hally@教育に悩む人

東京都下に住む、二児(姉弟)の親。数学・理科からは逃げるようにドロップアウト。理科好き…

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東京都下に住む、二児(姉弟)の親。数学・理科からは逃げるようにドロップアウト。理科好きの子どもに育ってほしいという願いを込めて。

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最近の記事

学歴コスパ論

X(Twitter)でしばしば見かける「コスパのいい学歴」について。思うところをつらつらと。 はじめにお伝えしておくと、このキーワードが出てきた時点で、距離を取るようにしています。個人の価値観の補強のために、定義があいまいな言葉を当てはめているだけだと思っているためです。 「コスト」=教育費、「パフォーマンス」=最終学歴 多くがこの文脈で使っているだろうと思われるので、こちらでも改めて定義しておきます。 中学受験ブームもあり、どの家庭も必ずと言ってもいいほど通る道です。

    • (小3・4月)国語_語彙力強化

      語彙力が足りない 先日受けたテストで見事に「酷語」だった娘。私は高校受験だったので語彙を試される機会は15歳までなかったのですが、入塾テストにより娘は8歳にして語彙の少なさが露呈しました。 普段話していると、語彙力がないとは感じないのですが、慣用句や書き言葉になると「聞いたことがない」というようなことが多く出てきます。 「自ら(みずから)」や「率いる(ひきいる)」など、話し言葉で使う機会がないので、テストでは散々でした。 語彙力強化月間(年間)だと思いますので、やることを

      • 地頭論にとても納得

        地頭問題 先日こちらの記事で書いた通り、おそらく長女(小3)は高校受験になると思います。 理由はこちら。私もフォローさせていただいている塾長の固定ツイートです。 本当は認めたくない気持ちはあります。「あなたの子どもは、それほどできないんですよ」というのは。うちの子はできる、まだ本気出してないだけ。そう思いたい気持ちは、正直あります。 ただ、もう受け入れる時期だろうなと。入塾テストや体験を何件か受けて「なるほど」と思いました。もちろん入塾テストはその時点での学力なのでま

        • 2024新年度はじまり

          進学・進級おめでとうございます 学生のみなさん、進学・進級おめでとうございます。 諸事情あり、日本各地への移動が多かった3月。ずっと気を張っていたこともあり、今日から新年度だというのにぐったりしています。3月が無事終わってよかったです。 下手の考え休むに似たりというので、思考を整理するために書いているだけで主張が散漫なうえ、この後、二転三転する可能性は大いにあります。お目汚し失礼します。 都立中高受検からの地元中学進学、高校受験 娘(今日から小学校3年生)は、おそらく

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        • 教育雑記
          18本
        • 新小3(2015生まれ娘)学習状況
          3本
        • 徒然日記
          4本
        • 新年長(2019生まれ息子)学習状況
          1本

        記事

          (小2_3月)塾の公開テストを受けてみた

          初めての公開テスト 娘、公開テストというものを初めて受けてみました。希望したら無料で受けられるものです。結果はどちらも惨憺たるものでした。 とはいえ娘にとっては「やったことのない範囲が出たテスト」だったので、「最後まで頑張って考えられたならよし!」ということで「おつかれさま」と伝えました。内心「いやいやいやいやどうすんのこれ」と焦っていますがそれは子どもにぶつけても仕方のない感情なので、一人でおろおろすることにしました。 本記事は私の「おろおろ」の記録です。 正直、もっと

          (小2_3月)塾の公開テストを受けてみた

          (年中・息子)公文はじめました

          息子が公文をはじめることになりましたので、書いておきます。 娘が公文をやらなかった理由 小2の娘は、保育園のころから運筆・文字・計算ともに、さほど苦労なく年齢相応のものができていたので、公文には通わせていませんでした。スーパーキッズのような頭角が見えればもしかしたら通っていたかもしれませんが、当時の私は「中学受験をするわけじゃないから年齢相応でいいや」という考えでした。 自分でドリルを出して勉強をエンタメとして楽しむような子だったので「好きなことをやらせておこうかな」と思

          (年中・息子)公文はじめました

          習い事を始めるときに思うこと

          先日こちらで「公文の体験に行こうと思う」と書きましたが実際に行ってみたので、書いておこうと思います。その前に、習い事を始めるときどのようなことを重視しているのかを書いてみたいと思います。 習い事を始めるときに考えたいこと 長女の時も娘の時もそうでしたが、習い事を始めるにあたってはいくつか必要なことがあると思います。 よく考えられること ①子どもはその習い事に興味があるか ②習い事の拘束時間(移動時間含む)は問題ないか ③月謝は家計にとって適切か 見落としがちなこと ④

          習い事を始めるときに思うこと

          学習時間の確保に困る

          小学生だけではないと思いますが、子どもにとって大切なのは机の上の学習だけではないですよね。食事をしっかり食べること、良い睡眠をとることといった生活サイクルはもちろんのこと、友達を遊ぶ、習い事をするなど、健やかに育つためにはなかなか忙しいのが事実です。 現時点で直面しているあれこれを「困ったなぁ」ということで書いていきます。(特に再現性のない、参考にならないつぶやき記事です) 我が家のサイクル 我が家は共働きです。在宅勤務なので時間の自由は効きやすいですが、それでも退勤時

