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黙る

落ち着くほどに
黙りたくなる

さしはさむ余地がないことに気づくと
さしはさむことがなくなって
黙る

ただそのうち
この心地よさも「偏り」と気づく

そんなものだ


完全に忘れたら始まってはいない


知識の共有ではなく
存在の共有だ

だから黙ることに怖れはない

怖れている時
それは知識を求め
承認を求め
偽証を求めている

あなたは誰に証明されないと
生きられないのか

すでに
生きてしまっているのに


黙って
なにに怖れているのか
よくみるのもいいだろう

それができる場から
はじめたらいい

そうすれば
それはどこにでもあることに気づく

あなただけが
騒がしくしていたことに気づくからだ


あなたが怖れていたものが
そこに現れる

それを知るのは
あなただけだ


黙る


「坐る」でもいい
「瞑る」でもいい
実はなんでもいい

それでしかないことに
気づくから

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