与謝野晶子の作品と人生を追う②
与謝野晶子は明治期の文学を切り拓いた歌人・与謝野晶子(1878年(明治11)−1942年(昭和17))
堺県堺区(現在の大阪府堺市)生まれ。
幼いころから古典文学に親しみ、10代で和歌を詠み、地元の文学会に参加する。
雑誌『明星』を創刊した与謝野鉄幹を慕い、彼を追って1901年6月に上京。
同年8月には第一歌集『みだれ髪』を発表した。
『みだれ髪』は、当時の道徳観・女性観ではあり得ない、斬新な恋愛讃歌であった。批評家からは賞賛と批判の嵐が巻き起こる。そして若者たちは熱狂した