オーバーリアクション

連載『オスカルな女たち』

《 スパイス 》・・・13

 玲(あきら)は「バカね…」と前置きし、
「逆にたいしたものだと思っているのよ。昔は昔で父親のせいで、寄ってくる男は将来を気にするやわなおぼっちゃんばかりで…ちょっと粋がっていると思うと、口先だけで逃げ腰だったり、女遊びでトラブル抱えていたり? そんなのばかりだったから」
「はぁ…」
 頭をかきながら緊張を誤魔化す秋山。
「20歳過ぎればなにかが変わるかと思っていたら

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オーバーリアクションでコミュニケーションが楽しくなって、好きになった話。

少し前にこんなツイートをしてみました。

それで、このツイートには書ききれなかったことを他所で話すことがあるんですが、どうやら時々役に立てているようなのでこちらにも書き残しておこうかと。

僕は昔はコミュニケーションが苦手だった

以前この記事の中にも書いたのですが、僕は高校生くらいの時まで、コミュニケーションするのが得意ではありませんでした。ていうか、めちゃくちゃ苦手だったと思います。

今こ

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話す言語で性格は変わるのか

渡豪してから毎日、英語の嵐の中で上手く聞き取れない&伝えられない歯がゆさを抱えながら過ごしていますが、この私の状況を説明するのに一役買っているのが

表情です。

日本語の場合、感情の細かい部分を知ってもらう時は言葉で説明するような気がします。

例えば、日本語で「いいですよ。」と言う場合は特に顔を意識せずにどちらかと言えば抑揚をどうするかで細かいニュアンスを伝えるような気がします。(文字なので上

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神様のいるところ

わたしは、空港の荷物を預けるベルトコンベアーのようなものに乗せられた無知で無垢な神さまが、そわそわしながらそれぞれ「魂」という不確かなものになって分配されて落ちてくる…と思っている
コウノトリがbabyを連れてくるかのようにゆっくりと、それぞれの使命をもって運ばれてくるのだと妄想している

そうやってちいさな神さまたちはわたしたちの中に秘かに存在しいて、オーバーリアクションで采配を振るうのだ。そう

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嬉しいです(*^-^*) あなたにいいことありますように
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読み聞かせ

図書館でアルバイトをしていた頃、幼児向けの「おはなし会」なるものがあった。エプロンシアターやマペット、紙芝居に絵本、いつかそれらを披露することがものすごく楽しみだったわたし
「おかあさんといっしょ」のお姉さんのように、笑顔でできる自信があった
でも、当時の若いわたしは「恥ずかしさ」に負け、さんざんな結果だったのです。嫌いじゃない作業だったから絶対にうまくできる自信があったのに!

なのに結果はお粗

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連載『オスカルな女たち』

《 水曜日。家出。 》・・・1

あっはっはっはっはっはっは…
ひーっ、はっはっはっはっ…
いゃーはっはっはっはっ…

「マコ、笑いすぎよ…」
 いつまでも笑いの止まらない真実(まこと)を、冷ややかな目で真正面に見据える玲(あきら)。
「だっ、だって。さ。はは…は…」

「マコちゃん見てる方が全然面白いんだけど…」
 玲の右隣に位置するつかさは吹き出しながら、反対側の真実のオーバーリアクションにま

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