          16世紀に描かれた地図、製作者ウルバーノ・モンテの地図には興味深いものが無数に描かれている。 それは現代人には目新しく、現代の歴史に沿うもの、あるいは否定されているものが混然となっている。 その最たるものは、描き方そのもの、であるだろう。 我々の世界には中心と呼べるべきものは無い。 強いて言えばそれは傾いた地軸のことを指す。 しかしモンテの描いた世界には明確な「世界の中心」が存在している。 我々の世界には終わりがない。 何故なら地球は宙に浮いているものであり、どの方角

          最後の大陸 豪州大陸

          世界の軸の話

          昔の地図には、今では見られない大陸や島が見られる。 以前、フリスランドなる島の事を記事にした。 今回、記すのはより顕著な大陸の事で、北極大陸の事である。 これをみても解る通り、この海域にはまったく氷が見られない。 海域というよりも、4つの島があるが、積雪や氷の類がない。 グリーンランドも地表が描かれているが、山や河川、街並みなどが見られ、そこは寒さと無縁のような描かれ方だ。 今グリーンランドを見ると、圧倒的な雪景色で覆われている。 何より北極海に圧倒的な存在感を放つ4つの

          世界の軸の話

          地図上から消えた島々とフリスランドの話

          古い時代の地図には、結構な確率で「フリスランド」という島が描かれている。 ニコロ・ゼノという人物が有名になりたくてこの島の存在をでっち上げた、というのが通説だ。 今も昔も、目立ちたい、有名になりたいと思う人間の欲求は変わらず、時として手段を選ばない、という点も酷似している点に注目したい。 19世紀になり、一帯を調査するまでこのフリスランドの伝説は続いた。 当然、ウルバーノ・モンテの描く1580年代の平面地図にもフリスランドは存在している。 そしてフリスランドは様々な地図に

          地図上から消えた島々とフリスランドの話