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3部構成ハーモニーの日、3 ・後編

3部構成ハーモニーの日、3 ・後編

病院を出て。 一番近い 蕎麦とんかつ屋さんに行った。

何にしようかな、おろしそば。 うん、でもあったかいのが食べたいな。

まわりは かなり都会だった。

商店街 工事中の高いビル

路面電車が走ってる

久しぶりの都会だ。

私は、 喉が痛くてちょっと咳が出ていたから。

マスクをしていた。

せっかくまで来たんだから海が見たい。

越前海岸までは、かなりの距離があった。

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雨の音のなかで

昨日は、わたしは自分のなかにある大切に思っている(今では過去形)、愛している、そんな思いを確認していた。

家族というものは學びの學校でもある。

靈の學びの學校。

わたしの家族は、家族になってた人たちは、愛情に溢れていた。

けれどそれが、自分とまわりにつながることが下手だった。ように、いまは思う。

今ならば、また別の違った関係が築けたのかもしれない。

けれど、そのときは、互いに、互いが、

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墓じまい

墓じまい

ー墓じまいー
お盆前に、父と兄のお骨を、母の骨が眠るお墓に移しました。

そこは高台にある見晴らしのいい墓地。

そして本日が、亡父の誕生日でしたので、改葬の儀を執り行いました。

墓石には、書道家だった叔母が書いた『花』を彫ってあります。
種から育てた花を学校や名鉄沿線に、地域の畑仲間とボランティアで植えに行ってた花咲かじじぃだった亡き父。

明日には墓石は砕かれ更地となり、わたしは次の返還の手

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