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事柄の連続的な捉え方:後編(GTDStep5:「6つのレベル」から発想されたこと)

続きものです。前編はこちら。

さて、今回は後編です。

前編では「高度マップ」は、自分にとってのミクロからマクロまでをつなげて考えようとする見方・思考であると書きました。

この見方や思考は、何も「自分」だけではなく、世の中や周囲のことを考える上でも、「高度マップ」の考え方は使えるのではないだろうか?というのが今回です。

会社や組織(「家族」までも含む?)について「6つのレベル」で考えてみる

例えば、6つのレベルを「自分」という個人ではなく、もう少し大きな組織にあてはめて考えるとすれば、以下のような問いかけによって、置かれている現状から価値観までを明確にとらえることができるのではないでしょうか?

・現状の巻き起こっている状況は何か?(Level 0)

・今なぜそんなことが起こっているのだろうか?その望む結果は?(Level 1)

・それはどんな役割、責任、重要と思う領域に関連するのか?(Level2)

・それによって1年~2年くらいの方向性とは関連しているか(Level3)

・それによって5年~10年くらいのビジョンと関連しているか(Level4)

・それは会社・組織にとって意味があるか?価値を感じられるか?(Level5~)

仕事であれ、プライベートであれ、複数の人数が関わる「組織」においては、Level 0にあたることも曖昧なままに日常を過ごしていることはよくあります。一度こういった枠組みで、今置かれている現状を捉え直してみると、何か新しい視界が開けるかもしれません。

例えば、あまり気にかけていなかったような事象が実は、組織の根幹である組織としての「価値観」や大事にしているものとがっちりとつながっている、ということが出てくる、などです。

ニュースや世の中の情報を「6つのレベル」で掘り下げてみる

他にも、世の中のニュースや情報について掘り下げる時にも活用できるでしょう。この時には、それに関係する人や組織に対してを考えると物事が見えてくるかもしれません。

・現状の巻き起こっている状況は何か?(Level 0)

・今なぜそんなことが起こっているのだろうか?それによって誰がどんな望む結果を持っているか?(Level 1)

・それには誰のどんな役割、責任、重要と思う領域に関連するのか?(Level2)

・それによって1年~2年くらいの方向性とは関連しているか(Level3)

・それによって5年~10年くらいのビジョンと関連しているか(Level4)

・それに対して、誰がどんな価値観(または文化?哲学?)を持っているのか(Level5~)

ここでいう「誰」は必ずしも個人・人ではなく、組織を当てはめてもいいかと思います。ニュースや情報は量があふれていますので、受け取るこちら側が見方として、こういったフレームを持って多層的に見ることはより大事になります。


GTDは、「タスク管理・タスク実行」というだけではない部分にもいろいろと活用することで、効果的な思考、違った刺激を自分に与えることにもなります。せっかくなので、遊ぶような感覚で試してみていただくと面白いと思います。









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