          学習時間の確保に困る

          算数と特性

          計算ミスと進路 私は計算ミスが多いです。今も多分ミスします。できれば数字とは関わらずに生きていきたいと思い、高校では即文系を選択しました。大学も教養課程がないところを選択、経済学部ですが史学部のような勉強をしていました。おかげで経済学史だけは詳しくなりましたが、大人になってみると「こんなことに数百万も使わせてしまって、お母さんゴメンナサイ」 という気分でいっぱいです。 では過去に戻ってみて、数学に向き合ったらどうか、と思いますが特性的にきっと無理だと諦めました。先日受けた

          中学受験、小4になるまでの準備

          小学校3年2月に、新小4として、受験生生活が始まります。それまでにやっておきたいことを考えてみたのでつらつらと。心構えみたいなものも自分の備忘録として記しておきます。 小3でできること 娘は新小3なので、もうあと1年しかないのですが、現在の到達点含めて今年1年やることです。一般的に言われていることを、娘の場合に当てはめただけなので、汎用性はありません。 算数:小6までの学校の単元を終わらせておく(70%) 四則演算を軸に、小6までの学校の単元はすべて終わらせておくつも

          中学受験、小4になるまでの準備

          理科_学習計画

          ロードマップを考える 理科の学習計画を考えています。 理科をただ「覚える」にはしたくない 中学受験勉強において理社はとにかく後回しにされがちです。戦術的には合っているんだと思います。テストにでは暗記で解けるものが多いから。しかし、それで覚えたところでただの処理なんですよね。処理したものは忘れる。少なくとも私は忘れました。すっかりポンコツです。 世界の解像度を上げるのには、理科と社会が根幹にあると思っています。どれだけ「理」を知っているか。自分の世界を取り巻くものはどの

          中学受験とその後の人生

          子どもの日々の教育についてカリキュラム(?)を考えつつ、ドリルをプリントしたり学習時間を捻出したり、どんどんと「こなす」ことが増えてきたのでちょっと立ち止まって考えてみる。 過酷な韓国の教育事情 教育ジャーナリストのknockoutさんが、先日voicyで韓国の教育とキャリアについて解説をしていました。すさまじいですね韓国。 韓国の現状を、ざっくりまとめるとこんな感じです。 ・中小企業と大企業で、賃金が雲泥の差 ・大企業に入っても振るわなければ50歳で肩たたき(退職勧告

          中学受験とその後の人生

          公立vs私立ではない志望校選び

          たびたび沸き起こる「中学受験」or「高校受験」論争。住まい選びにおける「賃貸」or 「購入」という、価値観の問題かと思います。個人的に思うのは、そんなに対立をあおらなくてもよいのではないかということ。「それぞれにメリットデメリットがある」のでどちらを選んでもよいではないかと思います。 公立中学校に進学して伸びることもある 私は公立中学校に進学しました(中学受験は全落ちでした)。幸いにもその中学校は東京都の中でも非常に学力レベルが高い学校で、高校もそれなりの偏差値のところに

          公立vs私立ではない志望校選び

          (小2_2月)算数:分数と小数

          初めて習うことはハードルを低くする 私がそうなのですが、初めての知識を得るときに入門書を読みます。例えば科学系だったら「かがくのとも」から読む。ざっとフレームをつかんでから少しずつ詳しく学んでいくようにしています。 初めの階段は低いほうがいいと思っています。 分数と小数、割合と比 四則演算のあとの難敵はこれら2つです。本来はスパイラル学習で小学校6年間かけて身に着けるのでしょうが、それだと中学受験には間に合わないので、本格的に受験勉強がはじまる小3の2月までにマスターさ

          (小2_2月)算数:分数と小数

          (小2_1月)算数:使っているドリル

          四則演算のマスターが遅れた 小学校1年生の段階で四則演算の筆算までは終わらせておくつもりでした。娘は公文には行っていませんでしたが、ルールや規則性などのオペレーション関連は特に問題なくできるタイプだったため、さっさと終わらせておいたほうが良いだろうと思ったのです。 小学校の生活に慣れるのに精一杯 ところが、小学校の生活は予想以上に彼女にとってインパクトがあったらしく、夏までは精神的に不安定な状態が続きました。トラブルこそないものの、疲れてグズる、習っているピアノの練習も

          (小2_1月)算数:使っているドリル

          私の中学受験

          実は私も中学受験経験者です。ただそれを周りには言いません。どちらかといえば消したい記憶です。子どもが中学受験をする以上、私のような経験をさせたくない。だからこそ、ここに書いておきます。 別記事でも触れましたが、母はすごく教育熱心な人でした。加えて私も学校の勉強はとてもよくできた。言われたことを素直にやるタイプだったのです。しかし、当時もそうでしたが、学校の勉強と受験用の勉強は別物です。小5で入った代ゼミの集団授業に、私はあっという間についていけなくなりました。 ・授業で何