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INFJ、というより私の営業論①

そもそもINFJ、というか私はもともと営業向きでは無い。

他人よりも仕事を器用にこなせず、理想主義で完璧主義のくせに繊細で一人で抱え込んでしまう癖があるので、周りからしたら「真面目だけど空回りしている」みたいな評価。
何だか残念な奴だ。

そんな私は入社してから10年以上営業だったが、最初の数年は苦痛で仕方なかった。

私の会社は認知度が比較的高いメーカー。
なので、新規顧客開拓はせずにルート営業しかない。
嫌な取引先でも、そこ以外で売上を作ることは出来ないから、向き合うしかない。
取引先の人は年が一回りも離れたらいい方で、20才以上年上なのは当たり前。
そんなおっさん相手にバカ真面目に会社の言い分を伝えても非難轟々。
何度担当変われと言われたことか・・・。

それでも自分で担当を変える権限は、
私には無い。
結局、向き合うしかない。

そんな中で10年以上、同じ会社で同じ仕事を続けてきた。
直属の上司からの数年間続いたパワハラや、
連日深夜までの残業で総務に注意を受けたりもしたけども。

それでも継続できた私を、今は褒めたい。

そしてここ数年は結果を出し続けており、営業の楽しみすら見出すことが出来たので、営業について私なりの考え方をお伝えします。


取引先の個人をフォーカスする

取引先とは仕事以外の雑談をよくする。
むしろ雑談しかしない時もあるほど。
何故なら仕事だけになると、先方は所属する会社の事を意識して、先方の売上や利益の為に無茶な要求をしてくる。

そんな要求を飲むことは出来ないし、断ると相手はへそ曲げたり「だからお前のところは〜」という「いやお前が言うなよ」みたいな説教が始まる。

そうならないように、相手に対してこちらは「取引先」という認識から、「気の許せる人」に変える事。
だからよく雑談を交える。

内容は相手が乗ってくれる話なら何でもいい。
相手の他の担当先の仕事について私から話を振ったり、上司や仕事の愚痴や今日の昼飯の話、趣味や家庭の話に広げていく。

特に食事の話は盛り上がる。
誰だって美味しい食事の話に興味がある。
そしてこちらが取引先に伺う立場なので、当然先方の方がこの周辺の事情は詳しい。
そこでこの辺で美味しいご飯屋さんはありませんかと聞くと、割と素直にいろいろ教えてくれる。
その後実際にそこで食事して、後日その話でまた二人で盛り上がるというわけだ。

雑談する時も、取引先の商談ブースだけではなく、自販機や喫煙所で缶コーヒーを奢って二人で飲みながら、仕事の事忘れて時間が許す限り気軽に会話を楽しむ。
そして年が20才以上離れたらおっちゃんだろうと、気が合えば夜に二人で飲みに行き親交を深めていく。

すると相手も自分も、仕事を通して共通の仲間という認識が生まれるので、あとは取引先の相手の頑張りでより成果が出やすくなる。

相手も心を許してくれるから、仕事上では知り得ない取引先の情報をいろいろと教えてくれる。

そして気付いたら、20才以上離れたら取引先のおっちゃんが『友達』になってしまう事がよくあった。

こんな事を繰り返していると、自然に営業が楽しくなってきたのだ。


取引先も私と同じ人間で、
会社に雇われているサラリーマン。
そして家に帰ればプライベートがある。 
その人の生きてきた背景に思いを馳せると、その人との商談に愉しみを見出してしまう。
だから、頑張れる。


全部が全部という訳ではありませんが、
大体こんな感じで営業しています。

気が向いたら他の話も書きますので、
また読んでくれたら嬉しいです。


追記
続きを書きました。
宜しければこちらもどうぞ。






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