平成が最後。令和がはじまる。そんな節目の時期になるとSNSは「平成ありがとう！」と素直に楽しむ人と「令和とか関係ねえし」と尖ってみせる人のスクランブル交差点になる。

そしてその上のスタバから我関せずフラペチーノを飲みながらごった返す渋谷を見ているほんとうに何とも思っていない人がいる。

関係ないとわざわざ言った時点で反応してしまっていることに本人は気づいているのだろうか。

かくいう僕も多くの人が同じ方向に動いているのを見るとついつい違う方向に行くのをアピールしたくなるタイプだ。

人と同じが嫌というわけではないのだけど、行列に並んでいるのを見られるのが恥ずかしく思えて照れ隠しをしてしまう。「あいつこれのために並んでるよ〜」と思われるのが嫌なのだ。分かっている。誰も思っていない。

何かしようとすると心に自意識過剰マンが参上し「私は実際よりも大げさに自分を評価するためにやってきた！」と叫び、叫んだことに恥ずかしくなってモジモジし始めるのだ。

そのくせ君の名は。を見て「三葉あああああああ！！！！」と心で叫び、逃げ恥を見て「愛情の搾取うううううう！！！！」と悶え、半沢直樹を見た直後はライブで「倍返しだ！！！！！」と言ってしまう単純野郎なのである。

最近ドラマを見れていないのでチョイスが古いのは勘弁していただきたい。

だけども最近は気になるなら素直に楽しんだ方がいいよなと思えるようになってきた。

多くの人が心打たれるのにはそれなりの理由がある。

「人と違うことがしたい」と言いながら流行りに触れもせず否定する人がいるけれど「同じことをやっても違うところ」が個性だと思う。

逃げ恥の星野源を見て可愛いという人もいればしっかりせんかい！と思う人もいる。違いとはそういうところににじみ出るから、同じが嫌ならなおさら同じものに触れてみるのがよいはずだ。

それに裏切るためにはスタンダードを知らなければならない。ストレートという概念があるからカーブやフォークが成立する。違いとはひねくれるほど見つからなくなり、自分に素直になればなるほど嫌でも出てくるものである。

そして例えひねくれであっても無関心でないだけ世界はおもしろい。

昨日の23:59にHey!Say!JUMPとつぶやき0:00に令和着地！とツイートした。べつに面白みも何もないけど僕なりに素直に流れに乗ってみようと思ったのだ。

楽しんでもらうものを作っていきたいから、まずは僕自身が行列に並び、曲や言葉に変換していきたい。

[この記事の元になったツイート☺︎]

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